【オシャレな人のシャネルバッグ】母になり力の抜けた装いに合わせるのが心地いい
どうしようもなく心惹かれる、数々のアイコニックなデザイン。それと同じように、ココ・シャネルのマインドへの共感やリスペクトの思いも、ブランドの魅力。気づけばずっと恋焦がれている…そんなシャネルの求心力について語っていただきました。今回は、フリーランスPRの翁 安芸さんです。
※シャネルのアイテムはすべて本人の私物のためブティックへのお問合せはご遠慮ください。
30代に入り子育てが始まり、
装いに力が抜けてから
「シャネル」との親和性が
深まった気がします
フリーランスPR 翁 安芸(おう あき)さん
「A BUZZ FROM THE BEES」ディレクター。ほかフリーランスPR、ファッショニスタ、ソーシャライツとして活躍。トレンドを押さえたほんのり甘さ香るファッションにはファンが多く、ブランドとのコラボレーションでも注目されている存在。現在、第二子を妊娠中(※取材当時)。

#ootd
bag,hair accessory: CHANEL
dress: DESIGNWORKS×AKI WENG
earrings: Van Cleef & Arpels
sunglasses: GENTLE MONSTER
「ブティックに行くたびにシャネルの新しい世界観に触れるようで、シーズンを象徴するような主張あるデザインにも惹かれてしまいます」。ピュアなホワイトのサマードレスに、ペインティングのバッグがモダンな個性を添えて。
ニューヨークに住んでいた20代の頃に、マンハッタンで見かけた素敵な女性が肩掛けしていた使い込んだ感じの「エグゼクティブ トート」。母がTシャツとデニムに合わせていた「マトラッセ」……エレガントでラグジュアリーなイメージを持つ「シャネル」ですが、私が憧れを抱いたのは〝カジュアルに合わせるシャネル〟。
20代の頃はかっこいい女性になりたくて、ヒールを履いてシャネルのバッグを持ったりと、ちょっと背伸びをしたりもしましたが、30代に入り子どもが生まれてから必然的に装いがスポーティに。私が好きなちょっと甘めで、力の抜けたスポーティなスタイルに合わせるシャネルのバッグに感じたのは〝自分らしさと心地よさ〟、そしてちょうどいい〝華やかさとエレガンスの足し算〟。そこから定番だけでないスパンコールやペイントなどの遊び心のあるバッグや、それ以外のアイテムをデイリーに取り入れる楽しみが広がり、シャネルとの親和性が少し深まった気がしています。
記念日や自分へのご褒美などで少しずつコレクションしているシャネルですが、母から譲り受けた「マトラッセ」もその魅力は変わることなくずっと愛おしい宝物のひとつ。その証明された色褪せない魅力に、私の中にも〝大切に娘に繫いでいきたい〟という気持ちが芽生えています。

#ootd
bag,sneakers,ring: CHANEL
set-up: SYNE TOKYO×AKI-WENG
socks: CLEMENS
「パーティにと購入したスパンコールのバッグですが、今はスポーティなスタイルのほうがしっくりハマる感じです」。指に光るリングはシャネルのコメットコレクションのリング。「初めてのシャネルのジュエリーです」。

「白のマトラッセは、結婚式のときにハワイで購入。ちょっと勇気がいりましたが、使い始めるとその緊張感も好きだったり。シャネルに限らず身につけるものは自分らしさに繋がるもの。愛を持って、ケアしながら大切に使っています」。
撮影/谷口 巧〈Pygmy Company〉(人物)、西原秀岳〈TENT〉(静物)ヘア・メーク/太田瑛絵〈nude.〉取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
VERY NaVY5月号『[大特集]NaVY的「麗しのBAG & SHOES」Part2 憧れが止まらない!「エルメス愛」&「シャネル愛」』より。詳しくは2022年4/7発売VERY NaVY5月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。