ファッション業界人が愛する極上スパークリング『カ・デル・ボスコ』の魅力
「まずは泡で乾杯!」───そんなとき、ワイン通が選ぶのがイタリアのフランチャコルタ。シャンパーニュと同様に瓶内二次発酵で造られた高品質スパークリングワインでありながら、価格以上の満足度を得られるのがその理由です。なかでもファッション関係者が指名するのが、三大銘柄のひとつである『カ・デル・ボスコ』。今回は、イタリア在住のスタイリスト・栗原登志恵さんが、その魅力を現地からお届けします。
ミラノ在住の栗原登志恵さんが『カ・デル・ボスコ』へ訪問!
結婚をきっかけに、イタリアのミラノとアッシジで二拠点で生活をしている栗原登志恵さん。「イタリア人にとってフランチャコルタはアペリティーボや会食で楽しむ、“ご褒美の泡”。なかでも『カ・デル・ボスコ』は、ミラノ・ファッションウィークで多くのブランドがウェルカムドリンクとして振る舞う、業界人にも愛されているブランドです。我が家でも常備していて、来客や嬉しい出来事があるときに、ポン!と開けて乾杯します。そんな大好きなブランドのワイナリーに、今回は特別にお招きいただきました」

ワイナリーそのものが革新的でアートミュージアムのよう!
ロンバルディア州フランチャコルタ地区は、ミラノから車で北東へ約1時間強。「広大な敷地を有する『カ・デル・ボスコ』は、ワイナリーそのものがアートミュージアムのようです。エントランスの門も巨大なアート作品で“どんな志を持つ醸造家なのだろうか?”と、スタートから期待が高まります。アート作品は、ぶどう畑やセラーなど随所に点在し、こんな革新的でモダンなワイナリーに訪れたのは初めてで心が躍りました」

セラーのタンクの上に浮遊しているのは、ステファノ・ボンバルディエリ氏によるサイの彫刻。
わずか一代でトップブランドを築いた創業者
栗原さんを出迎えてくれたのは、創業者マウリツィオ・ザネッラさん。57年の年月をかけて『カ・デル・ボスコ』を育て上げたパイオニアです。「この地との縁は、お母様が夏の別荘としてこの辺りの土地を購入したことがきっかけだそう。彼が17歳のとき、フランス・シャンパーニュ地方に訪れて瓶内二次発酵の技術や文化に感銘を受けたことで本格的なワイン造りを決意。そしてまず、地下11メートルにセラーの建設から着手を。この着眼点が素晴らしいスタートでした。これによりワインの品質を極限まで高めるための温度と湿度が安定し、最高の熟成環境を生み出したのです。しかも、”美しい自然の景観を損なわないために地下にした”、という若かりし頃からの美意識が今の前衛的なワイナリーに繋がってるいるのだと思います」


栗原さんが感動!製造工程の丁寧な仕事ぶり
「ワイナリーに訪れて感動したのは、製造工程のひとつひとつの丁寧さです。ぶどうは傷がつくと発酵が始まるため、健康な実だけを厳選し限られた量だけを収穫。収穫後は特許技術「Berry Spa」で優しく洗浄。さらに、絞った直後のジュース(モスト)」をストレスなく発酵させるための画期的なタンクも導入。熟成は法定期間よりも長い2年以上の瓶内発酵をさせます。こうして完成する『カ・デル・ボスコ』の味わいは、澄み切ったキレと、上品でエレガントな泡立ちが魅力。美味しいもの好きなミラネーゼからも愛されるのも納得です」

努力と忍耐と実験、そして熱意の賜物でDOCGを獲得
フランチャコルタの歴史もまだ60年ほど。1995 年にDOCG(統制保証原産地呼称)を取得し、イタリアワインの最上位格付けに認められました。「その立役者の一人のひとりがマウリツィオ・ザネッラさんです。彼の話しから、自然を相手に努力、忍耐、実験、熱意の繰り返しで、ここまで辿りついたことが伝わってきました。近年は異常気象もあり、これからも課題との戦いです。リサイクルや太陽発電システムなど環境問題への取り組みも積極的。創業者をはじめ、スタッフみなさんの情熱に触れ、いつもの“乾杯”に大きな感謝がプラスされました」
『カ・デル・ボスコ』は2014年より自社畑をすべて有機栽培に移行。この恵まれた自然環境を守ることも、大きなミッションにしています。
ぜひ味わいたい!『カ・デル・ボスコ』おすすめの3本
今回紹介の『カ・デル・ボスコ』を体験したい人に、おすすめを3本リコメンド!まずは、フラッグシップ ワインである『カ・デル・ボスコ キュヴェ プレステージ エディツィオーネ46』からはじめたい。1976年に初めて販売され、2005年にキュヴェ プレステージへと昇華。突出したエレガンスとフィネスを持ち、アロマティックで、
また、もしイタリアのミラノへ旅行に行く機会があれば、ぜひワイナリーまで足を運んでみたい。事前予約すれば誰でも見学が可能です。
▶︎Ca’delBosco公式サイト
https://www.cadelbosco.com/en/
▶商品に関するお問合せ先
フードライナー
0120-28-6683
Profile

栗原登志恵
『JJ』からスタートし、『CLASSY.』『STORY』『HERS』 など多くの女性誌でスタイリストとして活躍。コンサバベーシックをベースに可愛らしさを加えたスタイリング、そして上品で懐の深い人柄でモデルや俳優、タレントからも慕われている。イタリア人との結婚を機に、2006年よりイタリアに移住。現在は、ミラノとアッシジの二拠点をベースに、時々東京を行き来する豊かな生活を送っている。
取材/栗原登志恵