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最新号特集

2021.04.10 UP

大人の「春アウター」今どきな選びと着こなし

“羽織り”は、着こなし全体の印象を左右するほど存在感があるもの。それだけに、選びから着こなしまで、私らしさにこだわりたい。そこで“羽織り”上手なスタイリスト辻直子さんが、カッコいいだけじゃない、どこか華のあるスタイルの作り方を伝授。

 

 

無造作な佇まいが美しい
注目ブランドの“ポステレガント”

 

いろいろなシーンやファッションテイストに馴染む万能性が魅力のネイビーコートは、一枚あると便利。バサッと羽織っても、色の持つ知的さでどこか上品なムードに。ネイビーのワントーンコーデには、ただ無難にならないよう、ドラマティックに映える柄ワンピで華やかさをもうひと盛り。大ぶりなシルバーアクセもポイントに。
コート ¥99,000(ポステレガント) ワンピース ¥26,400(ジャーナル スタンダード レサージュ/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店) ピアス ¥91,300〈SOPHIE BUHAI〉 腕に巻いたネックレス ¥79,200〈Harpo〉 バングル ¥69,300〈TAPLEY〉(すべてエスケーパーズオンライン) サンダル ¥108,900(ジミー チュウ)

空気をはらむように軽やかでしなやか。
マキシ丈のたっぷりシルエットが気分。
--辻直子さん

 

「今の時代背景の影響も多少はあるのでしょうか。カッチリとしたものより、どこかリラクシーさを醸すアイテムばかりが目に映る今日この頃。春コートも然りです。今選ぶなら、ロングというよりはマキシ丈で、着るだけで存在感の出る、たっぷり分量のあるワイドなものを。素材はとことん薄手で、装飾は削ぎ落とし、歩くたびに空気をはらむ軽やかなものがおすすめです。ボトムスも同じくゆるっとしたものを選べば、より最旬バランスに」

 

365日大好きなGジャンは
時に少女っぽさでアクセントを

 


今季、Gジャンを一枚厳選するなら旬シルエットの長めでゆったりしたものを。これに今年らしいタックパンツやローファーを合わせて、よりメンズライクに寄せた着こなしに。そこに、おでこを出したまとめ髪やピンクバッグで可憐さをプラス。このギャップで、一歩抜きん出たオシャレに。
Gジャン ¥41,800(ハイク/ボウルズ) シャツ ¥39,600(ポステレガント/エスケーパーズオンライン) パンツ ¥30,800(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店) バッグ ¥379,500(ヴァレクストラ/ヴァレクストラ・ジャパン) シューズ ¥126,500(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)

男の一面も持っている“ブルゾン”。
女性が着るギャップで
面白いニュアンスを生んでくれます。
--辻直子さん

「元来メンズファッション由来のものを、女性が着ることで化学反応が起こり、着こなしに面白みが生まれます。個人的に私はGジャンでそれを楽しんでいて、いつもその時のベストを探しまわっています。それ以外にも、ブルゾンが豊作な今季。カジュアルに振り切らず、素材や色味などどこかに“キレイ”があると、大人が素敵に着こなせると思います」

 

あくまで肩肘張らない
しなやかさが魅力。
軽やかなリネン素材が有効

 

ドライな質感のリネン素材を用いたジャケットは、ガウン型のオーバーサイズをあえてザクッと羽織ったのもポイント。ベージュの色合いも柔らかな印象を加速。そこに、フレッシュなカラーパンツで女らしいエッセンスを。
ジャケット(ベルト付き) ¥75,900(カバナ/ノーブル 六本木ヒルズ店) ニット ¥20,900(ユニオンランチ/サザビーリーグ) パンツ ¥19,800(ジャーナル スタンダード レサージュ/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店) 時計 ¥1,188,000 腕に巻いたネックレス ¥902,000 リング ¥1,452,000(すべてカルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター) パンプス ¥113,300(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

 

ジャケットは“衿”で印象が決まります。
大人の女性は
しなやかなシルエットのものを。
--辻直子さん

「ジャケットってどんな服装にも、きちんと感を足してくれるのが魅力ですが、それは衿のカチッとした印象が強いから。一方で、それが強い印象になりすぎることも。今なら、衿の主張がなく、シルエットもゆったりとしていて、丈が長めで軽コート感覚でさらりと纏える、エフォートレスなものを。これなら、気負わずに、心地よく、そしてジャケット本来の端正さも楽しめる気がします」

撮影/生田昌士〈hannah〉 スタイリング/辻 直子 ヘア/Dai Michishita メーク/佐々木貞江 モデル/滝沢眞規子 取材・文/塚田有紀子 編集/渋澤しょうこ 撮影協力/バッググラウンズ ファクトリー

 

VERY NAVY 5月号『[大特集]「羽織り、靴、時計」が“カッコいい私”の3種の神器』から
詳しくは2021年4/7発売VERY NAVY 5月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

 

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