VERY NAVY

ロンドン生活も2年目、フリーアナウンサー秋元玲奈さんが発信するSNSは、玲奈さんのベースにあるコンサバスタイルに、ロンドンで受ける刺激でアップデートされた素敵なファッションが満載。昨年大好評だった“白シャツコーデ”に続き、今回は“大人の肌見せ”をテーマにお届けします♡

秋元さんの鎖骨で魅せる
サマーファッション！

私の場合は“鎖骨”
多様な国籍の人に囲まれて学んだ、
自分の強みを生かすこと

ロンドンの人たちは、日中とナイトアウトのスタイルをしっかりと分けていて、日中はアクティブウエアにノーメークでも、夜の食事には思い切りドレスアップして出かける、その華やかさは圧巻です。国籍が多彩な分、ファッションの表現も人それぞれ。彼女たちを見ていて、コンプレックスをカバーするより、長所を出す方が素敵に見えると気付きました。

それなら私は…と向き合ってみたところ、私の場合は鎖骨なのではないか、と。ということで、積極的にこんなトップスを取り入れています。これは、パリ旅行での一枚。旅は持参できるアイテムが限られているので、昼はデニム、夜は黒パンツと合わせました。デニムでも適度な色気になり、ナイトアウトにもマッチするのも鎖骨見せのいいところです！

BRAND：
ブラウス #Jacqemus
デニム #CO
シューズ #ALAIA
バッグ #CHANEL

強みその2 “肩” だけ見せる
トップスには
ノースリにはない色気が⁉︎

デコルテともう一つ自信を持てるのが、「鋭角ですね」と言われた肩まわり。このトップスは普段は隠している肩だけを見せることで、ノースリーブよりも色気が出るかな、と思うお気に入り。万能な黒スカートで品を意識してまとめました。

ロンドンで私が肌で感じているのは、こちらでは上半身の適度な肌見せは“品”と受け止めるけれど、極端なミニスカートや短いパンツなど脚の露出は抵抗を持つ人も多いよう。ファッションは自己満足で完結せず、一緒の時を過ごす相手がどう思うかも大切にしたいので、「郷に入らば郷に従え」でトップスで品ある冒険を楽しんでいる今日この頃です。

BRAND：
トップス#Alexander McQUEEN
スカート#Massimo Dutti
シューズ#MANOLO BLAHNIK
バッグ#HERMES

ナイトアウトの肌見せは
“大胆さより、心地よさ”
を優先したバランスに

ワンショルダーのロングワンピースにジャケットを肩がけして、夫婦で会食。少し露出が多めなのと、淡い色に締め色をプラスしたいと思い、このコーディネートはジャケットを脱がずワンピの一部として仕上げました。30代後半でも、肌見せは諦めたくはない。だからこそ、出すパーツは大胆さよりも自分の心地良い範囲にすることがマイルール。露出の過不足を考えならが、全体のバランスを整えることを大切にしています。

このワンピースは、L.A発のブランド「Reformation」(リフォメーション)で、ロンドンでも人気です。もう一つ日本未上陸の「Massimo Dutti」(マッシモドュッティ)と言うZARAのアッパーブランドも、デイリーからナイトアウトまで愛用しています。メンズもあか抜けていて夫婦でショッピングに行きたくなるお店。ヨーロッパで人気のブランドを見つけることも、楽しくなってきました。

BRAND：
ジャケット #The Frankie shop
ワンピース #Reformation
シューズ #Jilsander
バッグ #THE ROW
イヤリング #COS
ブレスレット #Hermes

番外編：ちなみに…日中は
レギンス率が高い！
1日の振り幅を楽しんでいます

ロンドンに来て１番変わったことは、ファッションの振り幅。東京では１日中着替えることはなく、朝一から綺麗めコーディネートで夜の会食まで対応できる服選びをすることが基本でしたが、今、子供の送り迎えは日中はこんなスタイル。少し前まではくるぶし丈のレギンスが主流だったけれど、今はこのバイカーショーツという短めがトレンドです。

ロンドンの送迎ママたちのレギンス率が高いことも、東京と違うと感じる点のひとつ。みんなヒップを隠さずに自信を持って着ている印象。その背景には、多様な国籍の人が集っていて、互いの“個性”を認める肯定感があるのかもしれません。そして夜会う時には別人のように着飾る、その華やかさや艶っぽさとのギャップは刺激的です。道を歩いている人に“あなたのドレス素敵、どこの？”なんて聞かれることも日常、他人のオシャレを気軽に褒められることっていいですよね。

BRAND：
スウェット&バイカーショーツ #Anine Bing
シューズ #CELINE
ネックレス #Philippe Audibert
ブレスレット #HERMES
バッグ #THE ROW

取材・文／井田理恵　編集／磯野文子
※文中のシャネルのアイテムは私物です。ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。