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最新号特集

2020.12.12 UP

長澤実香さんに聞く、
ザ・ロウ「自分にとっての名品と出合う」

10月号からリニューアルしてスタートした、BRAND NEW STYLE styling by MIKA NAGASAWA。人気スタイリストの長澤実香さんに、 NAVY読者がもう少し深く知っておくと、もっとファッションが楽しめそうなブランドをフォーカスしていただき、毎月紹介していきます。今回お話しいただいたのは、ザ・ロウについて。本誌では語り切れなかったブランドの魅力について教えていただきました。

コート¥511,000タートルネックトップス¥36,000パンツ¥97,000シューズ119,000(すべてザ・ロウ/ザ・ロウ ジャパン

 

ザ・ロウの服は唯一無二の魅力にあふれていますが、もちろん安いものではないので、買うのを躊躇することもあると思います。
私が買い物をするときは必ず、そのアイテムを10年後やその先の自分が着たときにもいいと思えるかどうかを考えるんです。
「よし、じゃあ60歳の自分が着たらどう?」とか、「70歳の自分が着たらもっと素敵かな」とか。
そんな未来の自分を想像できたとしたら、そのアイテムは買う価値があると思います。
いちばん大事なのは、それが自分にとっての名品であるかどうか。
様々な雑誌などで名品が紹介された記事がありますが、それは自分に似合うものかどうかは分からない。
それがどんなに素晴らしいものであっても、自分にとっての名品にはならなければ意味がない。
例えば雑誌で黒の大きなバッグが薦められていても、店に行ったらブラウンの小さい方がしっくりくるかもしれない。
そうやって自分だけの名品づくりをしていくことがNAVY読者にとっても大事なことだと思います。
誰かの持っているものに憧れて追いかけたりするのではなく、自分に似合うものを知ることで自分のスタイルが出来て、やがて自分がまわりに素敵だなって思われる側になる。
そうやって買い物をすると後悔もないし、自分がさらに素敵になれるスタートラインだと思えて買い物が楽しくなる。
高価なものならケアしながら大事に使っていく経験が出来るし、いつか娘に手渡すときが来るかもしれない。
そういう意味では、本質的にいいものであれば高価な買い物はサステナビリティでもあると私は思っています。

Profile

スタイリスト 長澤実香さん

多くのファッション誌や広告、ベビー服ブランド「Hijiki.」のディレクションと、多岐にわたって活躍。目指す女性像やものに宿るストーリーが垣間見えるスタイリング提案は絶大な説得力あり。

[問い合わせ先]

ザ・ロウ ジャパン

03-4400-2656

 

撮影/田中雅也(TRON) スタイリング/長澤実香 取材・文/西澤未来(LVTN) 編集/永吉徳子

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