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【留学体験】高校1年からカナダへ留学。公立校から私立への転校にも挑戦

今回はカナダの公立高校から翌年にボーディングスクールへ転校したケースを紹介。しっかり者の長女が目標に向かって頼もしく邁進している姿を見守る様子が印象的でした。

Vol.18 高校1年から3年間留学【Iさんの場合】

Vol.18 高校1年から3年間留学【Iさんの場合】

【留学したときの学年】
高校1年生4月〜
【留学した国】
カナダ
【留学した学校】
1校目 Sands Secondary School
2校目 Seaquam Secondary School 
3校目 Brookes Westshore
【方法】
トフルゼミナールを通じて
【ステイ先】
公立:ホームステイ、私立:寮生活
【費用】
公立:年間約300万円
私立:年間約600万円
(ともに学費や寮・ホームステイ代、
手数料、航空券など込み)

より自分に合った環境をと
留学先で公立→私立への転校に挑戦。

行くまで

 夫の姉2人がアメリカ人と国際結婚していたこともあり、子どもの英語教育は意識していました。幼児期はインターナショナルのキンダーガーデンへ、小学校はインターではありませんでしたが毎週英語教室に通うなど、中学受験のために2年間英語をお休みした期間を除いては、2歳の頃から常に英語に触れる機会を作ってきました。娘も英語の勉強が好きになり、小学校のうちに英検準2級、そして中学校で2級を取得。その後はTOEFLの勉強に切り替え、個別レッスンをスタート。夫の姉たちが住むカリフォルニアへは家族でよく訪れておりましたが、中学生になってから、娘本人も留学を意識。中2の夏休みを使ってカナダのサマースクールへ参加したことがきっかけで、高校からの留学を具体的に考え始めました。いざという時に身内がいる安心感からカリフォルニアを留学先として考えましたが、最終的には留学生の環境や治安がより安心なカナダを行き先とし、個別レッスンでもお世話になっていたトフルゼミナールに相談。娘の性格的に束縛のない自由な学校が向いているのではないかとのアドバイスもいただき、カナダの公立高校の中からバンクーバーに所在し、IB(国際バカロレア)を取得できる公立高校を留学先として選びました。入学を申請する際には、英検をはじめ資格証明などは提出しましたが、公立高校の場合は特に試験もなく受け入れもスムーズに決めることができました。

行ってから

 中学卒業後4月にカナダへ出発。希望の高校が9月からの受け入れだったので、4月から1学期間だけ別の公立高校で過ごし、ホームステイ先も変えた上で9月から本格的な学校生活がスタート。娘にとってはいよいよ!という気持ちでいたもののこちらのホストファミリーが厳しく“お風呂は5分以内”“週末の夕食は午後3時”“遅い時間でもお迎えはしない”など、かなりハードな環境により娘がどんどん痩せてしまい、ステイ先を変えていただいたこともありました。そのタイミングで、2歳下の弟もカナダ留学の準備をスタート。のんびりタイプの弟は公立ではなくボーディングスクールをと探していた矢先「私もボーディングスクールで勉強してみたい!」と娘が言い出し、弟を留学させたいと考えていた私立のボーディングスクールの試験を受けて2年目に転校することに。2校(厳密には3校)の経験を通して、公立はのびのびしていて自由な分、自分でしっかりコントロールしないと流されてしまうから、ケアが細やかなボーディングスクールで学ぶほうが自分には合っていたと娘は話していました。コロナ禍で帰国できなかった年末年始は弟と2人で部屋を借りて楽しく過ごしたと連絡が来るなど、一緒にいてもらえることで親としても安心しています。2人を同時に留学させるには我が家の経済は本当に大変ですが…。昨年の9月からはカナダのトロント大学へ進学。医師になることを目標に4年後はメディカルスクールを受験するために常に勉強している娘。もともと白黒はっきりした性格でしたが更にしっかりした性格となり目標を立てて頼もしく前進している姿は、親としても感心するほど。遠くから見守るばかりです。

撮影/相澤琢磨 取材・文/鍋嶋まどか 編集/羽城麻子

VERY NaVY4月号『実例・我が家の留学体験記』より。詳しくは2022年3/7発売VERY NaVY4月号に掲載しています。
取材内容は、留学当時の情報になります。

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