育児奔走時代も終わり。
次の目標は社会貢献
2020年8月号の「この5年、VERYモデルの中に起きた“変化”」という企画では、ママが働くこと、挑戦することについて熱弁。もともとは専業主婦に憧れていた亜希さんが、将来子どもに依存する母親になりたくない、子どもにいろんな経験をさせてあげるために稼ぎたい、子どもの成長とともに自分も成長しなくてはという思いから起業。マイペースに始めた会社もどんどんモチベーションが高まって、自分の中の優先順位や価値観が変わってきたと話してくれました。
「ママたちの“子どもを思う気持ち”がこれからの社会を支えていく力になると信じて挑戦し続けたい」と亜希さん。
育児に奔走する時期を終え、今度は社会に貢献できることを考える。きっと多くのママが理想としている形だと思います。簡単なことでないのは百も承知ですが、目標を持って突き進む亜希さんの姿はきっと励みになっているはず。
撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉
VERY児童館副館長もやっています!
子どもが大好きでいつもママの味方でいてくれる亜希さん。筆者が妊娠中に、出産やその後の生活にビビっている時も、「たくさんの人がやってることだから大丈夫だよ〜」「今しかない時期を楽しめばいいよ」と、気が楽になる言葉をかけてくれたことが印象的です。
昨年スタートしたVERY児童館というコンテンツは、コロナ禍でなかなかリアル児童館に行けず、孤独を感じがちな乳幼児ママに向けたオンラインサービス。亜希さんはこれに賛同して、副館長をやりたいと名乗りを上げてくれました! 月に1度のVERY児童館では、オンラインで亜希さんに直接質問できるという贅沢さ。楽しみにしてくださっているママたちに、亜希さんの優しい声かけやアドバイスが沁みます。
撮影/花盛友里
オシャレや働き方のモチベーションもアイディアも、原点は常に家族で、子どもたちと共に成長してきた亜希さん。
彼女曰く、「ママって、必要なことだけを無駄なく進めるスキルが高くて、効率的。新入社員教育をするように育児をしながら、家計のやりくりをする経理担当であり、家庭を回す役割はもはや社長。主婦はみんなスーパーキャリア!」
仕事をしたくても諦めているママがいるなら「やったほうがいい! 子どもが社会のために働けるようになって欲しいなら、母親がそういう姿を見せることも大事」と背中を押したいとおっしゃっていました。
若い頃から芸能界で働いてきた亜希さんですが、ママになって本当にやりたいこと、やるべきことが見えてきて、優先順位がつけられるようになったからこそ今の活躍がある気がします。
それはきっと、ママたちみんなに共通することであるはず。主婦だから、ブランクが長いから、と尻込みせずに、一歩踏み出す勇気をくれる存在です。そんなところでも、亜希さんはやっぱりママの味方なのでした。
文/井上さや