髪をショートにして新たな目標も。自分ファースト実行中!
とっても多才でどんなこともできるのではないかと思ってしまう辻元さんですが、本人はいたって控えめで、自分のことを多く語るタイプではありませんが、最近ますます内に秘めたエレルギーでどんどん輝きを増しているように見えます。2020年8月号の「この5年、VERYモデルの中に起きた“変化”」という企画ではその心の内を話してくれました。
長男を出産した頃の辻元さんは、言われるがままにオーディションを受け、与えられた仕事をこなしていたそう。もっと欲を出したほうがいいと夫からアドバイスされたことも。ですが、この5年、限界突破の連続の育児をしていく中で、自分でも知らなかった底力を発揮していったんだとか。”好きでやっていることだから”と何も言えなかった仕事も、事務所に自分の要望を伝えられるようになっていったといいます。「絵を描くことは好きだったけれど、結果を残していないのにこんな仕事がしたいというのは失礼な気がしていてブレーキをかけていた。でも『好きなことをやりましょう』と言ってくれたマネージャーのおかげで仕事の幅を広げられた」と辻元さん。「絵もダンスも得意だけど、抜きん出た才能はないことがコンプレックスだったけど、なにか一つで勝負しようとしないで、自分がやりたいことを掛け合わせてオンリーワンを目指せばいい。器用貧乏だと思っていた自分の生き方を肯定できた気がする」。はたから見ると、じゅうぶん抜きん出た才能があるのに!と思ってしまいますが、冷静に客観視できる辻元さんだからこそ今の活躍があるのかもしれません。
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撮影/花盛友里
YouTubeで調べながら独学で学ぶこともあるという絵を描くことは、寝かしつけの後にとりかかるそう。2021年2月号の「VERYモデルたちの『私ファースト』でいこう!!」という企画では、これからの野望についても教えてくれました。
次男が2歳になりイヤイヤ期も落ち着いて子育て一段落となった辻元さんには挑戦したいことが山ほどあるそう。息子たちのスクールの間に肌メンテナンスや教習所に通い、片耳だけエアポッズをして家事や寝かしつけをする傍ら、スマホアプリで英単語を学んだりと、育児以外のことに目を向けるようになったとか。髪型も、ずっとやってみたかった金髪ボブに! 今までは、モデルとしてアレンジが効くように、夫の好み、家事育児しやすいように、と<他人ファースト>で伸ばしていた髪を、<自分ファースト>で断髪。ふんわり柔らかなイメージからキリッとシャープなイメージになったのも大きな変化でした。「これからは、アパレルのコラボや大好きなアートを通して人に喜んでもらえる何かを生み出したい。発信する人ではなく、作り出す人でいたい」という思いを話してくれました。
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撮影/横瀬麻以
髪型を変えて脱ふんわりイメージ! 雑誌発売までの期間、インスタなどで髪型を隠すのに必死だったとか。
母になるとどんどん強くなるというのはよく聞きますが、モデル業、イラスト業の他に、アパレル企業とのコラボやラジオパーソナリティなど、子どもが増えて忙しくなるのと比例して仕事も増えていくという辻元さんも、まさに進化がとまりません。辻元さんの場合、好きなことを思い切って表に出し、やりたいと声をあげたことが飛躍のきっかけでした。その一歩を踏み出す勇気が大切なのですね。
VERY5月号からは巻頭でエッセイの連載もスタート。辻元さんのイラストと優しい育児話にじんわりします。
モデルだけにとどまらず、どんんどん肩書を増やして2児の母となってからも自分の才能を開花させていっている辻元さん。人生の可能性は未知で、自分の気持ちと努力次第でどうにでもなる。「もう遅い」なんてないんだな、とママたちに思わせてくれる辻元さんの活躍にこれからも注目です!