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NAVYな女性って
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2021.06.05 UP

喋りのプロ、クリス智子さんが言葉のセンスを磨くために読む本

耳を撫でる心地よい声と、誰にでも分かる明晰な物言い。何度でも聞きたくなってしまうクリス智子さんのトークは、どこかリラックス効果も高い。ごく自然でありながら、気がつくと心に残っている彼女の口から発せられる言葉の数々。ライブでの本番勝負だからこそ、言葉の力を誰よりも意識しているに違いない。そんなクリスさんが、大切にしている言葉を集めた本を、ご紹介します。

 

心に刻まれる美しい言葉の数々。詩集を友人と贈り合う

心に刻まれる美しい言葉の数々。詩集を友人と贈り合う

言葉を扱う仕事をするクリスさんにとって、静謐であり情熱の固まりでもある詩集は、自身の世界をぐんと広げてくれるもの。
「詩集は、友達と贈り合って楽しんでいます。私の誕生日には、友人が中垣中也の『在りし日の歌』(左)を贈ってくれました。共通の友人である、イラストレーターの荒井良ニさんが、本のいろんなところに落書きをしているという本で、とても良い思い出になった一冊です」

英国文学の不朽の名作、アルフレッド・テニスンの『イノック・アーデン』(中央)。誕生から150年以上の時を超えて、原田宗典の訳で生まれ変わった本書。「イギリスを代表するテニスンが、ショートストーリーを書いているものです。幼馴染みの三人がどうなっていくかなど、愛の物語が美しい言葉で綴られています」

作家、長田弘がはじめて素の自分を語ったという一冊が、『一日の終わりの詩集』(左)。凛としていさぎよく、自らの「人生の秋」を綴るもの。「長田さんの詩集は本当にすばらしく、心に余韻を残してくれるものばかりです」

ポップな絵本で読む、偉人たちがまだ小さかったころのこと

ポップな絵本で読む、偉人たちがまだ小さかったころのこと

クリスさんが、9歳になる息子さんと一緒によく読むという、洋書の絵本。アインシュタイン、スティービーワンダー、ホーキンスにマーティン・ルーサーキングなどなど、さまざまな偉人たちがどんな子ども時代だったかを読ませてくれる。
「アメリカで購入した、デザイン的にもかわいいシリーズ絵本です。偉人の子ども時代にフォーカスしたもので、英語だけど簡単に読めるものです。主人公が子どもとあって、子どもも自分との共通点を見つけたり、すんなり入っていけるようですね」

手料理や筆跡から紐解く、その人なりに魅せられて

手料理や筆跡から紐解く、その人なりに魅せられて

厳しい時代を強く生き抜き、世の中にその証を残した女性。クリスさんが心惹かれるのは、そんな女性たちの生き様。『茨城のり子の献立帖』は、詩人であった彼女が残した膨大な日記や料理のスクラップブックから、茨木家の食卓メニューを再現したもの。洋書『A Painter’s Kitchen: Recipes from the Kitchen of Georia O’keeffe』は、アメリカの画家、ジョージア・オキーフのレシピ集。晩年、彼女のパーソナルシェフを勤めた人の著書で、没後シンプルなライフスタイルも注目されたオキーフならではの、ナチュラル志向だった食事の様子が垣間みられる。
「どういうものを食べていたか、実際に作っていたレシピから人となりがわかるのが面白いんです。私は、人の暮らしを知るのが好きなんですね。また、人の直筆を見るのも大好きなので、茨城のりこさんの直筆のレシピ集は感激しました。冒険家のメモとか、偉人の記録とかも、夢中にさせられますね」

Profile

クリス智子

ラジオパーソナリティ。ハワイに生まれ、幼少期に京都、フィラデルフィア、横浜など日本とアメリカの各地の文化を色濃く感じる環境で育つ。上智大学比較文化学部を卒業と同時に、東京のFMラジオ局J-WAVEにてナビゲーターデビュー。J-WAVEでの出演番組に『GOOD NEIGHBORS』(月〜木13:00〜16:30)、『CREADIO』(金26:30〜27:00)がある。ラジオのパーソナリティのほか、テレビのMCやナレーション、トークゲスト、朗読や音楽、執筆など幅広く活躍する。

撮影/HAL KUZUYA 取材・文/須賀美季

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