1カ月ほどの間にある卒園式と入学式。ママも華やかな装いで参列したいものの、着る頻度の低いセレモニー服を2着新調するのは……と悩みませんか。実は、卒園式と入学式を着回すママは意外と多いんです。インナーを変えたり同じ小物を使ったり……、2つの式を上手に乗り切る方法を教えてもらいました。

【2024年】「モノトーン着回し」がおしゃれで賢い！

 

2024年にきょうだいで3つの式を経験した先輩ママの着回し術をご紹介。同じ服の一部を変えて印象をチェンジするには「モノトーン」で統一するのが賢い選択だったそうです。

「長男の卒園＆入学、そして長女の入園も重なって３つの式に出席した2024年春。兄妹で同じ園の卒園と入園だったので上半身はガラッと変えようと決めており、入園式を考えたあと、卒園式のコーデを組み立てました。長男の卒園式は普段から使えそうなサテン地のジャケットで。4月に長女が兄の卒園した園に入れ替わりで入園したので、先生たちの印象に残りやすい上半身のみチェンジ。長男の小学校入学式は娘の入園式で使ったジレとブラウスを着回しつつ、パンツを白に変えました」若子麻衣さん・37歳（7歳の男の子と4歳の女の子ママ）

＊【卒園式＆入学式コーデ】は「モノトーン着回し」がおしゃれで賢い！＜SNAP＞より

【2023年】甘め→凛としたコーデに印象チェンジ

 

2023年の卒園式と入学式の着回しコーデは、2つの式でイメージをガラリと変える作戦を講じたママをご紹介。どちらのコーデも普段着ている服を着回してアイテムの新調はしなかったそう！

「保育園の卒園式は女の子が多いクラスだったこともあり、yoriのブラウスに上下ネイビーで甘めにまとめました。次男にリボンを引っ張られるリスクがあったことも、襟を出すだけで完成するシャツを選んだ理由です。バッグはベージュのほうが甘めコーデになじみが良くまろやかになったので正解でした。入学式は凛としたイメージがテーマ。ジャケットはそのままに、少し個性が出るようにホワイトのパンツを合わせて春らしさを意識しました」加藤綾美さん・38歳（3歳・7歳男の子ママ）

＊手持ち服の着回しで【卒園式→入学式】を乗り切りました！＜先輩ママSNAP＞より

 

【2022年】お気に入りの1着をパーツを変えて着回し

 

2022年に2つの式を経験した先輩ママたちは、着回しで乗り切ったという人が多い印象。同じ服でも“自分が満足すればそれでいい”そんな自分軸をしっかり持った素敵なママたちの実例をご紹介します。

「実は長女の卒園式直後に地方への引越しが決まっていたこともあり、入学式のことを考える余裕がなくて（笑）。卒園式で着たジャケットを着回し、式の直前にザラのシャツとパンツをネットで調達。入学式はコロナ禍で縮小開催すると事前に聞いていたので、気負わない着回しコーデにして結果的に良かったです。卒園式はワンピース、入学式はパンツと雰囲気を変えることができたため、自分の気持ち的にも大満足です」関谷桃子さん・33歳（6歳の女の子と4歳の男の子ママ）

「普段着としても使える卒入園服を探していたところ、VERYに載っていたリノームのジャンスカに一目惚れして購入。セレモニー服は二着もいらないので、潔く両式とも同じ服で参列。“好きな服を自信を持って着るのが大切！”というマイルールがあるので着回したことに後悔はなく、むしろ余計な出費をせず良かったなと思っています（笑）。代わりに入学式では娘とトレンチコートを合わせたリンクコーデを楽しむことに。今でもこの服をママ友とランチの日に着ていくことがありますが、卒入園の服装だと伝えると驚かれます」田部郁実さん（9歳の男の子、7歳の女の子ママ）

「日常ではセレモニー服を着る機会が少ないので、今回は両式とも手持ちのブラウスとパンツで済ませることに。卒園式は号泣必至だと予測し、少しでも明るい気持ちになれるようにという願いも込めて（笑）、華やかな大襟ブラウスと白のジャケットをセレクト。これが意外とママ友から好評だったので、入学式は上着をジレに変えるだけでベースはそのままに。ブラウスははじめましてのママからの反応もよく、“それどこのですか？”と聞かれて、早速趣味の合うママ友ができました！」早乙女由衣子さん・36歳（6歳の男の子ママ）

【2021年】簡素化した式だからこそ、普段に使えるアイテムで

 

2021年の卒園式・入学式は、直前まで緊急事態宣言が出ていて式の準備もままならなかった様子。式自体も人数制限や時間短縮など簡素化されたので、式のために準備するより、普段使っているものや同じ小物を使うことで2つの式を乗り切るママも見られました。

「卒園式も入学式も簡素化されてしまったので、行事にしか着られないスーツでなく普段にも使えるアイテムで揃えることにしました。卒園式は直前までできるかどうかもわからなかったので、元々持っていたバーニーズニューヨークのジャケットとフィリップリムのブラウス、ZARAのパンツを使いました。入学式のMachattのセットアップは、普段着にも使えるから買っておいても後悔ないなと思って早めに準備しておいたものです」園田里奈さん（35歳／7歳と4歳と3歳の男の子ママ）

 

それぞれの式に合うものをと思って選んだら同じものになりました

「卒園式は華やかさよりもきちんと感のほうが大事だと思ったので、プレーンなAkira Osakiのパンプスに、かっちりとしたフォルムのヴィトンのバッグを使うことに。はじめましての方が多い入学式はあまり派手にしたくないなと考えて、手持ちの中でも悪目立ちしなさそうなシンプルなものを選んだら、結局ほぼすべての小物が卒園式と同じものになりました」
※掲載のエルメス、シャネルのアイテムは園田さんの私物です。ブティックへのお問合わせはご遠慮ください。

 

開催が危ぶまれていたので、手持ちの服で出席しました

「卒園式の前まで緊急事態宣言が出ていて、開催できるのかどうかわからなかったので張り切って準備をするという気持ちになれず、手持ちの服で済ませることにしました。仕事柄、普段から行事に対応できそうな服を着ているので選ぶのには困らなかったです。卒園式用には1枚で華やかにみえるラルフローレンのワンピースを、入学式にはFOXEYのワンピースにef-deのジャケットを羽織りました」鈴木かなさん（43歳／7歳の男の子ママ）

 

大切な記念の品だから、行事があると持ちたくなります

「子どもが産まれた頃にロエベでオーダーして作ったバッグで、他のバッグよりも思い入れがあるので行事のときにはついこれを選んでしまいます。このバッグに合わせて服を選んだので、卒園式も入学式もネイビーのワンピースになりました」

取材・文／川原江里菜、福島美菜（2022年・2023年分）、佐野祐子（2024年分）

最終更新日：2025.2.28
公開日：2022.02.22

＊本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。肩書きや年齢などは取材当時のものです。
＊掲載中の情報は最終更新時のものです。商品は販売終了している場合があります。
＊掲載のシャネルのアイテムは読者の私物です。ブティックへのお問合わせはご遠慮ください。