UP

【留学体験記】中1でゼロからの英語特訓。1年後にイギリス留学を実現!

親子ともに留学を意識していなかった状況下、様々なきっかけで、イギリス留学を目標に一念発起。中1からの1年間、ゼロから英語を始め、現地家庭教師の授業を毎日受けながら1年後、イギリス留学の目標を見事に達成した中学生の男の子のお話です。

Vol.33 中2から現在も留学中【Tさんの場合】

Vol.33 中2から現在も留学中【Tさんの場合】

【留学したときの学年】
中学2年生9月~
【留学した国】
イギリス
【留学した学校】
ヨーク市の私立共学校
【方法】
個人のガーディアンを通して
【ステイ先】

【費用】
年間約1,300万円(学費、寮費、ガーディアン費こみ)

ゼロからの猛特訓。
英語の上達を日々実感できたことが息子の活力に

行くまで

息子が幼い頃は、特に英語教育を意識していなかったのですが、3年ほど前から私自身が仕事をし始めてから出会った方々の中に、留学経験のある人が思うより多かったこと、また、海外の景色を見てきた人の感性は留学経験のない自分とは違うことを実感しておりました。もともと息子はアートとプログラミングが好きだったので、小学生の頃から習いごとのひとつとして続けていて、特にプログラミングは賞をとったほど。中学に進学したタイミングで息子の将来を見据えた時、アートやプログラミングを学ぶには海外の方が向いているのではないかと思い立ち、お子さんに留学経験のある友人に相談しながら、プログラミングの授業が充実しているイギリスのボーディングスクールへ留学するために1年みっちり英語力をつけることを親子で決意。

友人に現地の教育に携わっているガーディアンを紹介してもらい、ブリティッシュイングリッシュを学ばせるために、オンラインでの家庭教師をお願いしました。日々夜の19時から夜中までマンツーマンでオンライン授業。英語のスキルがゼロな分、訛りのない英語を吸収できるという助言も頂きながら、中1の3月に実施される試験を目指して親子の二人三脚が始まりました。

息子本人は、ゼロから始めた英語の上達が楽しかったようで、一度も弱音を吐くことなく、逆に意地になって頑張っていた様子。中1の10月にアプライし翌年の3月にオンライン試験。ライティングとリーディング、数学の試験に加えてその場で言われたテーマに沿った作文を30分で仕上げるような内容でした。1カ月後に合格の通知を頂いた時は、“よっしゃ〜”と親子で大喜び!その後、中2の9月からイギリス留学をスタートすることに。

行ってから

イギリスへの渡航は息子単身で向かい、寮に入る前の数日間はガーディアンの家にお世話になりました。1年間オンラインで毎日顔を合わせてお世話になっていたので、待望の対面だったと思います。寮生活では3人部屋から始まって、今はオーストラリアの学生と2人部屋。最初は、部屋の片付けのことなどでよく喧嘩をしていたようですが、今年の夏は我が家へ2週間ほどステイしにくるほど仲良しに。現地での生活では、食べ盛りの男子にとって、物価が高いうえに寮の食事だけでは満足できず、のり、カップラーメン、ご飯やお菓子など食べ物のリクエストの連絡が頻繁!特に日本のカップラーメンは寮生に大人気であっという間になくなってしまうとか。ファストフードが6,000円ほど、カップラーメンが1,800円ほどする物価事情なので、帰国した際はスーツケース1個分の食料を持っていきます(笑)。また、公私ともにパーティが多く、着る服の相談によく電話がかかってくるのですが、成長期ですぐサイズアウトしてしまうので、帰国のたび、コスパ良く揃えられる服の調達に走っています。

学習面では留学後も学力の維持のために引き続きガーディアンに家庭教師をお願いしています。コストはかかりますが、せっかくならきちんと学んできてもらうことが優先と考え続行中。今年の9月で留学して2年経ちますが、年に数回ホリデーのたびに帰国してくるので思いの外寂しさは感じておらず、自己管理はじめ、帰国のたびに変わっていく息子の成長を楽しみにしながら迎えているところです。

取材・文/鍋嶋まどか 編集/水澤 薫

取材内容は、留学当時の情報になります。

Recommends

Item

Instagram

VERY NaVY

【VERY NaVY 2025年6月号】5月7日発売!

2025年5月7日発売
1100円(税込)

Index

PAGE TOP