子宮頸がんの経験と夫との出会い
仕事も順調だった34歳の時、不正出血やなんとなくだるいという症状から検査を受け子宮頸がんの初期とわかり、すぐに手術を受けました。「死ぬかもしれない」という思いを初めてもち、人生は一度きりだということをしっかりと胸に刻みました。そしてこのことが夫との出会いの後押しになったのです。
それまで共通の友人がいて、素敵な人だから一度連絡を取ってみたら?と勧められていたけれど奥手な性格から何となく積極的になれなかったのですが、夫が撮り溜めた空の写真で企画展をやると聞き、重い腰を上げて会いに行くことにしたのです。人生は一度きり、行動しなくては……と思ったのがきっかけでした。出会って翌月には結婚を決めていました。夫は北海道文化放送を経て、当時は民間の気象会社の契約社員として福岡に住んでいましたが、いつかは全国放送で気象キャスターの仕事をしたいという思いを持っていました。そのため、近い将来には東京に行くと漠然と思っていましたが、私が往復すればいいと軽く考えていたのです。結婚して間も無く妊娠し、35歳の時に長男が誕生しました。
玄関では次男の描いた絵がお出迎え。