仕事のバックの中身は、
相手も自分も心地よくいられるようにと
厳選したアイテムたち
持つ人の大切にしていることや好みが表れるバッグの中身。普段は人の目に触れることのない多くのアイテムたちにはそれぞれのストーリーが隠されています。今回は自分の「好き」だけでなく会う人への配慮も垣間見える、バッグの中身を公開します。
今月のherPOLICY
いつでもメンテナンスグッズをバッグに。
慌てない自分でいられます
20代の頃から買い付けや商品企画に携わり、ヨーロッパを中心に海外へ出かけることが多かった増山さん。現地で学んだことは良質なものを長く大事にする姿勢、さらに必要としている人に受け継いでもらうサスティナビリティでした。
「パリへよく行っていた当時、有名ファッション誌の編集者から聞いたのは、若手編集者たちはヴィンテージマルシェに並ぶハイブランドアイテムを上手に取り入れて自分たちのファッションセンスを磨いていくということ。モノを循環させて大切に継承していく文化をパリで感じました。日本でも最近は個人で売買することも容易くなりましたが、まだまだ消費文化。使わないものは上手に断捨離して、必要な人に渡していく。そして愛用品とは長くつき合う。そんな文化を盛り上げたいと思っています。私自身はまだあまり知られていない、他人とかぶらないものが好き。“それどこの?”で人との距離も縮まります」
- coordinate
- TOPS
- Maison Margiela
- BOTTOMS
- CELINE
- BAG
- BALENCIAGA
- SHOES
- VALENTINO
海外から来たデザイナーとの打ち合わせにはマルジェラのデザイン性のある黒トップスにバッグでアクセントを。小柄なのでヒールがマストですが、フラットシューズを持ち歩きます。
仕事バッグの中身のポリシー
“相手も自分も心地よくいられるようにと
厳選したアイテムたち„
a. エアポッズはパリのブランド、LEMÖNPLETのケースに収納。b. ネイチャーラボのMVPマルチビタミンでインナーケア。リップグロスはto/one。c. Hiroko.Kの香水はオーガニックで癒しを与えてくれるものと集中力を高める効果のあるものの2種類を。d. MARVISの歯磨き粉と歯ブラシセットとリボルブクロージングのマスク。e. iPhoneは2個持ち。仕事用のカバーはルイ・ヴィトン。f. ヴァレンティノの財布。g. エルメスのコインケース。h. シルバーの手帳はラコニックのもの。メモを取ることも多いので余白があり、日にちごとに大きなスペースもあって使いやすい。i. 一日に3件のアポを入れることもあって、フラットシューズは必須。シャネルのバレエシューズは形崩れ知らず。Dolce&Gabbanaのポーチに入れて。j. グローブは服のアクセントになるので、個性的なものを狙いがち。alistideというブランドのもの。
Profile
フリーPR 増山敬子さん
中学生、小学生の男女2児の母。セレクトショップのバイヤー、ディレクターを経て起業。現在はフリーで活躍。
撮影/福本和洋(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) ヘア・メーク/chiSa〈SPEC〉 取材・文/金沢由紀子 編集/永吉徳子
VERY NAVY 12月号『バッグの中身にMy POLICY❤︎』から
詳しくは2020年11/7発売VERY NAVY 12月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。