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小中高大どこで勝負する?ニッポンの受験事情と有力塾がたった5分で早わかり

高校受験事情

高校受験のしくみは地域によって異なるので一概にいえることがあまりありませんが、ここでは主に東京都の場合を例にして説明します。

都立高校の入試は2回。推薦選抜(推薦入試)が1月下旬に行われ、一般選抜(一般入試)が2月下旬に行われます。都道府県によって公立高校の入試を2回行う場合と1回のみの場合とがあります。

推薦入試ではもちろん普段の学校での成績がものをいいます。ただし都立高校の推薦入試の平均倍率は約3倍もあるので、推薦を受けたからといって合格できるとは限りません。学力検査は実施されず、調査書(いわゆる内申点)と個人面接や集団討論によって合否が決まります。

学力検査に基づくいわゆる一般入試では、5教科(国語・数学・英語・社会・理科)のペーパーテストが実施されます。その結果と、調査書の結果を、7:3の割合で合計し、総合成績の上位から順に合格となります。

私立の場合、入試のしくみは学校によってまちまちです。

私立高校入試は、国語・英語・数学の3教科で行われるケースがほとんどです。1月下旬に推薦入試を、2月中旬から一般入試を行います。

その前年の12月15日も重要です。私立高校と公立中学校の間には「入試相談」という制度があります。そこで、どの中学生に「推薦」や「併願優遇」などの権利を与えるのかの調整が行われます。その入試相談の解禁日が12月15日なのです。

「併願優遇」とは、都立高校など他校を第一志望にしていても、第一志望校がダメだったときに優先的に入学を認めてくれる制度です。実際には、各私立高校が設けた基準を満たした生徒に対して、一般入試の得点に加点するなどの優遇措置を行います。

もちろんペーパーテストの一発勝負で挑むオープンタイプの一般入試もあります。最難関私立高校ほど、ペーパーテスト一発勝負形式です。

東京都の高校入試の種類をまとめると図3のようになります。

図は『子育ての「選択」大全』(KADOKAWA)より引用 イラスト:(C)玉井麻由子(MORNING GARDEN INC.)

東京の高校受験では、「早稲田アカデミー」「市進学院」「栄光ゼミナール」「ena」そして「サピックス中学部」が目立つ存在です。神奈川は、「臨海セミナー」「中萬学院」「ステップ」「湘南ゼミナール」の4塾がしのぎを削っています。埼玉は業界最大手の「栄光ゼミナール」発祥の地。ほかに「スクール21」や「サイエイスクール」も地元有力塾といえます。千葉は「市進学院」のお膝元。「京葉学院」と「誉田進学塾」はご当地有力塾といえます。茨城の「茨進」は市進グループです。

大阪の高校受験有力塾は、「馬渕教室」「第一ゼミナール」「類塾」「開成教育セミナー」。京都では、「成基学園」と「京進」が双璧をなします。兵庫では、「創造学園エディック」「能力開発センター」「開進館」「若松塾」が主な塾。三重では「eisu」グループが有力です。

札幌を本拠地とする「進学会」は北海道から東北地方までの広い範囲に展開しています。東海地方では「佐鳴予備校」のさなるグループが最大手。中国地方では「鷗州塾」が広い範囲に展開しています。四国では「寺小屋グループ」と「土佐塾」が有力です。九州では「英進館」が圧倒的な強さです。

 

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