ますますLEXUSが気になる!時代にフィットする【ラグジュアリーカー】
審美眼ある女性に伝えたい
車が私に呼吸を合わせるという最高の心地よさ
気持ちが伝わる、慮れる間柄は、心地いいコミュニケーションの基本。毎日をともに過ごす、多様なスケジュールを支えてくれる愛車にも、その関係性を求めたい。LEXUS・渡辺剛Presidentのインタビューから考える、理想のバディの条件。
ドアに触れた時から
LEXUSラグジュアリーは 始まっている
街にLEXUSが増えたーー。車を運転しながら眺める景色に、そんな実感を抱いている人も多いのでは。確かに2024年の全世界販売実績は過去最高の85万1214台、日本でも約8万台を記録という絶好調ぶり。女性オーナーも急増中で、NaVY読者のあいだでも〝次なるバディ候補〟と、その名をあげる人が目立つように。まずLEXUSオーナーたちが口を揃えて語る魅力は、高級ホテルのようなラウンジサービス、専任コンシェルジュによるきめ細やかなフォロー、メンテナンス時の代車サービスのクオリティ、全国LEXUS店での名門ゴルフ場でのオーナーズカップなどのイベント開催と、特別感を覚えるリュクスな体験の数々。
「LEXUSは、1989年にトヨタが手掛けるラグジュアリーブランドとしてアメリカで誕生。日本展開は2005年、今年で20周年を迎えます。日本のラグジュアリーブランドとして〝どうあるべきか〟と向き合うなかで、日本人のおもてなしの心を生かした、お客様ひとりひとりの立場や気持ちを慮るサービスを製品とセットで提供することを心掛けてきました。
フランスのメゾンのスニーカーがインスピレーションのモデル「LBX」。LEXUSらしい高級感と走行性能を備えつつ、コンパクトという気軽さが人気。
販売店のスタッフはみんな小笠原流礼法を研修し、礼節や所作を習得していますが、型があっての型破りと言われるように、基本がないと個々に寄り添う接客もLEXUSらしい型も見出せないという考えのもと、独自のサービスのスタイルを構築、進化させてきました。その評判が時間をかけて広がり〝LEXUSが増えた〟という、今に繫がってきたのかなと思います」と、渡辺President。
リュクスな体験はデザイン&乗り心地においても然り。例えばそれは、上質な服を纏ったときのような言葉では表現しにくい、それでも確かに覚える贅沢や快適、信頼感に似ている。「ラグジュアリーかそうでないかは、ドアに触れロックが外れる瞬間の〝音〟からはじまります。そのプッという音の耳心地のよさや、乗り込むときのドアの開閉の音や振動に心地よさや重厚感を出すために、何万回とドアの開け閉めを繰り返しながら、デザインや構造、素材などをチューニング。決定打となるのは、エンジンをかけて走りはじめたとき。タイヤが転がりだしたときに感じる振動や操作性のスムースさが重要で、少しでも気持ち悪さを感じるようではダメなんです」。幼少期にスーパーカーに魅了され、「車に携わる仕事に就きたい」と一直線に歩んできたという渡辺President。
渡辺Presidentと自身がチーフエンジニアを務めたモデル『RZ』
トヨタ自動車入社後はエンジン開発も手がけるなど、車専門誌の記者もおののくほどのマニアックな知識と経験を誇りながらも、その説明は私たちにわかりやすい。メカニズムが苦手な人を置いていかないやさしさもまた、LEXUSの信頼。
そんなLEXUSの乗り心地を最終的にジャッジするのは、マスタードライバーの役割も担う豊田章男会長だという。
匙加減が伝わる。
対話できる車という ジャパンクオリティ
「LEXUSをレストランとするなら、マスタードライバーは味を決定するオーナーシェフ。会長が一番こだわるのが〝対話できる車〟であること。対話とは、ハンドルを切ったときにドライバーの意図を汲み取ったかのように動いてくれるフィーリングであり、その安心感が持てない車はすぐに却下されます。感覚で分かり合える=車との対話がうまくいくと〝運転が上手くなった〟と感じることが増えるかもしれません。ちなみに、会長の豊田はフランスの某メゾンのスニーカーを愛用しているのですが、会長の〝このスニーカーみたいな車を〟というアイデアで誕生したのが『LBX』というモデル。履くほどに自分に馴染み、他を選べなくなると会長が語るそのメゾンスニーカーの魅力とは何か。開発チームも実際に買って履いて、研究。カジュアルだけど上質で、品もあって、心地いい。リッチなだけじゃない、デニムやスニーカーが似合うような日常に似合うラグジュアリーもLEXUSは意識しています」。
2025年のミラノデザインウィークでは「ブラックバタフライ」をモチーフにした展示が特別賞を受賞!
今までにない斬新なデザインがニュースとなった〝ステアバイワイヤ用ステアリングホイール〟。より感覚的に操作しやすいと、女性たちにも好評。
時代にフィットするラグジュアリーであるための挑戦、進化を止めないLEXUS。先進の電動化技術で新しいドライビング体験を追求し、2023年には車庫入れやUターン時にグルグル回さずに持ち替えの必要もない、丸くないハンドル〝ステアバイワイヤ用ステアリングホイール〟を発表。2025年は未来を象徴する新型コクピット操作デバイス〝ブラックバタフライ〟がミラノデザインウィークでも話題に。「LEXUSは運転に集中できるコクピット空間を重要視。〝アイズオンザロード、ハンズオンザホイール〟を最新テクノロジーをもって具現化したのが、黒い蝶が羽を開いたように左右に広がるディスプレイを配置したブラックバタフライです。運転中、何かを操作・確認するために目線は散らばりがち。それを解消するため、メーターなども含めた操作機能を視認性の高いディスプレイに集約。スマホ感覚で直感的に操作が可能で、運転の疲れもグッと軽減します」。モビリティの可能性を追求する根底にいつもあるのは、最高のバディでありたいという想い。ますますLEXUSが気になる。
渡辺 剛 Takashi Watanabe
President of Lexus International
群馬工業高等専門学校卒業後、1993年トヨタ自動車入社。
東富士研究所でエンジンシステム先行開発に従事、2012年Lexus International Co.に異動。
2023年Lexus International President就任。
PR・お問合わせ先/
レクサスインフォメーションデスク
☎0800-500-5577
(受付時間9:00〜17:00、365日年中無休)
取材・文/櫻井裕美 デザイン/大塚將生〈marron’s inc.〉 編集/磯野文子