【吉川ひなのさん】今幸せに子育てできている理由は「好きなことしかしていないから」
ハワイで3児の子育てを健やかに楽しむ、吉川ひなのさん。大切なものだけにフォーカスすると、子育ても毎日もすごくシンプルに、幸せを見つけやすくなる……。苦手を手放した、〝好き〟に溢れた日常が、変わらぬチャーミングな笑顔の理由でした。『VERY NaVY』6月号で語ってくれたインタビューの後編をお届けします。
吉川ひなのさんインタビューの前編はコチラ
❝ 自己肯定ができないと
承認欲求が強くなる。
心がけているのは
認め合うコミュニケーション ❞
ワンピース¥41,800 ベスト¥33,000(ともにハイク/ボウルズ)サンダル¥47,300(フォルテ フォルテ/コロネット)イヤリング¥610,500 ネックレス¥2,402,400 ブレスレット¥336,600(すべてヴァン クリーフ&アーペル/ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)
利害のある付き合いが苦手。
器用な人生は来世に期待
私は13歳でデビューしてからずっと、何をするにも周りの大人たちの許可が必要で、誰かが勝手に決めたことでも責任は背負わされ、自分の人生を生きている感覚がまったく持てなかったんです。それが妊娠をしたときに初めて「私はこの子の母親で、ひとりの人間。それ以上に大切なことはないから、もう誰にも何も言わせないんだ」と、今まで囚われていたものから自分を解放することができた。「誰にもコントロールされない人生って、毎日がこんなに楽しい!」と、母親になってからは毎日ワクワクして目が覚める感じです。
子育ては、良いも悪いも世代間で連鎖するという説がありますが、そうじゃないこともある。なかなか大変な環境で育った私が、今幸せに子育てできている理由は〝好きなことしかしていないから〟。もちろん、社会で生きていくには好きなことをするための付属品が常にあって、それは楽しくないことだったりする。
でも、「ハッピーなゴールが待っている」と思うとサクサクといい感じに解決することができるし、新しい目標やそれを頑張るエネルギーも湧いてきます。自分の中で利害ではなく、事柄として向き合う。
私にとって利害を考える人間関係はものすごくむずかしくて、心地よくあるためにそういう思考はできるだけ取り除きたい。プライベートに関しては特にそうで、本当に仲良くしたい人とだけお付き合いしています。ママ友もいますが、〝ママ〟という肩書がなくても友達になれる人。人付き合いがいいほうではないから、変わり者って思われているかも知れません。でも、それでもいいやって。だって、苦手なんですもん。みんなで仲良く集まっているキラキラした写真を見ると、寂しくなることもあるんですよ。でも、そういう人生は来世に期待することにしました(笑)。
子どもたちから求められる幸せ。
「ママになれて良かった」
コロナ禍を経て、ハワイと日本を行き来しやすくなってきたこれからは、好きなこと、やりたいことをさらに精力的に頑張る予定です。こだわりのある身の回りのアイテムを、全部自分で作ることが夢。
そのプロダクトを通じて、より良い未来のために微力でも貢献していきたい。昨日は、大阪から東京に向かう新幹線のホームで長女から連絡が入り、束の間のビデオ通話をしました。画面いっぱいに3人の顔が並び「ママー!」と大騒ぎ。こんなに人気者になれる人生、幸せを嚙み締めちゃいます。
ハワイにある自宅の庭に作っているおままごとスペース。ここではどんなに汚してもいいというルールにしています。
Profile
吉川ひなのさん
よしかわ ひなの。13歳で芸能界デビュー。2012年にハワイへ移住。すべての女性と地球に寄り添うナチュラルスキンケアブランド「hinalea」をプロデュース。インスタアカウントは@hinanoyoshikawa
この続きは…
VERY NaVY6月号をチェック!
▶︎『NaVY』2023年6月号の中身を立ち読み!
【ご購入はコチラから】
▼Amazon
▼セブンネットショッピング
▼HMV&BOOKS online
▼楽天ブックス
▼kokodeブックス
▼定期購読はこちら
撮影/酒井貴生〈aosora〉 スタイリング/宮澤敬子〈WHITNEY〉 ヘア・メーク/菊地美香子〈TRON〉 取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
VERY NaVY6月号『子育て第2シーズン、どうですか? 吉川ひなのさんインタビュー』より。詳しくは2023年5/6発売VERY NaVY6月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。