VERY NAVY

「そうよ。私、ティファニーに夢中なの」。オードリー・ヘプバーンの台詞とともに記憶に刻まれる、ニューヨーク5番街にあるティファニー本店。82年にわたるニューヨーク本店の歴史上初となる全面改装が行われ、’23年4月にリニューアルオープン。象徴的なファサードはそのままに、建築家ピーター・マリノと重松象平がパートナーを務めるオフィス・フォー・メトロポリタン・アーキテクチャーがタッグを組み、約1万㎡の店内を再構築。新たに３階建てのガラス張りの空間が増築され、

メインフロアのアーチ状の窓に設置されたLEDスクリーンには１時間ごとに変化するマンハッタンのスカイラインやセントラルパークの情景が映し出されます。「ブルー ボックス カフェ」も、ティファニーブルーのインテリアが目を引くポップな空間に生まれ変わり、各フロアにダミアン・ハーストやリチャード・プリンスを始めとする著名なアーティストに特別に依頼した作品を含むアートピースがちりばめられているのも見どころ。ジュエリー同様、伝統と革新が素敵に共鳴するランドマークに。

本店で展示されるハイジュエリーコレクションの中でも注目は、ティファニーのレガシーでもある128.54カラットの「ティファニー ダイヤモンド」。本店リニューアルのタイミングでこの「ティファニー ダイヤモンド」のデザインが刷新。ダイヤモンドリングを愛の象徴として確立した初のジュエラーであり、「ダイヤモンド キング」とも称されるティファニーの、進化し続ける姿勢が垣間見えます。ティファニーのダイヤモンドは、極めて高い品質基準を設け、選ばれるのは世界の宝石品質のダイヤモンドの0.04%のみ。

クオリティを守り続けるだけでなく、時代の変化に応じたフレキシビリティも。自社の個別登録ダイヤモンド（0.18カラット以上）が、ティファニー ブルー ボックスに収められるまで、クラフトマンシップ ジャーニー（原材料調達・加工・ジュエリー製作履歴）の情報を提供するという、ダイヤモンド トレーサビリティを実現。自然環境を守る活動にも取り組み、LGBTQや女性のエンパワーメントも積極的に支援。そうした姿勢が、ティファニーに魅了され続ける理由です。