VERY March 2024

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March 2024

2024年2月7日発売

880円(税込)

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申真衣さん「家事育児のアウトソーシングは早めにやっておくべき」と語る理由

撮影/倉本侑磨<Pygmy Company>

子育てを通して今まで以上にお金の大事さを実感するようになったけど、お金の使い方や貯め方なんて学校では教えてくれなかったし、みんなはどうしているの……?そんなママたちの悩みにこたえるべく、元外資系金融会社勤務、現在は社長としても活躍されているVERYモデル・申真衣(しんまい)さんに、毎月読者から寄せられたお金に関する質問に答えてもらうコラム連載。第20回は「産後の不安、お金で解消できる?」がテーマです。(過去の連載はこちらから)

 

【第20回】今月の質問

第一子を出産し、1年後には復職したいと思っています。今から何か手を打てることはありますか?

 

外での授乳、オムツ替えに不安
産後はほとんど外出できなかった

 

第一子の産後は夫が忙しい時期と重なっていたので、朝から晩まで家に赤ちゃんと2人。「20時に帰る予定だったけれど遅くなる」と連絡をもらうたび、つらくなって泣いてしまったり。思えば、あれは産後うつだったのかもしれません。
家からもほとんど出ていなくて、1カ月健診で外に出た瞬間、「車が多い!」「排気ガスを子どもが吸い込んじゃう……」なんていちいち青くなっていました。首がすわっていないのにクッションなしで授乳なんかできない! と不安で、外出先で授乳することもできませんでした。気分転換でデパートに行くこともありましたが、家で授乳してからタクシーに飛び乗り、次の授乳までには必ず帰っていました。だから外出も最長3時間が限界でしたね。外でのオムツ替えも、失敗してしまいそうでできませんでした。一人目の育児って、どうしても自分を追い詰めてしまうものなのかもしれません。
そんな感じで産後は神経質になってしまっていた私ですが、復職の予定は出産前から決めていました。当時の勤務先に企業内保育所があって昼や退勤前に授乳できるので、それなら仕事に戻れるのではないかと。とはいえ出産は7月下旬で、復職は11月1日。まだ産後数カ月です。外部の力を借りて、なんとか乗り切ろうと思いました。
授乳を続けたいけれど、乳腺炎で倒れるのは避けたいと思って依頼したのが、出張の母乳マッサージ。復職の1カ月前からお願いして、授乳間隔の相談にも乗ってもらいました。そのおかげで、卒乳まで大きなトラブルはありませんでした。
赤ちゃん連れの外出が苦手だったので、出張してくれる人に巡り会えたのはありがたかった。育児の相談を気軽にできる人が身近にいなかったので、精神的にも救われました。区の助産師訪問や育児の無料相談窓口などもありますが、お昼寝のスケジュールや自分の体調などで利用しづらいこともあると思います。そんなときは思い切って、有料でも自分が使いやすいサービスを探したほうが、気持ちの安定につながる気がします

撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉

 

長く付き合える人間関係を
シッターさん選びは「コスパ度外視」

 

新年度になって、企業内保育所から公立の保育園に転園しましたが、お迎えの時間が早まったことに焦りました。企業内保育所では19時すぎまで預かってもらっていましたが、公立の保育園は18時まで。移動時間も含めると17時半に退勤しなければ間に合わない状況でした。そこで、週2回だけ、シッターさんに19時半まで見てもらうことに。週3日は自分でお迎えに行くつもりでしたが、同じ方に継続して頼みたいと考えたとき、こちらの都合ばかりで依頼することはできないと思いました。シッターさんの希望をヒアリングした結果、毎日17時〜19時半まで、金曜日は延長してもらうという形に落ち着きました。この方には、結局3年以上お世話になりました。
子どもと接する人に関しては、コスパがいいだけでは決められない気がします。子どもにとっては、なるべく同じ人が毎日来てくれたほうが安心につながります。だから、できるだけ長くお付き合いできる人を。それがシッターさん選びの条件のひとつでした。
「お迎えに間に合う日もあるから、毎日お願いするのはもったいない」「1時間だけ頼みたいのに」と思うこともあるかもしれません。でも、安く頼めればいいとだけ考えていると、お互いに長続きしないのではないでしょうか。サービスとはいえ、そこには人がいます。先方の都合を考えないで短時間だけお願いしたり、「今週は週2、来週は週1」といった単発の依頼を続けていたりすると、相手の生活も安定しません。そこは依頼前に念頭に置いたほうがいい気がします。
今のシッターさんとは知人の紹介で出会いましたが、時間に正確なところに信頼を置いています。それ以前にも何人かお試しでお願いしましたが、初回から遅刻してくる人もいれば、逆に几帳面すぎて堅苦しさを感じてしまう人もいるなど、なかなか相性が合う方を見つけるのが難しいと実感しました。もしシッターさんや家事の定期的なサポートをお願いする場合は、できるだけたくさんの人に会うこと。できれば最初は同席することをおすすめします。

 

誰かの手を借りるだけで
子育てはぐっとラクになる

撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉

シッターさんや家事代行を依頼することに罪悪感を覚える人も少なくないようです。特に男性の知人からは「自分は仕事でなかなか帰れず妻が大変そうだからシッターを依頼したいのに、受け入れてもらえない」という相談を受けることも。でも、きっと最初の1回を経験すると、「こんなにもラクになれるのか」と気づくはず。
必要ないと思っていても、下の子の面倒を見てもらっている間に上の子と2人だけで出掛けてみるとか、子どもひとりに向き合う時間ができたら、それはとても貴重なこと。子どもも自分も幸せになると思ってお金を使えば、充実感を得られると思います。
自分が何を外注すれば幸せになるのかを、少し考える時間を作ってみてください。掃除が嫌いなら掃除を代わりにやってもらってもいいし、上の子の送り迎えをお願いして、下の子と寝る時間をつくってもいい。惣菜の作り置きも、お弁当や毎日の夕飯に悩んでいる人には大きな手助けになると思います。産後はもちろん、子育てに慣れてきたときでも、自分が幸せを感じるために外部の手を借りることを諦めないでもらいたいです。

取材・文/樋口可奈子

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