【エルメス、シャネル、カルティエ】自分買いジュエリー”カブらない”3選
肌も体も、柔らかみを増してきた大人にとって、夏は、服でごまかしがきかない悩ましい季節。そこで頼りになるのがキリッと輝く本物の光。ジュエリーにはぼやけがちな輪郭を際立たせ、肌に艶を足してくれる効果が。いつものスタイルを洗練させる、夏ならではのジュエリーの新しいアレンジを伝授します。
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透かしのカメリアの花で
夏カジュアルに軽やかな甘さを
CHANEL
スポーティなハットのストラップにあしらったのは、シャネルのシンボル、カメリアの花のブローチ。指先には同じコレクションのリングを2本重ねづけしてもトゥーマッチにならないのは、透かし状のオープンワークゆえ。繊細な花びらを表現する、シャネルの彫金技術はまさに〝神業〟。軽やかな甘さが、真夏カジュアルに優しい空気感を演出してくれる。
ブローチの下側は緩やかなカーブを描き、美しく光を反射するよう計算されたデザイン。ブローチひとつあればTシャツやタンクもリュクスに格上げ。「カメリア コレクション」ブローチ[YG×DIA]¥1,540,000(シャネル)
夏≠透明感
大人の色石遊びは
次なるステージへ
Cartier
「夏の黒」のアクセントにしたいのが、透け感のないプレシャスストーン。マットなカラーパレットが作り出すニュアンスのある色合わせが、黒い服に鮮度をもたらしてくれます。アールデコを彷彿とさせる幾何学的なフォルムにパリのエスプリが薫る、カルティエならではのリング一択で。
2つのスタッズに囲まれた長方形の色石がモダンさを表現。スパイス的に楽しめるこのジュエリーは、限定店舗かつ限定点数で展開。出会えたら、それは運命。リング「レ ベルランゴ ドゥ カルティエ」【上】[PG×ピンクカルセドニー×ガーネット]¥462,000【下】[YG×マラカイト×DIA]¥830,500(ともにカルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)
真夏の日差しには
冷たいマテリアルの
〝艶〟を分散させつつ
大胆に盛る
HERMÈS
素肌にのせる輝きを一カ所に絞って盛り、アイキャッチとして効果を高めるのもひとつの夏テク。でも、エルメスのシルバーは耳・首元・手元とパーツを分散させ、かつ、いろいろなコレクションをミックス&マッチして盛っても美しく仕上がる唯一無二のブランドです。インテリジェンスが宿る磨き上げられたシルバーで、大人の遊びを表現して。
アイコニックな「シェーヌ・ダンクル」の鎖モチーフがグラデーションサイズになって縦に並ぶペンダント。ウィットに富んだデザインにエルメス流の「遊び」が漂います。ペンダント「シェーヌ・ダンクル・アンシェネ」[SV]¥471,900(エルメス/エルメスジャポン)
撮影/西原秀岳〈TENT〉スタイリング/伊藤美佐季 取材・文/湯澤実和子 編集/渋沢祥子
VERY NaVY6月号『[大特集]本当に暑い!真夏の「ファッションandジュエリー」 Part 3 夏を謳歌するジュエリーが欲しい』より。詳しくは2023年5/6発売VERY NaVY6月号に掲載しています。掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
*文中表記のPt=プラチナ、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SV=シルバー、DIA=ダイヤモンドを意味します。