VERY NAVY

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Uchida Kyoko

内田恭子

2022.12.15 UP

内田恭子さんの「大人のチュールスタイル」は“あの人”がお手本!

知性のある上品なファッションと聡明なキャラクターで人気の内田恭子さん。VERY NaVYで、彼女が愛する「モノ、コト、場所」を通じてその〝審美眼と価値観〟を知るエッセイ連載。今回はFabiana Filippiのチュールスカートのお話です。

内田恭子さんの

my LEGEND++vol. 12++

Fabiana Filippi
チュールスカート

 チュールってときめく。小さい頃から一度は憧れるチュールスカート。バレエの発表会やお誕生会のドレス、そして大人になっての結婚式。キラキラの夢があのふんわり生地の中にぎゅっとつめ込まれているような気がする。そして大人になってもその気持ちは変わらない。昔ドラマ『SEX and the CITY』で主人公のキャリーがチュールスカートを纏い、カジュアルにでも女性らしくNYの街を颯爽と歩いているシーンを見た時の衝撃は忘れられない。な、ななななんてクールなんだ。感動のあまり胸をギュンとわし摑みにされた気分だった。一歩間違えるとそれこそ結婚式?プリンセス?と突っ込まれそうな甘いチュールを、大人になってもそんなにも格好良く着こなせるなんて!しかもあのスタイリングは今の時代でも色褪せていない。そう、チュールスカートは永遠なのだ。

 というわけで大人はクールなチュールスタイル!を目指していた私にとって、Fabiana Filippiのタイダイ柄のチュールスカートは完全にツボ。無地のチュールスカートは、トップスや足元をくずさないと甘くなりすぎるのに対して、このチュールスカートは一枚で、甘いもクールも持ち合わせている。なんて賢い子なんだ。問題はチュールスカートで見逃せないボリューム。ボリュームがありすぎるのも野暮ったいし、少ないのも悲しい。程よいふんわりで、これを着ている時の心の軽やかさ。タクシーに乗り込んだ時、スカートがまだ開いているドアからふわりとこぼれ落ちている。運転手さんが「あ、スカートが…」と言ってくれるのに対し、「あ、ほんと」と言いながら柔らかい生地をたくしあげる時の気持ちよさ。しかも合わせるアイテム次第で、どんなシーズンやTPOにも対応してくれる。ロゴ入りのTシャツを合わせて近所のハンバーガー店から、シックなニットを合わせて予約の取れないお店まで幅広く活躍する。この夏に買ったばかりだけど、一生のお付き合いになること間違いなし。チュールスカートを穿いて、街に繰り出そう!

Profile

内田恭子さん

1976年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、結婚を機にフリーランスに。現在は幅広いメディアで活躍する一方、上品かつ高感度なファッションも話題に。12歳と9歳の2児のママ。

モデル・文/内田恭子 撮影/渡辺謙太郎〈CaNN〉ヘア・メーク/佐藤健行〈HAPP’S〉スタイリングアドバイザー/三上津香沙〈DBLESS〉構成/松井美雪 編集/羽城麻子

VERY NaVY12月号『内田恭子さんのMy LEGEND vol.12 Fabiana Filippiのチュールスカート』より。詳しくは2022年11/7発売VERY NaVY12月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。*すべて内田恭子さんの私物です。

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