園生活とともにママにとってはちょっぴり憂鬱なお弁当生活もスタート。なかでも悩みの種はおかずのバリエーション。「赤・緑・黄」のマンネリ化を解決できる、丸暗記レシピを伝授します。
今回は、「黄色」のおかずバリエーションをご紹介。黄色といえば卵焼きがパッと思いつきますが、見渡すと意外と黄色い食材って他にも多いもの。しかもコーンやかぼちゃ、カレー粉など子どもたちの大好きな食材が多いのも嬉しい!
■トルティージャ風卵焼き
冷凍ポテトやチーズなど、子どもの好物ばかりを入れた焼きっぱなしの卵焼きに。青のりで味に抑揚がついて、彩りのアクセントにも!
【材料】
プロセスチーズ、チェダーチーズ、冷凍ポテト、卵、青のり
【作り方】
刻んだチーズ、冷凍ポテト、青のりを卵液に加え、卵焼きを作る
■マカロニのカレー風味サラダ
マカロニやショートパスタを食欲をそそるカレー味でサラダに。カップは餃子の皮をプリンカップに入れてトースターで焼いただけ。
【材料】
マカロニ、コーン(缶詰)、カレー粉、マヨネーズ
【作り方】
マカロニとコーンをカレー粉を加えたマヨネーズで和える。
■さつまいもオレンジジュース煮
耐熱容器に入れてそのままチンするだけだから鍋いらずで簡単。オレンジの香りや酸味が梅雨や暑い時期にもさっぱり。
【材料】
さつまいも、オレンジジュース、はちみつ
【作り方】
さつまいもにオレンジジュース、水(1:1)、はちみつを加えた液に浸し、レンジ弱で3~4分加熱。
■味噌かぼちゃサラダ
味噌のコクがしっかり主張した大人も楽しいかぼちゃサラダ。マヨネーズは少量でOK。茶巾型はラップや布巾でキュッと絞って。
【材料】
かぼちゃ、味噌、マヨネーズ、黒ごま
【作り方】
レンジでチンしたかぼちゃに、マヨネーズ、味噌、黒ごまを混ぜ、茶巾にする。
■油揚げと薄焼き卵のロール巻き
今回、使用した卵3個のうち、1つを卵黄にするとより鮮やかな黄色に。卵焼きがしっかり崩れにくく巻きやすいという小技も。
【材料】
油揚げ、薄焼き卵、のり、しょうゆ、マヨネーズ
【作り方】
開いて炙った油揚げに薄焼き卵、のり、しょうゆマヨネーズを塗って巻く。
お弁当を残されない
ための3カ条
1.味が濃いものはひとつだけ
2.プチトマトとブロッコリーをそのまま入れ続けない
3.彩りをシリコンカップやおかずカップに頼らない
「冷めても美味しいように」と濃い味のおかずばかり入れると子どもは飽きてしまうもの。メインにひとつ入れたら副菜はなるべく甘味、酸味など最小限の調味料で味付けを分けるのがオススメです。プチトマトとブロッコリーに頼りがちな彩りは、食材だけでなく赤はケチャップ、黄色はカレー粉、緑は青のりなど、調味料で色を足すのもひとつの方法です。
赤・黄・緑のおかずがバランス良く配置されるとお弁当はこんなに鮮やかで美味しそう。あとは、子どもの年齢別や大人用に分量を調節すればOK。お弁当ハードルがグンと下がります!
◉教えてくれたのは
料理家・橋本彩子さん
11歳の男の子ママ。広告の料理&スタイリングや数々の女性誌で人気。食材の勉強も兼ねた料理教室を築地で定期的に開催。
Instagram:@saiko_hashimoto
撮影/sono〈bean〉 調理・スタイリング/橋本彩子 取材・文/石川 恵 編集/磯野文子
*VERY2019年5月号「トマト、ブロッコリー、卵のスパイラルから抜け出せる お弁当の“彩り”一行レシピ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。