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内田恭子さん『憧れのカゴバッグ』はフラワーデザイナー作のクラッチバッグ

知性のある上品なファッションと聡明なキャラクターで人気の内田恭子さん。VERY NaVYで、彼女が愛する「モノ、コト、場所」を通じてその〝審美眼と価値観〟を知るエッセイ連載。今回は竹田浩子さんのナンタケットバスケットのお話です。

内田恭子さんの

my LEGEND++vol. 13++

竹田浩子さんのナンタケットバスケット

 欲しいものリストにずっとあったナンタケットバスケット。世界一美しいと称される籠はやっぱりひとつは持っていたいもの。ひとつひとつ手仕事で時間をかけられて作られているものの美しさや存在感って、歳と共にだんだんと分かってくるものなのよね。teenの時にも本場でナンタケットに出会っていたのに、「手編みの籠? ピクニック行かないし」みたいなテンションでスルーしていた私。ああ、無知って恐ろしい。そしてようやくその価値が分かる今だからこそ大事に使いたいし、是非ともピンとくる気に入ったものがいい。

 これまでに何度か「ナンタケット一緒に作る?」という会にも誘われたけれど。いやいや無理でしょ。とにかくせっかち、出来栄えよりも早く仕上げたいと、金継ぎの先生にも毎回呆れられている私が作るバスケットなんて。自信がないうえに、きっと完成品を持って出歩けない(笑)。そういうわけで、ここ数年なんとなくナンタケットバスケットにアンテナを張っていたのでした。

 そして去年、ようやく私のもとへとやってきたナンタケットちゃん。フラワーデザイナーの竹田浩子ちゃんがデザインしたナンタケットラインのNouvelle Nantucket Basket。アメリカ・マサチューセッツ州ナンタケット島の伝統工芸品を季節、年齢、性別を問わずに、洗練された、クールなデザインに仕上げたもの。浩子ちゃんのフラワーアレンジメントもいつも大胆にもかかわらずシンプルで品があるのだけれども、このナンタケットも同じようなテイスト。やっぱりセンスがいい人が作るものは美しい。

 私が持っているものは、浩子ちゃんが持っていて一目惚れした、Calla Lilyというもの。クラッチ好きにはピッタリのデザイン。しかもデニムにも、フォーマルにも、さらにはお着物と一緒に持ってもしっくりときてしまう優秀さ。そして私が何といっても気に入っている点は、バスケットというと夏のイメージが強いけれど、 これにはファーを巻けるようになっていて、冬でも使えるのです。

 そして困ったことがひとつ。他のラインも素敵すぎて、ひとつは持っておきたい、ではなく、ふたつ目も欲しくなってしまうナンタケットなので、ご注意を(笑)。

Profile

内田恭子さん

1976年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、結婚を機にフリーランスに。現在は幅広いメディアで活躍する一方、上品かつ高感度なファッションも話題に。12歳と10歳の2児のママ。

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モデル・文/内田恭子 撮影/菊地 史〈impress+〉ヘア・メーク/小澤実和 スタイリングアドバイザー/三上津香沙〈DBLESS〉構成/松井美雪 編集/羽城麻子

VERY NaVY4月号『内田恭子さんのMy LEGEND vol.13 竹田浩子さんのナンタケットバスケット』より。詳しくは2023年3/7発売VERY NaVY4月号に掲載しています。*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

set-up_Peter Do, tops_LOEWE earrings_FULL OF GRACE*すべて内田恭子さんの私物です。

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