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vol.03-1 一緒に成長、私を語る〝時計〟のはなし

愛用する時計を通して、NAVYな女性にフォーカスする連載。第3回は、キッズファッションのオンラインメディアを立ち上げた女性。経営者として母親として、逞しく生きる彼女が大切にする家族の絆。その一幕には、豊かな人生のストーリーが凝縮されて。

Q.愛用の時計は何ですか?

A.ロレックスのデイトジャスト

今は亡き祖父からの、入学祝いです。

 

Q.あなたにとって腕時計とは?

A.腕時計をプラスしてその日のスタイルが完成する、ジュエリーに近い存在。

 

Q.他に持っている腕時計は?

A.カルティエのヴィンテージを持っています。

腕時計だけは、新品よりも古いものが好きなんです。

 

家族というぬくもりに包まれて、
変わりゆく日常を全力で走り抜ける。

家族というぬくもりに包まれて、
変わりゆく日常を全力で走り抜ける。

「周りが何と言っても、決めたことに突っ走るタイプ——」。PRという仕事だけでなく、新たにたったひとりでキッズファッションのウェブメディアを立ち上げた石川明日香さんは、自身をそう評価する。メディア制作期間中には、人生の転機も同時に経験した。
「会社の立ち上げと離婚、それから息子の中学受験も重なって。その1年は記憶がないくらいです。息子は不安だったと思うし、私自身も失敗できないと力試しのよう日々でした」。
 学生時代は祖父母も同居する大家族のなかで育ち、現在も二世帯住宅に14歳の息子と11歳の娘、それから大型犬と2匹の猫とともに暮す石川さんにとって、家族こそ癒しの存在。時折目をやるロレックスの腕時計も、亡き祖父からのギフトだ。
「もらったのは大学入学のお祝い。当時は文字盤がピンクの可愛らしいロレックスが流行っていたので、少し物足りなく感じました。でもいまになって、この時計の普遍的な美しさに共感できるようになりました」と、身につけることで感じられる家族のぬくもりにも支えられている。そんな石川さんに突然の出会いが訪れたのは、つい最近のこと。どちらからともなく「家族になりたい」と、出会いからわずか2ヶ月弱で入籍した。突然の結婚に周囲には驚かれるけれど、本人たちにとったらとても自然なことだったという。新しい風が吹き、突然に幕を開けた人生の第2章。「スペースを空けることで、新しいものが入ってくるのかも」と語る彼女は、いままさに人生を謳歌している。

Profile

石川明日香

SIX COUTURE代表。インハウス、フリーランスのPRとして活動した後、2018年にキッズファッションに特化したオンラインメディア『TIAM』を立ち上げる。14歳の男の子、11歳の女の子を持つママでもある。

撮影/HAL KUZUYA ヘア・メーク/久保フユミ〈ROI〉 取材・文/須賀美季 編集/澁澤しょうこ

 

 

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