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2021.10.10 UP

内田恭子さん「10年以上、香らない女で生きてきたけれど」

知性のある上品なファッションと聡明なキャラクターで人気の内田恭子さん。VERY NAVYで、彼女が愛する「モノ、コト、場所」を通じてその〝審美眼と価値観〟を知るエッセイ連載。今回は香らない女から晴れて香る女になったお話です。

内田恭子さんの

my LEGEND++vol. 2++

BULYのフレグランス
「オー・トリプル」

〝A woman’s perfume tells more about her than her handwrithing〟クリスチャン・ディオールの言葉。まさに! だからこそなかなか決まらない自分の香り。まだ若いころは色々な香水を試しながらつけていた時期があったけれど、いつからか自分だけの香りが欲しくて。甘すぎても、さわやかすぎても、強すぎてもだめ。日夜問わずまとえて、365日飽きない香り。しかも私の性格上、これ、と決めたらずっと共に過ごせるものでなければならない。道理でなかなか理想の香りには辿り着かないはずだ。気に入らないものなら、なにもつけないほうがいい!というわけで出産、育児と香りにデリケートになる時期も挟み、私は10年以上、香らない女で生きてきた。しかし。やっぱり出会いってあるんですね。数年前にお誕生日プレゼントでいただいたBULYのボディオイル。塗った瞬間にぴんときた。これぞ私の香りだ!(って、私のためにつくられたわけではないけれど)。苔とセージ、トンカビーンズとガルバナム(ウイキョウの一種)の自然由来原料のやさしさに溢れている。まるで森林浴をしているような、落ち着いた自然の甘さが漂う、色で例えればグリーンな香り。すっかり虜になってしまった私は、同じ香りの香水とクリームも揃え、香りの強弱をシーンによって楽しむようになった。アルコールやエタノールを使用していない水性だから、肌の水分を飛ばすこともなく、一日中ほのかに香り続けてくれる。こうして私は香らない女から晴れて香る女になった。ちなみに、子供たちにとって母親とその香りは強力に紐付いているようだ。美容院帰りや、仕事でヘアメイクをした日などは「ママ、今日はママの匂いがしない」と必ず言う。そういえば、私の母の匂いはローズ系の香りだったな、とふと思い出す。香りは記憶と確実につながっている。将来、親元を離れ、どこかでこの香水の香りを嗅いだときに、息子たちは私を思い出してくれるだろうか。そのときはいつもの小言ばかり言っているシワを寄せた私ではなく、できたら森林の女神のような笑顔を湛えた私を想像してもらえないかと厚かましく願うばかり。

TOPS_BRUNELLO CUCINELLI

フレグランス「オー・トリプル(リケン・デコス)」75㎖ ¥19,250(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)

Profile

内田恭子さん

1976年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、結婚を機にフリーランスに。現在は幅広いメディアで活躍する一方、上品かつ高感度なファッションも話題に。11歳と8歳の男児のママ。

モデル・文/内田恭子 撮影/谷田政史(CaNN) ヘア・メーク/佐藤健行(HAPP’S) スタイリング補助/三上津香沙(DBless) 構成/松井美雪 編集/羽城麻子

VERY NAVY11月号『 [新連載] 内田恭子さんのMy LEGEND vol.2 BULYのフレグランス「オー・トリプル」』より。詳しくは2021年10/7発売VERY NAVY11月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。*すべて内田恭子さんの私物です。

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