通年着られる春夏ワンピ5選!季節またぎの着こなしテクニック
着こなしがシンプルになるこれからの時期は、ワンアイテムで完成するワンピースが便利。そこで大人の春夏ワンピの選び方をスタイリストの斉藤美恵さんに伺ったところ、「春夏ワンピは、選びや着こなし次第でシーズンレスに着回せるんです」との朗報が! さらっと一枚で着こなせるのはもちろん、重ね着すれば秋冬も活躍し汎用性の高いスタメンに。「重ね着をすること前提で、袖あり&ハリ感のある素材を選ぶことがポイントです」、と教えてくれた斉藤美恵さんのおすすめをご紹介。
秋冬にはインナーにニットを重ねたり
カーデを羽織って
レイヤードできるワンピを狙う
「まずは暑い季節に着ることを考えて、保温性のあるウール素材が入っていない春夏ワンピースを選びます。これに温かい素材を重ね着すれば秋冬でも着こなせて、オールシーズンで活躍。次に重ね着すること考えると、袖が五分〜七分丈のふんわりスリーブや艶のあるハリ素材がベストです。ハイネックのニットをインしたり、ざっくりカーデを羽織った着こなしもサマになり、ワンパターンになりがちなワンピースの着こなしのバリエーションが広がります。ここで紹介するのは、同色のインナーを取り入れた、レイヤードスタイル。襟元や袖口のレイヤードで、一枚で着る時とはムードが変わります」(斉藤さん)
例えば5月号に登場した
ジル サンダーの黒ワンピなら…
ワンピース〈阪急うめだ本店限定〉¥304,700バッグ¥212,300ブーツ¥154,000(すべてジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)インナーに着たニットはスタイリスト私物
《VARIATION》
上品な女らしさが叶う、ウィム ガゼットのエクリュ色のワンピ
上品な女らしさが叶う、ウィム ガゼットのエクリュ色のワンピ
程よくゆとりのある袖とストンとしたストレートシルエットは、レイヤードしやすいだけでなく、体型カバーにも一役買うデザイン。ハリのある素材できちんと見えするから、スニーカーやフラットサンダルで足元を着崩しても上品さをキープ。
ワンピース¥41,800(ウィム ガゼット/ウィム ガゼット 玉川高島屋S・C店)
甘口デザインもリッチに格上げする、ロデビエのシャーリングワンピ
甘口デザインもリッチに格上げする、ロデビエのシャーリングワンピ
ハリのあるコットン素材で、パフスリーブやシャーリングも甘くなりすぎず、大人にフィット。胸下切り替えのシルエットでメリハリが付き、フルレングスのワンピもバランスよく着こなせる一着。秋冬はざっくりとしたニットカーデを重ねても似合う。
ワンピース¥64,900(ロデビエ/エストネーション)
旬のディテールが詰まったドゥロワーのストライプワンピは着映えも約束
旬のディテールが詰まったドゥロワーのストライプワンピは着映えも約束
バンドカラーやふんわり袖、ティアードシルエットでトレンド要素が盛り込まれ、ストライプワンピも今っぽく着映えるデザイン。タートルカットソーとの重ね着やロングブーツ合わせなど、寒い時期のスタイリングにもマッチ。
ワンピース¥115,500(ドゥロワー/ドゥロワー 六本木店)
同色カーデを重ねれば印象が一変する、エイトンのAラインワンピ
同色カーデを重ねれば印象が一変する、エイトンのAラインワンピ
ドレープ入りのAラインシルエットで動くたびにドラマチックに揺れるワンピース。アームホールはボリュームがあり、薄手ニットのレイヤードも可能な汎用性も兼備。同色のニットを羽織れば、大人の余裕漂うスタイルに。
ワンピース¥75,900(エイトン/エイトン青山)カーディガン¥34,100(ロエフ/ロエフ 六本木店)
Profile
斉藤美恵さん
VERY、VERY NAVYをはじめとする女性誌からオンラインメディアまで幅広く活躍。「無駄なことはしない」という合理的視点で作り出されるシンプルかつ洗練されたスタイリングが定番。
問い合わせ先
エストネーション 0121-050-3971
ジルサンダージャパン 0120-919-256
ドゥロワー 六本木店 03-5786-4844
ウィム ガゼット 玉川高島屋S・C店 0364310608 エイトン青山 03-6427-6335
ロエフ 六本木店 03-5786-0877
スタイリング/斉藤美恵 撮影/後藤啓太〈W〉(人物)、佐藤 彩(静物) ヘア・メーク/野田智子 モデル/高橋マリ子 取材・文/坂本結香