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社内の男性育休取得第1号の双子パパ『4カ月でスピード移住』の理由

ママの育休取得は一般的になってきたけど、パパの取得率はやっと10%を超えたばかり。多くのパパがさまざまな事情で育休を躊躇する現実もある一方で、ここ数年増えつつあるのも事実です。育休をとったパパたちが口をそろえたのは、夫婦や家族の形に確実に変化があったということ。それぞれの思いや事情で育休をとったパパたちのエピソードを紹介します。

デジタルマーケティング企業で
4カ月取得!

産後7カ月で妻がダウン→育休取得。
価値観が大きく変化し移住しました

■PROFILE

君永義隆さん

営業部のマネジメント職。復帰準備中の妻と2歳7カ月の双子。双子が7カ月の2020年9月〜12月に取得。社内の男性育休取得第一号。育休を機に家族と向き合いたいと長野の妻の実家近くへ移住、現在はフルリモート勤務中。

Q 育休をとったきっかけは?

長めに里帰りをしていましたが、東京に戻ったら大変すぎて妻がダウン、急いで申請と引き継ぎをして3週間で育休に入りました。

Q 育休中の生活は?

子ども1人に対して夫婦でマンツーマン。夜間授乳も2人同時に泣くので夫婦で起き、シフト制が組めない辛さはありました。料理は妻、それ以外の家事は私が担当し、夫婦二人で乗り越えました。

Q 育休をとってよかったことは?

育休をとらなかったら確実に今の生活はありません。仕事最優先だったのが今は50/50で大事にしたいと思うように。正直、キャリアが断たれないかなどの葛藤はあり、その不安を上長にも伝えましたが、結果的に復帰後に昇進もできて、いい意味でファーストペンギンになれたかなと思っています。

撮影/イ・ガンヒョン 取材・文/宇野安紀子 編集/羽城麻子
*VERY2022年11月号「パパたちが語る「育休をとって見えてきたこと」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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