VERY NAVY

見ているだけで癒されて、身につけるとまるで童心に帰ったように気持ちが浮き立つ。スウィートなモチーフジュエリーには、いつだって女心をくすぐる不思議な力がある。では、大人はどんなふうにつけるのが正解？凛としなやかに楽しむ“甘さのNextステップ„を伊藤美佐季さんがアンサー。

【ヴァン クリーフ＆アーペル】
ペルレ スウィートクローバー コレクション

❝ 甘いモチーフは、
大胆に重ねることで
「迫力」になる 　　 ❞

  ヴァン クリーフ＆アーペルのジュエリーの魅力はなんといっても、その完成された甘さにあると思っています。実は私自身、スウィートなモチーフはあまり得意ではないのですが、ハイジュエラーならではの品格を備えたこのメゾンの甘さにはやっぱり惹かれるものがあって、ブラックオニキスの〝ヴィンテージ アルハンブラ ブレスレット〟を愛用中。これを、しなやかでかっこいいイメージを持って、必ず重ねづけしています。

　今回そのスタイルを具現するのにぴったりだと思ったのが、〝ペルレ スウィートクローバー〟です。クローバーが配された新作と従来のメタルビーズデザインを10本重ねて味を出しました。さらに指にも横一線でリングのレイヤードを。素材も4種類ランダムにミックスした〝決めすぎないラフさ〟が甘さをスタイリッシュに変えるのです。甘さを裏切るようにたっぷりレイヤードすると、〝可愛いモチーフを愛するシャレた人〟に見えるから不思議。つけ方次第で印象がガラッと変わるのですから、ジュエリーは面白いと改めて感じます。それにこんな時代だからこそ、ポジティブになれる楽しさがあるのもいい。服をキレイな色にしたのもそのムードを大切にしたかったから。甘いジュエリーをこれくらい自由に、普段の生活の中で楽しめる大人って最高に素敵だと思いませんか？

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エルメスの“アートなリング”で滝沢眞規子さんと始める本格ジュエリー選び

スタイリング／伊藤美佐季　撮影／土屋文護〈TRON〉　ヘア／shuco〈3rd〉　メーク／島田真理子〈UM〉　モデル／滝沢眞規子　取材・文／榎本洋子〈TENT〉　編集／渋沢祥子

VERY NAVY11月号『伊藤美佐季さんの〝止まらない感性〟今の私は、NOルール vol.4』から
詳しくは2021年10/7発売VERY NAVY11月号に掲載しています。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。