生まれたばかりの赤ちゃんをお風呂に入れるためのベビーバスは、妊娠中に準備する出産準備グッズの1つ。出産祝いとして購入することもあるかもしれません。バリエーションが豊富なうえに、試してから購入することができないため、どんなアイテムを選んだらいいのかわからないというだけでなく、「ベビーバスってそもそも必要なの?」と購入を迷っている人も多いはず。そこで本記事では、ベビーバスのメリットを解説。おすすめのアイテムも紹介します!
ベビーバスとは?
もうすぐ出産を迎えるママは、あれこれ準備するものが多いもの。中でも用意しておきたいものの一つが「ベビーバス」です。ベビーバスとは、生後間もない赤ちゃんの体を洗う、沐浴のための専用のお風呂のこと。折りたためるものやシンクに入れて使うタイプ、使う時に空気を入れるエアータイプなどさまざまなアイテムが展開されています。
沐浴時のマストアイテム的存在
使用する期間が短いからと、なかにはベビーバスを使わないという人もいますが、へその緒が外れていない赤ちゃんはおへそが乾燥していないため、そこから細菌などに感染してしまう可能性も。まだ抵抗力が弱く、ウイルスや細菌などの感染症を防ぐために、大人が使っている浴槽とは別の浴槽で沐浴をする必要があります。生後間もない赤ちゃんの沐浴には欠かせないマストアイテムなのです。
ベビーバスを使う時期は?
赤ちゃんとママが退院した日から自宅での沐浴がスタートし、ベビーバスも使い始めます。赤ちゃんのおへそはほとんどの場合、生後2〜3週間でへその緒が外れ、おへそも乾くと言われており、1カ月健診の際に、先生からOKが出たら沐浴は卒業。それとともにベビーバスを卒業するという家庭もあるようです。大人も使う浴槽に入れるのが大変という場合には使い続けることも可能です。
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代用品との違いはあるの?
新生児期などの赤ちゃんが沐浴のために使うベビーバスですが、代用品で済ましてしまっているという人もいると思います。ベビーバスは赤ちゃんの沐浴のために作られているアイテムなので、安心・安全に使うための機能や設計になっています。
滑り止めがついている
ベビーバスのタイプにもよりますが、しっかりとした作りの床置きタイプなどは安定感があるだけでなく、滑り止めが付いているので、安全に使うことができます。初めてママになる人やお風呂が滑りやすいという人におすすめです。
お湯を底から抜ける設計
ベビーバスには底に水栓が付いているものが多く、お湯を底から簡単に抜くことができます。ワンオペで行う場合や慣れるまでは作業がスムーズにできるように、片手で水が抜けるものを使うと便利。また、使用後にお湯の入った重いバスタブを傾けてお湯を捨てる必要がないため、片付けもらくちんです。
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ベビーバスはどこで使うのが正解?
赤ちゃんの沐浴は、バスルームで行わないといけないというわけではありません。今はさまざまな場所で使えるアイテムが発売されているので、使用場所に合わせたアイテムを選んでみてください。ただ、どこで使用する場合でも、赤ちゃんが寒くならないよう、室温は20℃以上にしておくとよいでしょう。
バスルームで使う
ベビーバスはバスルームの床置きでの使用がもっとも一般的。バスルームの広さにもよりますが、床置きタイプやマットタイプはもちろん、後述するシンクでも使えるコンパクトタイプや小さくたためる折りたたみタイプ、エアータイプなどを含めあらゆるタイプのアイテムを使うことができます。
シンクなどで使えるタイプも多数
最近は、洗面台やキッチンのシンクで使えるタイプもたくさん展開されています。シンクでの沐浴は、床置きと違いママやパパがかがまないでいいので、足や腰への負担が少なく楽な体勢で沐浴を行うことができます。また、お風呂が狭い場合や、寒い季節などは沐浴しやすく、ワンオペの場合でも赤ちゃんもママも負担がなく行えます。
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ベビーバスの選び方は?おすすめアイテムも!
ベビーバスを選ぶときには、パパやママの生活スタイルや使う場所、使用期間や値段などを考慮して自分に合ったものを選びましょう。
今はコンパクトタイプが人気
バスルームだけでなく、洗面台やキッチンのシンクなど場所を選ばずに使えるコンパクトなタイプが人気。コンパクトなので、赤ちゃんをしっかり支えることができ、場所を取らずに沐浴することができます。
片手で赤ちゃんを支えられるお尻ストッパーと、本体脚裏には滑り止めが付いたベビーバス。必要な湯量が2Lと少なく節水も可能。カラーが可愛いとおしゃれなママに人気。
¥4,950/シュナグル
折りたためるタイプ
簡単に折りたたんで収納することができ、収納時にかさばらないベビーバス。使用するときにだけ出せばいいので、お風呂場や洗面所などに収納が少ない場合にもおすすめ。沐浴卒業後には、プールとして使ったり、おもちゃ箱などに使用できるものも。
新生児から4歳頃まで使用できる折りたたみ式タイプ。自宅での使用はもちろん、旅行も持って行くことができます。
フレキシバス¥4,950/ストッケ
空気を入れるタイプ
空気を入れて膨らませるエアータイプのベビーバスは、コンパクトにしまえるので収納場所に困らないだけでなく、旅行や里帰りなどにも持っていけるというメリットも。やわらかい素材なので、安心して使うことができます。ただし穴が空いてしまうと膨らまなくなるので、他のタイプに比べると寿命が短めという短所も考慮して選んで。
姿勢をキープする背もたれのほどよい傾斜と、ずり落ち防止ストッパーで赤ちゃんをしっかりキャッチ。
ふかふかベビーバスK¥3,300/リッチェル
背もたれの角度が調節可能で、水抜き栓が付いているので排水も楽ちん。シンクでも使えるコンパクトサイズ。
ふんわりベビーバス¥1,558/永和
マットタイプ
スポンジや発泡スチロールなどでできているマットタイプは、赤ちゃんにもやさしいやわらかい素材でできています。沐浴卒業後には、お風呂でベビーマットして使用し、赤ちゃんを寝かせて体を洗うという使い方も。
やわらかすぎず赤ちゃんを寝かすのにぴったりな安定感のあるスポンジ素材のマット。使用後は吊るして干すことができます。
¥990/PUPPAPUPO
205gと軽量で、ママが片手でもらくに取り扱えるおふろマット。赤ちゃんの服を脱がせたり、体を洗ったりとこれ1つでOK。
ひんやりしないおふろマットR¥3,630/リッチェル
シンクに敷くマットタイプのベビーバス。やわらかいポリウレタン製なので、赤ちゃんにも安心して使うことができます。
安心・やわらか沐浴マット¥2,728/赤ん坊カンパニー
コスパで選ぶならイケア
長く使うものではないからこそ、低価格でいいものを選びたいというママも多いはず。そんなコスパ重視で選ぶなら、イケアのベビーバスがおすすめ。滑り止めが付いているだけでなく、丸みのあるデザインで安心して使用できます。
縁が丸くなったデザインで、赤ちゃんがケガをする心配が少ないベビーバス。移動も楽にでき、水遊びにもぴったり。
レットサム ベビーバス¥999
プールとしても活用できる大きめサイズ!
せっかくベビーバスを購入するのなら、ベビーバスとしてだけでなく、プールとしても活用できる大きめサイズがいいという声も。小さいうちであれば、水遊びをするのにちょうどいいサイズ感で、わざわざプールを買う必要がありません。
メッシュネットが赤ちゃんを包み混むホエールバスタブ。子どもの成長に合わせて3段階のモードチェンジが可能です。ネットを外せば広々としたバスタブやミニプールとしても活躍。
SKIP HOPホエールバスタブ¥6,380/DADWAY
たっぷりとしたサイズ感で、ベビーバスとしてだけでなく、ミニプールとしても使える空気を入れるタイプのベビーバス。絵柄の可愛さに一目惚れするママも多そう!
ベビーバス¥3,890
文/相馬香織
※掲載商品はすでに販売終了している場合がございます。
よくある質問
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ベビーバスは使わなくてもいいの?
へその緒が外れていない新生児は、おへそからウイルスや細菌に可能性があるため、大人が使う浴槽ではなく、専用のベビーバスを使用するのがおすすめです。
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ベビーバスはいつまで使うもの?
新生児期から1カ月健診のときに先生から「沐浴卒業」と言われるまで使用するのが一般的。なかには、ママと赤ちゃんが安全で余裕を持って入浴するために、生後1カ月を過ぎても使うという選択肢もあり。
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沐浴場所は?
20度以上の室内であれば、バスルームに限らずキッチンのシンクや洗面所でもOK。長時間の沐浴は赤ちゃんがのぼせてしまうので、お湯に浸かっている時間は5分程度にし、スムーズに沐浴を終えましょう。