シフト勤務や、フリーランス、夜勤……。勤務時間に「定時」はない不規則勤務のママたちは、子供の預け先などのルーティーンが作りづらく、そのやりくりの仕方にピタリとハマる答えは出ないことも。それでも諦めずに「自分の正解」を見つけて頑張るママたちを取材しました。今回は料理家として活躍するママです。
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❝なんとか一時保育で乗り切れています。
綱渡りですが、意外と融通が利くよさも❞
料理家(フリーランス)
西岡麻央さん(息子1歳/復職1年目)
料理家の仕事はレシピの作成や試作など自宅でできることも多いので、一時保育と実家でまかなうつもりで復帰。私の利用する一時保育は1日5時間が上限なので自宅仕事の日に利用し、長時間の撮影の時には実家に預けます。しかし、復帰すれば仕事も楽しくなり、レシピ本の出版やコラムの執筆など、できる限りの依頼を受けたいと思うと、気づけば一時保育の利用が週5日になることも。そろそろ預け先の変え時かなと思いつつも、やっぱり一時保育がいいのは、日曜日に開いていることや、午前や午後の好きな時間帯を選べること、預ける回数が少ない時には経済的な一面も。すでに馴染みの先生たちやお友達もいて、歌や読み聞かせ、お昼寝の時間も相談できて、定時の保育園と変わらぬ手厚さや生活リズムで過ごせる安心感もあります。一方で、直前に仕事が入ったときなどは、予約が取れるか精神的には綱渡り。預けずに自宅仕事をしていると、育児と仕事のメリハリがつかなくなることも。自分で仕事量を調整できる分、もっと子供と過ごしたいし、もっと仕事を受けたい、つねにジレンマもあります。今は慣らし保育のような気持ちもありますが、今後は仕事のリズムに合わせて預け先を模索していく予定です。
・預け先/頻度:一時保育、週4~5日のことも
・いざというときは:両親、仕事先に連れていくことも
・目下の悩み:預け先の選択肢をどう増やすか
仕事をどこまで増やすかも
自分の裁量のため悩む
・習い事は:なし
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撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉 取材・文/古谷沙季 編集/磯野文子
*VERY2021年11月号「不規則勤務ママの子育て両立スケジュール」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。