夫の家族たちとのクリスマスでは、24日の夜、夕食の後にミサへ教会にみんなで出かけている間にサンタクロースが来るという設定になっていて、出かけるときにさっとプレゼントをツリーの下に用意します。そしてミサから帰ってきて、夜中までみんなでプレゼントを一つ一つ開けて見せながらゆっくりと夜を過ごします。
25日の朝はゆっくり起き出してきて、クリスマスランチにご馳走をいただく。そのメインとなるのがシャポンです。丸々太ったとびきり柔らかい鶏肉です。
ビュッシュドノエルを作るのは、毎年義理の妹の担当。おじいちゃんが手書きで残したレシピを見ながら、1gも変わらないレシピを毎年作っています。このレシピに使う赤スグリのジャムは、夫の叔父が森で摘んだ赤スグリで作ったものを使います。
キリスト教徒ではない私には、その一連の家族のクリスマスの行事が毎年とても新鮮なセレモニーで、ゆくゆくそのカルチャーを持つかもしれない娘たちにとっても、クリスマスがイベントになってしまわないように、そのエッセンスだけでも伝えたいと思っています。
私たちのすむタイの街には、一軒だけフランス人オーナーのお肉屋さんがあって、そこでタイ育ちのシャポンを調達することができます。
彼の家族のトラディションでは、栗を詰めて焼くのですが、栗の苦手な彼のために今年はオレンジとタイムを詰めて焼くこと2時間あまり。さらにオレンジとはちみつそして、シナモンを肉汁と煮詰めてソースに。
今年は、初めてシャポンを焼くオーブンということもあって、予行演習しました。
クリスマスの当日はこれで大丈夫かな?
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CHICO SHIGETAさん プロフィール
クリーンビューティブランド「SHIGETA PARIS」主催。2018年に出産し、子育てのためによりよい環境をもとめて、長年暮らしたパリから、自然あふれるタイへ移住。現在は、タイで4歳の双子姉妹の子育て中。
長年、フランスと日本で独自のビューティメソッドを探求し、バイタリティー・コーチング®を考案。ホリスティックビューティコンサルタントとして、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとしても活動。
ライフスタイルメディア Spring Step 編集長を務める