知花くららさん「ジュエリーはもはや日課。家でもピアスは欠かせません」
和装、建築、短歌…モデルとしての枠に収まらない、嗜みごとの幅が広い知花くららさん。ジュエリーもそんな彼女の大切な嗜みごとのひとつです。心惹かれたものを少しずつ集めることで、“自分らしさ”が形作られていく…。NAVY初登場の彼女に、私物を拝見しつつ、こよなく愛する一品一品についてお話を聞きました。今回は、日常のONとOFFのジュエリー使いです。
カジュアルな服装の日が増え
よりジュエリーのチカラを感じる
毎朝起きて着替えをするのと同時に、ジュエリーを身につけるという知花くららさん。出かけるときは必ず時計をつけるし、ずっと家にいる日でもピアスは欠かせないそう。「ジュエリーをすると気持ちが整うので、もはや日課。無意識レベルでつけています。最近海辺の街に引っ越し、カジュアルな服装の日が増えたので、よりいっそうジュエリーのチカラを感じることも。ピアスだけでもしていたら、ふと鏡に映った自分に幻滅をすることもない。オンライン打ち合わせでも、もはやメークをするよりも耳元にポンと華やかなピアスをする方が顔が明るく見えて効果的ですよね」。
いつもよりドラマチックに、
ジュエリーもレイヤード
お出かけの日
アートギャラリーやレストランへ――ちょっとドレスアップしたい日は、ジュエリーを重ねて華やかさを整えます。コーディネートから生まれるハーモニーを楽しんで。
甘いアルハンブラを
たくさん重ねることで
モードな雰囲気に昇華
ヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラシリーズをつけるときは、それ自体が甘いので、辛口なファッションに合わせることが多いです。センシュアルかつ大胆なブラウンレースのシャツドレスに、ブラックパンツを重ねたハンサムコーデがまさにそれ。マザーオブパールの白が、ダークトーンの着こなしに映えます。
ドレス ¥143,000(ヌメロ ヴェントゥーノ/イザ)ピアス、リングは知花さん私物。
芯の通ったフェミニンさに
ひとさじのモード感を
ヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラは、上品でエレガントながら、凛とした佇まいが好きで。10年くらい前に最初に買ったマジック アルハンブラのリング、揺れ感が可愛いスウィート アルハンブラのエフイヤージュリングと、どちらもクリーンさが魅力のマザーオブパールをチョイス。ピアスは私には甘すぎる気がして躊躇していたのですが、グレーのマザーオブパールに出合い、少しエッジの効いたモードな雰囲気にひと目惚れ。パールつきのバーピアスはジュエリー屋さんに持ち込んでリメイク。15年くらい前に買ったミミソーのダイヤモンドのバーピアスの金具部分が壊れてしまったのを機に、パールをつけました。気分も一新、最近のお気に入りです。
個性的なものを一点投入で
シンプルな服に自分らしさを
普段着の日
海辺の暮らしでの日々は、いろいろジュエリーを重ねるよりもそれだけでスタイルが決まる大ぶりなものに頼ります。エッジの効いたデザインでカジュアルな服に切れ味を。
リラクシーなニットも
ボヘミアンピアスで
自分らしさを忘れない
ビーズがたっぷりとあしらわれたイヤリングは、ブラックドレスなどのフォーマルスタイルにも合いますが、あえてデニムに合わせるのも好き。かなり大ぶりで存在感たっぷりなので、これをつけるときは他はノーアクセでもサマになります。モヘアのカラーニットでもほっこりしません。
ニット ¥97,900 Tシャツ ¥53,900(ともにヌメロ ヴェントゥーノ/イザ)デニム、ピアスは知花さん私物
ワンアイテム完結、コーデいらずな
デザインの力を借りる
フリンジのイヤリングはエトロ。エトロのジュエリーはボヘミアンテイストが気に入っていて、他にもピアスとリングを愛用中。タグ・ホイヤーの時計はホワイトセラミックでラフにつけられて、海辺暮らしになって登場率が増えました。これからは〝冬にあえて白〟もいいなと思っています。サンゴとチェーンがセットになったピアスは同郷の友人が手がけるRUKA。サンゴ特有の優しい雰囲気に癒されます。大好きなパールも、普段はモード感を足せるTASAKIのバランスが大活躍。時計、ジュエリーはすべて知花さん私物。
知花くらら
1982年沖縄県出身。モデル。国連WFP日本親善大使。2006年ミス・ユニバース世界大会2位。著書に短歌集『はじまりは、恋』(角川書店)等、執筆活動にも従事。
撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉(人物)、草間智博〈TENT〉(静物) ヘア/Dai Michishita〈Sun and Soil〉 メーク/島田真理子〈UM〉 スタイリング/田中雅美 着付け/相澤美智子 モデル/知花くらら 取材・文/塚田有紀子 編集/井上智明
VERY NAVY12月号『[大特集]「時計&ジュエリー愛」が止まらない!Part 3 知花くららさんの”嗜み上手”なジュエリー愛がいま気になる』より。詳しくは2021年11/6発売VERY NAVY12月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。