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最新号特集

2020.07.10 UP

うつわ好き必見!ファッションデザイナーの「和食器使い」

その感度のよさと上品かつ繊細なデザインでNAVYスタッフからの支持も厚い、ファッションブランドの「SEA」。そのデザインからディレクションまでを手掛けるRIEさんは、衣食住すべてにおいてセンスの良さを発揮しています。大のうつわ好きと公言しているRIEさんの集めた、作家ものの和食器を盛り付けのヒントをご紹介します。

 

 

「実家の母の作る和食とともに思い出すのは、盛り付けられていた食器。私自身が母になった今、教えてもらったレシピを元に食事を作っています。私が記憶しているように娘の記憶にも残ることを考えて、丁寧に選んで大切に扱っています。ジャンルは違うけれど、うつわを選ぶことは洋服を選ぶことと同じ。自分が生まれたものをベースに、年を重ねるごとに深みを出していきたいです」

アンティークのような佇まいが魅力の須藤拓也さんのうつわ

アンティークのような佇まいが魅力の須藤拓也さんのうつわ

「アンティークの器のような味わいを感じさせる、須藤さんの染付。サイズ違いで揃えていますが、小さいものは薬味や家で作ったぬか漬けなどをのせます。軽くて扱いやすいもの魅力」

初心者でも扱いやすい、尾形アツシさんのうつわ

初心者でも扱いやすい、尾形アツシさんのうつわ

「ワンプレートも少し深めなうつわに盛るのが気分です。フラットになるよりも、少しの凹凸感がそれぞれの食材を美味しく見せる気がします。土の質感を感じるうつわは、和洋中とジャンルを問わず使えて、和食器デビューする人にもオススメです。この作家さんは、元々は東京で編集者をされていた方。彼が陶芸の道を選んでから気がついたことは”一つのうつわを作るのに、太陽や土いろいろなものの力を借りているということ”なんだとか。すべてのことはみんなで作り上げること、作家さんの背景やストーリーも購入の決め手に」

沖縄で出会って衝撃を受けた大好きな作家、小泊 良さんのうつわ

沖縄で出会って衝撃を受けた大好きな作家、小泊 良さんのうつわ

「4年前に沖縄のマクロビカフェで出会った小泊さん作のうつわ。キャンバスのようにユニークで鮮やかなうつわに心奪われ、お店の方に工房を聞き会いに行きました。今では4歳になる娘も小泊さんと仲良しで、彼のうつわが大好き。だから娘にうつわを選んでもらうと、必ず小泊さんの作品を持ってきます」

古き良きものへのオマージュを感じさせる、浜野まゆみさんのうつわ

古き良きものへのオマージュを感じさせる、浜野まゆみさんのうつわ

「私の場合、洋服を作る時には”温故知新”がひとつのキーワード。きっと器にも同じことが言えて、古き良き時代のものからインスパイアを受けたものは素敵だし、使い勝手も良いんです。浜野さんのうつわは初期伊万里を感じさせる佇まいで、食卓にすっと寄り添ってくれます」

RIEさん流うつわの盛り付けヒントを紹介!

自由に好きな具をパンにオープンサンドに。 意外と染付けなどの和食器に具を盛るのが相性がよい。

おにぎりとぬか漬けには 青染付けが見える横型の器を。

パスタには土の感じがよく出つつもシンプルな器を。

味違いで作ったふきの煮物は、ふたつの違いがよく分かる白い器に盛ります。

Profile

RIEさん/SEAディレクター

ファッションブランド「SEA」デザイナー兼ディレクター。「SEA」の洋服も販売している衣食住のセレクトショップ「S-STORE」(東京都世田谷区)には、ヴィンテージアイテムやうつわも並びます。今回紹介した尾形アツシさん、小泊 良さんのうつわはこちらで購入。
インスタグラムアカウント@rie_sea

写真提供/RIE 取材・文/井田理恵 
※こちらでご紹介したうつわはすべて私物です。

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