オシャレ上級者の“上質さ”を追求した【会食ワンピ&オールインワン】
ここ数年ワンピースをリラクシーに着ることも増えましたが、オシャレ上手な人たちは会食やビジネスなど、「きちんと」シーンで愛用していることが多いようです。今回は、ドレスショップを主催しながら、〝YON〟のクリエイティブディレクターも務める山城葉子さんに、上質さが目を引くアイテム選びのコツを教えてもらいました。
こちらの記事も読まれています
年を重ねて、
無理しない上質にたどり着きました
ドレッシーな光沢感の
オールインワンは
華やかな場に適任
ドレスにも使われるような光沢素材とピンクベージュの優しい色合いで、オールインワンもカジュアルすぎず、女らしく着られるところが私好み。人前に立つポップアップや講演会、かしこまりすぎない昼間のパーティなど、華やかなシチュエーションで活躍。
#OOTD
all-in-one: DRAWER
bag: Brunello Cucinelli
shoes: Aquazzura
jewelry: YON
上質さが引き立つ
普遍的で美しい
デザインに一目惚れ
深めのV開き、フロントのドレープ、上質な素材…と、デザイナー・馬場さんのこだわりが詰まったデザインに展示会で一目惚れ。普遍的で美しい1着は、流行りよりも長く着られるいいものを選びたい今の気持ちにもフィット。黒ほどフォーマルに寄らない濃紺も惹かれるポイント。
#OOTD
one-piece: TOMORROWLAND .B
bag: HERMÈS
shoes: Stuart Weitzman
jewelry: YON
さらっと1枚で
着こなせるからこそ、
エレガントさが大事
ドレスバイヤーという職業柄、昔から買い付けで海外に行くことが多く、現地ではワンピが定番でした。世の中がナチュラル志向になる中、最近は服も働き方もカジュアルになり、ワンピもリラックス感があるものが増えています。日中の黒ワンピはフォーマルすぎることもあり、ネイビーやカーキの登場頻度が高め。逆にキュッと艶っぽく仕上げたい夜のシーンでは黒ワンピに頼ります。カジュアルすぎるのは苦手なので、光沢素材や動くと揺れるシルエットなど、どこかに華やかさが入っているものを選ぶのもマイルール。また、長年ドレス業界に身を置き、様々な生地やパターンを目にしてきたこともあり、仕立ての良さや素材の上質さも吟味します。ワンピやオールインワンでホテルや星付きレストランに行くことも多いので、肩の力を抜きつつも、エレガントでいられるデザインを大切にしています。
<左から>AUGUSTのワンピは週1で着るくらいお気に入り。/コクーンシルエットがエレガントなワンピは、褒められ率も高め。/素材感が上質だからこそオフィシャルな場面にも対応。/立体スリーブと細身シルエットでカーキもエレガントに。/インナー問わずに着回せるから海外出張に必ず持って行く1枚。合わせた白シャツは、NAOKO TAKAI。
[Profile] 山城葉子さん
YOKO YAMASHIRO Designs代表。ドレスショップを主催しながら、〝YON〟のクリエイティブディレクターも務める。平日のカジュアル服、休日のお出掛け服を提案する子供服ブランド〝Catchup〟も手掛けている。
撮影/谷口 巧〈Pygmy Company〉皆川哲矢(静物)ヘア・メーク/只友謙也〈P-cott〉取材・文/坂本結香 編集/羽城麻子 撮影協力/ORIENTAL HOTEL、cucina RIFUKA
*掲載のエルメスのアイテムは本人私物のためブティックへのお問い合わせはご遠慮下さい。
*掲載中の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。商品は販売終了している場合があります。