あえて王道で選んだ「マックスマーラのテディベアコート」【VERY NaVY編集者の偏愛名品⑦】
Vol.7_“王道感“と“変身感“で選んだキャメルカラー
2年遅れでやってきた! 熟考しすぎて、今かーいというほど出遅れたテディベアコートデビュー。周囲のみんなが着ているのを1年見て、2年見て、ようやくこの冬決断。というのも2021年は空前のマックスマーライヤー。70周年ということもあり、ショートバージョン、ケープバージョン、背中にはマックスマーラグラムが描かれているものも登場するなどNEWSに溢れていました。担当ページでお借りしたこともあり、実際何度も何度も目にしてしまい大誘惑……!
昨年から気になっていたミディアムグレー、新色カーキ……気になる色はありましたが、カラーによって素材の風合いや光沢感も微妙に変わることもあり、まずは“テディといえば”の「キャメル」でスタンダードなスタートを切ることに決定! 今冬は不思議と例年定番の黒や紺のアウターをあまり着ていないので、結果ソフトカラーを選択して良かったように思いました。
ワードローブにお迎えして気づいたのは、特別な場所、特別なときに考え抜いて着るものではなかったということ。バサッと羽織れるとても包容力に長けたアウターなので、Gジャン、ツィードブルゾン、なんの上にも「あ、今日、着れちゃいますね」とストール代わりくらいの気分で投入できる。ちょっと地元でランチしようかというときにも、とにかく軽くて楽ちんなので「着ていっちゃいましょうかね……」となる。「寒いから」とか「バエるから」ではない、思わぬ登場が想像以上に多いアイテムでした。これは元を取れるかもしれない……!
すでに数年愛用中のスタッフの人はケアの楽さも魅力に挙げていました。まだ私にとっては出会って間もないアイテム。そして冬もまだまだ続くから、ここからたくさん良さを知っていくのだと思います。着るとちょっぴりコスプレみたいな変身感、笑。ふわもこの力を借りて、2022年は人当たりやわらかに(!)明るい自分を目指したいなと思います♪
撮影/西原秀岳<TENT>(静物)