ジュエリー賢者が『30年選手のゲレンデ』に乗り続ける理由
NaVY世代の運転&車ラバーにとっての愛車は、自分を的確に語る“象徴”でありパートナー。今回は30年来の相棒になった“ゲレンデ愛”を伺いました!
【NaVYな人の愛車SNAP vol.22】
kajabijouxディレクター・水島佳子さん×Mercedes-Benz G-class
ジャケット/CHROME HEARTS フーディ/Maison Margiela スカート/CELINE バッグ/HERMÈS ブーツ/PRADA
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19歳で免許を取って以来、歴代の愛車はメルセデス・ベンツ率が高く、実は7台目。今はデイリーがEクラス、週末は30年所有し続けている“ゲレンデ”に乗っています。購入が1994年なので、いわゆる自分ヴィンテージ。乗り換えのたびに手放そうかと考えましたが、当時の“ゲレンデ”ならではのレトロな風合いが魅力で、気付けば30年来の相棒的存在です。定期メンテナンスとタイヤ交換には気をつけていますが、それ以外は特別なリペアはなくても、四駆の力強い走りは健在。馬力があるので長時間運転していても疲れず、有馬や長島など関西圏の旅行なら迷わず愛車で行きます。この年齢になって、利便性だけじゃない豊かさを感じるところもゲレンデの魅力。カジュアルだけど重厚感のあるネイビーカラーにも惚れ込んでいます。
温もりのあるデザインに癒されるウッドパネル。ホイールも変えずに当時のままのオリジナルを楽しんでいます。30年前のデザインを“味わい”と感じられるところに愛着が湧きます。
空間を広く取ったラゲッジルームも“ゲレンデ”の欠かせない魅力。両親も含めた家族旅行で荷物が多くなっても安心だし、愛犬miuを連れてドライブに行っても寛げる空間として使えます。
運転中、目に入る手元のオシャレは絶対。ヘビモチーフと、モード感漂う無限大をデザインしたモノトーンリングはどちらもkajabijouxのもの。ターコイズブルーのような文字盤が個性的なロレックスを差し色に。
フランス在住の友人に頼んで買ってきてもらったクロムハーツのアウターはラフに着たいのであえてLサイズをチョイス。車内はあったかいので脱ぎますが、さっと羽織れるラフ感と一枚でサマになるところはさすが。
アイウェアは常に3〜4種類、車に置いています。肌を休ませるため、休日はノーメイクで過ごすことも多いので伊達メガネが便利。左からA.D.S.R、クロムハーツ、トムブラウン。
愛犬とのドライブ中、公園を見つけたらいつでも立ち寄れるよう、マルジェラのニット帽と、プラダのショルダーバッグも車に置きっぱなしに。合わせる服を選ばないから黒一択。
家から一歩出ると不安で、私から離れるのを嫌がりますが、ショルダータイプの「バーキン」のサイズ感がmiuにとってはしっくりくるようで、車の中ではここに入ると落ち着きます。
車内では香りものを常備。ニューヨークのお土産にいただいたクリグラーの香水はラグジュアリーな香り。ふわっと香るように、空間に軽くひとふりします。仕事柄、特にハンドケアは欠かせないのでハンドクリームは必需品。柔らかい香りが好みのティファニーのハンドクリームはダッシュボードに出しっぱなしにしていてもサマになるパッケージデザインも気に入っています。
※着用しているお洋服・バッグはすべて私物です。ブティックへのお問い合わせはお控えください。
Profile
水島佳子さん
kajabijouxディレクター。30代はカフェ併設の複合美容施設を経営したのち、2006年にジュエリーブランドkajabjoux を立ち上げ。大阪・北堀江にサロンを構える。現在はオンラインでの展開をメインに、東京で展示会も開催。プライベートでは中学生の女子の母。個性が光るジュエリー使いとハイブランドの着こなしが参考になると話題のインスタグラムは@kajabijoux 。
【メルセデスベンツ Gクラスってこんな車】
1979年に誕生して以来、多くのファンに愛され続けているメルセデス ベンツの最高峰SUV「Gクラス」。ドイツ語でオフローダーを意味するゲレンデヴァーゲン(GELANDEWAGEN)を由来とする「ゲレンデ」の愛称で親しまれている。高い耐久性とオフロード能力の機能性を武器に、無骨でスタイリッシュなボックス型の外観、高級感のある内装のデザイン性と、どちらも兼ね備えている唯一無二のモデルで人気を博している。
撮影/久保嘉範 取材・文/田中幸恵