2022.11.04

井浦新さん夫妻「息子や自分の髪悩みを解決できるシャンプーを作りたい」【VERYweb独占取材②】

満足のゆく100％自然由来の石けんシャンプーを作りたくて、1年前に思い切ってふたりで会社を立ち上げた井浦新さん、あいさん夫妻。プロデュースした「Kruhi」は想像を超えたできばえだそう。実際に使った感想を教えてもらいました。
（>>前編はこちら）

——普段は表に出て表現活動をされている井浦さんが、裏方で物作りをすることは新鮮なことだったのではないですか。

井浦新さん（以下、新さん）そうですね。俳優業とはまったく違った面白さです。「Kruhi」誕生の背景でもある、春の南大隅半島の美しい風景を残したくて、動画も制作してみたんです（下記、商品紹介にリンクを貼ったオフィシャルHPにて観られます）。友人の写真家に動画を撮影してもらって、ミュージシャンの友達にはフィールドレコーディングしてもらい、音楽も作ってもらって。大切な仲間たちと旅をしながら、「シャンプーとトリートメントができるまで」と、誕生の舞台である日本の自然の豊かさを撮りました。自分の初監督作品です（笑）。

——このシャンプーは、井浦さんの家族もお友達も、大切な人たちを巻き込んで、プライベートな井浦さんが全部つまっているのですね。

新さん　本当に、「Kruhi」には自分の全部が入っています。だからこそ、絶対にいいものができたと自信を持って言えます。最初に工場を選ぶっていう時にも感じたことだったんですけど、こうやって夫婦ふたりで仕事をしていくならば、本当に好きな人たちと一緒にっていうのが最初にあったので。このプロジェクトには、まわりにいる人たちを家族単位で巻き込んでいるんですよ。

井浦あいさん（以下、あいさん）　「Kruhi」のブランドロゴは、アメリカに住んでいる８歳の甥っ子の作品ですし、ホームページなどに使っている原材料の日本画は、私の母が岩絵の具で描いてくれたものです。

——家族で「Kruhi」のシャンプーを使用してみて、髪の改善点はありましたか。

あいさん　我が家は、本当に家族それぞれ髪の悩みが違っていたのですが、不思議とそれぞれの髪が目に見えて変わっていきました。息子は、男子の成長期特有の頭皮の臭いに悩まされていて。人に良いと言われたあらゆるシャンプーを試しましたが全く改善されなかったのに、「Kruhi」を使うようになり本人も家族も驚くほど臭いがなくなったんです。私も、もともとパサつく髪質で、さらにヘアダイをしていたのでより傷んでしまい2週間に一度はトリートメントのためにサロンに通うのが習慣でした。それがこのシャンプーを使うようになってからはサロンに通う必要がなくなったんです。ロングヘアでも石けんシャンプーが大丈夫と、身をもってわかったことは収穫でした。

新さん　自分はこれまで頭皮にできものができることが多くて、ヘアメイクの時にブラッシングで引っかかって痛い時もあったりして。そういう体質なんだと思い込んでいたんですが、その原因が使っていた市販のシャンプーが合わなかったからだとわかったんです。髪の毛が痩せていく実感もあったのですが、これも年齢のせいだと思っていたけど、そうじゃなかった。できものもなくなったし、ヘアメイクさんに髪が健康だねって言われるようになりましたね。
身をもって体験したのは、例えば無農薬、有機農法で良い土を育てていくと、そこから生えてくる野菜が力強いということと、自分の髪にも同じ状況を実感しています。シンプルなことですが、髪を元気にするために必要なことが、わかった気がします。

あいさん　一般のシャンプーにくらべたら、「Kruhi」は泡立ちがぜんぜんないんです。これまで泡で一生懸命、髪先まで洗っていたんですけれど、本当に洗わなくてはいけないのは頭皮だけなんだと気がつきました。頭皮をマッサージして洗い流すだけで、髪が綺麗になっていきました。正しく使えるもの。誰にも恥じないもの。家族や私たちがまず使って、健康になっているし、それぞれの髪も満足している。何より私自身は心がすごく健康になったと感じています。

——このプロジェクトのように、夫婦が同じ方向を向いて、一緒に前に進めるというのは素晴らしいことですね。年を重ねてどんどん素敵になっていく井浦さんですが、このようなご家族という背景があるのですね。

あいさん　恋愛時代から、見つめ合って…という感じはいつもなくて。言葉どおりいつも同じ方向を向いて、今に至るという感覚ですね（笑）。彼自身が、いつも家族を巻き込んでくれて、家族の形としてはそれがすごく楽しいんです。彼は常にクリエーションの世界で生きていて、世の中にないものを自分で形にすることを貫き続けてきている人なので、私や子どもたちも、それを共有できることがすごく楽しいし、そのクリエーションのひとつが今回の製品につながっていったのかもしれないですね。

Vol.3では、一緒に会社を立ち上げたふたりが夫婦としてそれぞれ大事にしていることを教えてもらいました。

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