マタニティ期によく聞くのが、「体形がどんどん変化して自分に合う服が見つからない」という悩み。かといって妊娠前に着ていた服をそのまま使い続けるのはママにも赤ちゃんにもよくないですよね。「決して長くはない妊娠期間だけど、せっかくならマタニティウェアで体をケアしつつ、オシャレを楽しみたい」そんなVERY世代のために、妊娠中の服の選び方からおすすめコーデまで、マタニティ期のファッション悩みを解決するヒント、集めました!
マタニティウェアではオシャレができない?
オシャレに敏感なプレママたちは、なかなかマタニティウェアに手が出にくいことも。「少ししか着ないのに、敢えて選ぶ必要性があるの?」とか、「好みのデザインが見つからなかったから、多少きつくても我慢して今までの服を着ている」という声もよく聞きます。確かにマタニティウェアは、機能性が重視されているため、種類も普通の服に比べれば少なく、なかなかお気に入りの一着が見つからないという人も多いのかもしれません。
とはいえ、最近ではプチプラやデザイン性の高いマタニティウェアも登場してきています。着こなしと選び方をしっかり押さえておけば、マタニティ期でも、自分らしいオシャレができるはず!
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マタニティウェアのメリットは「苦しくない」だけじゃない!
●つわりやストレスの軽減
「冷え」と「血行不良」が原因で起こりやすいといわれるのが、妊娠中の体のトラブル。そこで重要なのが、血流を滞らせないマタニティウエアです。体を締め付けないデザインは、妊婦の体への負担が少なく、妊娠初期から起こるつわりやストレスを軽減してくれます。さらに、お腹周りとお尻をすっぽり覆ってくれるので、妊娠中に冷やしたくないお腹周りを温めてくれる効果も。
●肩や腕は普通の服と同じなので、すっきり着られる
妊娠中はお腹とバストは大きく変化しますが、そのほかの部位はそれほど変化しません。ただ単にサイズアップした服やメンズアイテムと違い、マタニティウェアはゆったり着られるのに、肩幅、袖幅等はコンパクトにつくられているので、バランスよくすっきりした印象で着ることができます。
また最近では、初期、中期、後期で調整できるタイプもあり、一着で妊娠中、あるいは出産後も着られるものも出てきています。これなら妊娠中時期を問わず着られるから、サイズで悩むこともありませんね。その他にも、「外からわかりにくい妊娠に気付いてもらいやすくなった」という声も。マタニティウェア、意外とたくさんメリットがあるんです。
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マタニティウェアはいつから着る?
●マタニティウェアを着るのは妊娠5カ月からが一般的
個人差はありますが、胎動が感じられて、お腹のふくらみが目立つようになるのは妊娠5ヶ月頃。その頃から、マタニティウェアを着始める人が多いようです。
●ママの体調変化に備えて、早めに準備を
とはいえ、バストやお腹の締め付けは、つわりや血行不良を引き起こしたりするので、今まで着ているものが少しでも「キツイ」と感じたら、マタニティウェアに切り替えた方が良さそうです。体型にさほど変化のない妊娠初期でも、ママの体内では急激な変化が起こっています。マタニティ期を快適に過ごすためにも、早いうちから用意しておきましょう。
●トップスは産後も使える「授乳口付き」がオススメ
また、トップスは「授乳口付き」のマタニティウェアを選べば、産後も使えるので特にオススメ。実際、産後の体型の戻りも個人差があり、妊娠前とは体型も異なるため、それまでの洋服が着られなかったりすることも。そんな時、産前産後着られるマタニティウェアがとても便利です。
マタニティウェア選びのポイント
妊娠中でも好きな服を着ていたいですよね。マタニティ期のオシャレ悩みを解決するヒントをピックアップ。
●いつからいつまで着られるか?
マタニティウェアは妊娠5カ月ごろのおなかが膨らみ始めた頃から着始めるのが一般的。妊娠中に着る期間は、実はそれほど長くはないんです。せっかく購入するなら、臨月まで使えるのはもちろん、産後も着続けられるものを選びたいですね。
●縫製や素材は肌に優しいか
妊娠期間中はホルモンバランスが崩れやすく、肌が敏感になる人も。着心地のいい素材、縫製が肌に当たらないものを選ぶと安心です。産後や授乳期に着る際も赤ちゃんの肌がママの洋服に触れる機会が多いので、やさしい素材のマタニティウェアを選ぶことが大切です。
●サイズが調整できるか
思っていたよりも体型の変化が大きかったという先輩ママたちの声もよく聞きますが、何段階にも渡って身体が変化するのがマタニティ期。アジャスター付きのボトムなど、サイズ調整できるものを選べば長く使えるから、体型の変化に合わせて買い足ししなくても済みます。
●TPOに合わせられるか
最近では、ビジネスシーンやちょっとしたお呼ばれ、ホテルランチなど、キレイ目なシーンでも着用できるマタニティウェアも多くあります。「今のうちに…」と出産前に駆け込みで色んな人に会ったり、行ってみたかった場所へお出かけしたりする人も多いはず。そんなキレイ目シーンにも対応したマタニティウェアがあると便利です。
マタニティワンピース|準備しておきたいマタニティウェア➀
マタニティウェアといえば、やっぱりワンピース。一枚でさっと着られるマストアイテムで、キレイめもカジュアルスタイルも叶います。
ワンピースにトレンドの短丈ニットを合わせればスタイルアップ効果も
撮影/花盛友里 コーディネート詳細はコチラ
キャミワンピースにトレンドの短丈ニットを合わせたスタイルなら、夏のワンピースが秋以降も活躍。足首を冷やさず脱ぎ履きも楽な靴下合わせコーデもぜひマスターして。
フィット感のあるニットワンピースで今だけのシルエットを楽しんでも
撮影/花盛友里 コーディネート詳細はコチラ
大きくなったお腹があえて目立つシルエットを楽しむのもマタニティ期だけの楽しみ。リブの縦ラインがすっきり見せてくれるニットワンピなら、淡いカラーでも甘すぎずに着こなせます。
授乳期も着られる開衿ワンピース
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パッと目を引く鮮やか色は、周りにも好印象。フロントのボタンが胸下まであるから、産後の授乳期も使える!
キレイめワンピースなら、らくちんだけど仕事にも着ていける
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クラシカルな雰囲気のあるブラックドレス。フォーマルなシーンにも対応できるデザインが嬉しい。
トレンド感のあるティアードワンピでフェミニンな印象に
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「最近急にお腹が大きくなってきたのですが、楽ちんなのにオシャレなのでありがたい!」と読者の染岡さん。
最後の最後まで着られるのは足首丈のワンピース
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リラクシーなカットソー生地のワンピース。お腹も足のむくみもパンパンになっても、足首丈のワンピースなら足のむくみも隠せる。
授乳期も着られる、前後2wayワンピース
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後ろボタン&リボンのこのワンピース。前後逆にしてシャツワンピとして着れば、授乳もしやすく産後も着られそうです。
Aライントップス(チュニック)|準備しておきたいマタニティウェア②
ふんわり身体を包み込んでくれるフレアシルエットのトップスは、ボトムス合わせでいろんな雰囲気になります。
Aライントップスなら産前産後の着やせ効果も狙える!
撮影/金谷章平 コーディネート詳細はコチラ
大きくなったお腹やヒップでも、白ブラウスなら甘く仕上がります。
テント型トップスは、授乳できるから産後も着られる
撮影/ササキヨシヒロ コーディネート詳細はコチラ
身幅の大きなテント型なら授乳ケープなしで授乳もしやすいから、出産後子ども連れの外出時にも活躍します。
Aラインベストがあれば、重ね着オシャレを楽しめる
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Aラインシルエットのベストは、お腹をすっぽり隠してくれながらお尻周りもカバー。お腹が大きくてもレイヤードコーデを楽しめます。帽子やアクセサリーでシンプルコーデに華をプラスするのもポイントです。
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マタニティパンツ|準備しておきたいマタニティウェア③
お腹をすっぽり覆ってくれるマタニティパンツ。ウエスト部分のゴムやアジャストで長く使えるものがオススメ。
大きいお腹にはワイドパンツとベストでIラインを作るのが効果的
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ストレッチが効いた万能なデニムタイプのマタニティパンツに、ベストを合わせたコーデ。ジレやベストはお腹が大きくなっても簡単にIラインが作れるアイテムです。
ワンピースとのレイヤードならコーデの幅も広がる
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ワンピースの下に着用してレイヤードスタイルに。腰回り、足元の冷え対策にも。
SNAP頻出!きれいめマタニティパンツが万能
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センタープレスが入ったマタニティパンツはお仕事シーンやきれいめにしたい日にヘビロテできて重宝します。ふんわりとしたトップスを合わせて上下のメリハリをつけるコーデが妊婦さんのSNAPでも多数。
マタニティレギンス|準備しておきたいマタニティウェア④
妊娠中の秋冬スカートコーデにマストなレギンス。お腹をすっぽり包んでくれるマタニティ用が締め付けがなくオススメです。
レザーライクな黒レギンスでプレママのほっこり感を払拭!
撮影/金谷章平 コーディネート詳細はコチラ
Tシャツ・スニーカー合わせでマタニティ期でもスポーティコーデに!
トップスとレギンスを同色にしてすっきり見せ
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きれいなブルーカラーのジレをジャンパースカートのように着たコーデ。ジレ以外はぴたっとしたサイズ感かつ黒で統一することですっきりとした印象に。
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マタニティパジャマ|準備しておきたいマタニティウェア⑤
「子どもをいち早く見たい」と、何かと来客の多い産後。まだ慣れない乳幼児のお世話もあるし、自分のことをする余裕もない、だからこそ気持ちいいもので快適に過ごしたいですよね。
パジャマとしても使えるシャツワンピなら退院後も使える
撮影/イマキイレカオリ コーディネート詳細はコチラ
オーガニックコットン製のシャツワンピはパジャマとして活用するのもOK。キレイ目な印象なのに、なめらかな着心地が嬉しい。
上品ネイビーのパジャマなら突然のお見舞いも安心
撮影/イマキイレカオリ コーディネート詳細はコチラ
ネイビーにストライプのパイピングでキリッとクールな印象に。濃い色のパジャマは出血の心配がある産後にも安心です。
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マタニティウェアで妊娠中のオシャレをもっと楽しもう!
マタニティウェアはママと赤ちゃんのための大事な服。お腹の中の赤ちゃんの成長に伴い、変化していくママの身体と赤ちゃんを優しくカバーしてくれます。トレンドのデザインや産後も着られる多機能なものなど、バリエーションも豊富にあるので、妊娠中の今だけのオシャレを楽しんでみてください!
取材・文/沼野井利香
*本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。肩書きや年齢などは取材当時のものです。
*掲載中の情報は最終更新時のものです。商品は販売終了している場合があります。
公開日:2020.11.27
よくある質問
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おしゃれな妊婦ファッションのコツは?
Aラインのトップスは着やせ効果を狙えるだけでなくボトムス合わせでいろんな雰囲気を楽しめます。またジレなどで縦のラインを強調するコーデもおすすめ。
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マタニティウェアでおしゃれできるの?
最近ではオシャレなマタニティウェアや、プチプラのもの、産後も使えるものなど、妊婦さんの気持ちに寄り添ったものが多くあります。
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マタニティウェアのメリットって?
むくみや冷えなどの原因である血行不良を防ぐため、身体が締め付けられにくいように作られています。また、胸やお腹などサイズアップする部分のみに対応し、あとはすっきり着られるのもマタニティウェアのメリットです。
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マタニティウェアの選び方のポイントは?
最近では、授乳口付きのマタニティウェアも多く出ているので、産前だけでなく産後も着られるかどうかを基準に選ぶといいでしょう。