母から私、そして娘へ…引き継いで行けるのがエルメスの魅力【3Bags,3Histories】
Vol.3 水島佳子さんは使えば使うほど 自分になじんでいくエルメスを相棒に
〈1〉両親と行った パリ旅行の思い出が詰まった クロコのミニケリー

クロコのミニケリーは25年前、家族で行ったパリで母が買ったものを譲り受けました。今では希少なミニケリー。しかもクロコというのもあり、持っているケリーの中で一番特別で、大切にしているものです。サイズは小さいですがバッグ自体に存在感があるので、フォーマルなシーンやドレスアップしたいときに活躍。年齢を重ねて、ようやく背伸びせず、母のように持てるようになってきたと自信を持たせてくれる存在です。25年経っても色褪せることなく、さらに魅力を増していると感じさせてくれるのは、エルメスのアイコンであるケリーの凄さだなと実感しています。
〈2〉いつか娘に受け継ぎたい マイクロピコタン

20年前にハワイで購入したマイクロピコタンは、ピンクカラーに一目惚れしたもの。ころんとしたフォルムにヴィヴィッドカラー、ポップな可愛さは唯一無二。デニムやオールインワンなどカジュアルな着こなしの日に持つことがほとんどです。今はまだ中学生ですが、娘が大学生になったら譲ろうと決めていて、そうやって母から私、私から娘と受け継いでいけるのもエルメスならでは。娘が大人になった時に、どんな風に持っているのか想像するのも楽しいんです。
〈3〉色・デザイン・サイズが抜群! スパイスを効かせてくれるバーキン

コレクションしているバーキンの中でも特に個性的で、置いているお店を探して買った思い入れのあるバッグ。紫色とセンターに施されたトレサージュ、エッジが効いた配色に惚れ込んで、7年経ってもさらに愛着が増す一方です。このバーキンに関してはラフに持ちたかったので35cmと大きめサイズを選んだのもこだわり。使えば使うほどレザーもクタッとして味が出てきて、自分のものに育っていく感覚も醍醐味です。
Profile

水島佳子さん
kajabijouxディレクター。30代はカフェ併設の複合美容施設を経営したのち、2006年にジュエリーブランドkajabjoux を立ち上げ。大阪・南堀江の予約制サロンを拠点とし、現在はオンラインでの展開をメインに、東京での展示会も行う。現在はオンラインでの展開をメインに、東京で展示会も開催。プライベートでは中学生の女子の母。個性が光るジュエリー使いとハイブランドの着こなしが参考になると話題のインスタグラムは @kajabijoux 。