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【育児と仕事でパンク寸前】フリーランスママが“移住”に踏み切った理由とは?

一見、余裕があってキラキラして見えるママにも、壁にぶつかり、思い悩んだ日々がある。苦しい時期を乗り越えた経験のあるママたちが、前を向けるようになったキッカケを教えてもらいました。今回は、育児と仕事の両立に悩み、葉山への移住を決意したフリーランスママに話を伺いました。

母になって絶望したときもあった。それでも……

私たちは心の余白を
取り戻すことができる

山本由佳さん

出産を機に独立、営業代行やバイヤー、PRを経てVERYライターとして活躍していた時期も。現在はエンジニアに転身し法人化。新たなサービス立ち上げを友人と準備中。7歳の男の子、5歳と2歳の女の子のママ。

BEFORE

復職後、育児と仕事の
両立ができず、パンク。
睡眠不足で頭痛や嘔吐まで…

1人目の産後、限られた時間の中で働くことになかなか慣れませんでした。〝子どもを言い訳にしたくない〟と負の感情に追い詰められていたとき、友人がキャンプに誘ってくれて。自然の中ではしゃぐ子どもの姿を見て、「一体自分は何をしていたんだろう」とハッとしました。夫と家事育児を分担するなど、私なりに一人で頑張りすぎない工夫をして、その場はなんとか乗り切れましたが、2人目の産後の復職時はもっと深刻な状況に……。当時は夫の仕事が繁忙期で平日は完全ワンオペ。私はフリーランスなので、仕事の依頼があると嬉しくて断れず、睡眠不足、片頭痛、めまい、嘔吐にまで悩まされました。平日は通院、休日は寝込む日もあり、思い描いていた生活ができず苦しい日々が続きました。

体調不良で通院していた頃。戦力の夫も仕事が忙しく、パンク寸前のとき友人に誘われて行ったキャンプ。

おんぶ紐で大変だったけれど、自然の空気に心癒されました。

そんなときに3人目を授かり、「もう、これ以上無理はできない」と、自分の中で何かが吹っ切れたのか、シッターさんや上の子に手伝ってもらうなど、以前より頼り上手になれて、生活が回りはじめました。その頃、葉山へ移住する友人が増え、週末に家族で遊びに行くように。自然に触れるたび、心に余裕が生まれるのを感じました。会社勤めだった夫も独立し、フルリモートになったことをキッカケに移住を決意しました。

AFTER

葉山に移住。地域の方や
小学校の大らかさに救われ
都会のプレッシャーから解放されました

引っ越してきて驚いたのが、葉山町の大らかな教育環境と人柄。転校する長男は最初すごく不安そうだったのですが、初登校の前日、先生が自宅に会いに来て「楽しみにしているよ」と息子をぎゅっと抱きしめてくれて、一気に笑顔になりました。引っ越しのバタバタで、学校の体操着の用意が間に合わず慌てていた私にも、「お母さん大丈夫、それっぽいのがあれば!」と言ってくださり、私自身もホッとしたのを覚えています。

息子が通う葉山小学校では、先生と子どもたちの関係がトップダウンではなくフラット。2022年10月には、全国で5番目に学校マスク自由化が葉山町教育委員会から通知されるなど、いろんなことに柔軟に対応してくれる環境。ご近所の方々も、すれ違うたびに子どもたちに声をかけてくれたり、地域の行事に誘ってくれたり、町全体で子どもを育てている空気を感じます。以前よりも伸び伸びと過ごせている自分や子どもたちの変化に、これまでいかに都会で神経を尖らせていたのかを痛感しました。心の余白ができたからか、仕事でもやりたいことが明確になり、自分の内からやる気が湧きあがってきています。今は、希望しかありません!

[右]小池 茜さん
6歳と4歳の女の子ママ。2022年、都内から葉山に移住。夫が作る野菜で料理するのが楽しみ。

撮影/杉本大希 スタイリング/石関靖子 ヘア・メーク/只友謙也〈P‒cott〉 取材・文/高橋夏果 編集/髙田彩葉
*VERY2023年4月号「今こそ、ママたちの心に余白を♡ Part3 私たちは心の余白を取り戻すことができる」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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