妊娠中の定番ファッションアイテムであるマタニティレギンス。冷え防止はもちろん、ゆったりトップスなど、レギンスがあるからこそ着られる服も出てくるので、マタニティファッションを助けてくれます。素材や形などさまざまな種類が発売されているので、選びの基準とおすすめレギンスをご紹介します。
マタニティレギンスのメリットは?
・ウエストの部分に伸縮性があるのでお腹が大きくなってもラクに穿ける
マタニティ用のレギンスは、ウエスト部分に伸縮性があり、お腹が大きくなっても締め付け感なく穿き心地が良いのが最大のメリット。なかには、お腹を包み込むことでサポーターの役割を果たしてくれるレギンスもあります。
・お腹をすっぽり包んでくれるので身体を冷やさずに過ごせる
ウエスト周りに生地をたっぷり使っていて、おへその上まで包み込んでくれるのもマタニティレギンスの特徴。お腹をしっかり温められるレギンスは、冷えが大敵な妊婦にとってファッションだけでなく体調管理するためのアイテムとしても重宝します。
・産後もすぐにお腹が戻らないので引き続き頼りになる
産んだ誰もが驚く、“産後もしばらくお腹が戻らない問題”。妊娠前のパンツが穿けるようになるのは時間がかかる場合が多く、また、産後しばらくは外出もできないので、おうちで過ごすリラックスウェアとしてもマタニティレギンスが活躍してくれます。
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マタニティレギンスはいつから必要?
・多いのは、お腹が大きくなる5カ月頃から
お腹が目立ち始め、それまで穿いていたボトムがきつく感じ始める妊娠5、6カ月頃からマタニティレギンスを使う人が多いようですが、なかには、お腹にストレスをかけないようにと妊娠初期から着用する人も。また、二人目、三人目の妊娠で早くからお腹が出るという妊婦さんも初期から使っていたりします。
・妊婦のマイナートラブルを防ぐため、早めに用意しておくのがオススメ
普通のレギンスとマタニティレギンスの決定的な違いはお腹のサポート具合。どんなにサイズアップしても、通常のレギンスではお腹をカバーしきれなかったり、締め付けがあったりします。妊娠中は冷えに敏感だったり、お腹まわりが痒くなったりするマイナートラブルも多いので、1本は専用のものを用意しておくと安心です。
マタニティレギンスは何本必要?
タイプが違うものが2~3本あると、洗い替えやオシャレの幅を楽しめる
季節にもよりますが、妊娠後期は毎日のように穿くという声も多いアイテムなので、洗い替えや、コーディネートに合わせて色違い、素材違いなどを2〜3本は持っておくと便利。特に、秋冬にワンピースやスカートで過ごす妊婦さんには必需品とも言えるので、多めにあっても良さそうです。
マタニティレギンスの選び方
・肌に優しいコットン素材なら一年中使える
季節問わず使えて、穿き心地も良いのはやっぱりコットン素材。妊娠中は肌が敏感になって痒くなる人もいるので、コットン素材から用意することをおすすめします。
・夏ならUVカットや接触冷感など
夏に日焼けが気になるという人なら、UVカット素材を選ぶのも◎。また、ただでさえ体温の高い妊婦にとって猛暑は辛いので、接触冷感素材のものもおすすめです。
・冬なら厚手やウール、起毛のもの
下半身の冷え対策は大切なので、寒い冬には厚手のものやウール素材、起毛タイプのレギンスを。厚手タイプなら、パンツのように一枚で穿いてもサマになるので、コーディネートの幅も広がります。
・サイズは普段の服と同じものでOK
普通のレギンスをマタニティ用として穿くにはサイズアップが必須ですが、マタニティ用はもとからお腹やお尻周りにゆとりをもって作られているので、普段通りのサイズでOK 。むしろ、大きいものを選ぶとダボダボしてしまって、レギンスならではのフィット感が得られない可能性もあります。
・アジャスター付きなら体形の変化に合わせやすい
マタニティレギンスは、妊娠初期や中期は少しゆとりがあり、後期になるとぴったりというパターンが多いですが、お腹が大きくなるのに合わせてサイズを調整できるアジャスター付きなら、常にジャストサイズで着られ、産後まで使えます。
・むくみが気になるなら着圧タイプを
妊婦にむくみはつきものですが、ただでさえ丸々してくる妊娠後期、足のむくみは少しでも抑えたいですよね。着圧タイプのマタニティレギンスもあるので、気になる方は試してみるのも◎。
・マタニティヨガなどをするならスポーツタイプ
マタニティヨガなど、妊娠中に運動をする場合は、スポーツブランドやヨガウェアブランドなどから出ているマタニティレギンスがおすすめ。より伸縮性があったり、汗をかいても蒸れない生地が快適です。スポーツタイプを普段のファッションに使ってもいいでしょう。
おすすめのマタニティレギンス11選
UNIQLO(ユニクロ)
月齢に合わせて調節でき、産前から産後までずっと使えるアジャスター付き。お腹まわりは伸縮性の良いジャージー素材でずれ落ちにくく、トップスにひびきません。厚手&バックポケット付きなので、一枚で穿いてもサマになります。デニムタイプもあり。
無印良品
ストレッチリブ編み 腹巻つきレギンス(十分丈)¥1,490(無印良品)
オーガニックコットンを使用したシンプルなデザインのリブレギンス。重ね着に効くこなれチャコールグレーのレギンスは1本持っていると重宝するはず。ウエストは折って二重にしてもOKです。
SWEET MOMMY(スイートマミー)
レザー調マタニティパンツ 10分丈レギンス¥3,190(スウィートマミー)
オシャレなレザー調パンツをマタニティでも穿けるのは嬉しい!お腹周りは綿混生地で伸縮性があり、脚はストレッチの効いたフェイクレザーなので、締め付け感がなく快適です。
H&M
コットン混ジャージー素材の柔らかいレギンス。ウエストバンドを折り返して産後も穿けるつくりになっています。
merrier BEAMS(メリア ビームス)
ナナリブ レギンス ¥7,700(nanadecor / merrier BEAMS)
オーガニックコットンのやわらかな風合いのレギンス。伸びが良く、肌にフィットするリブニット素材を使用していて、股上が深く、ゴムの締め付けもないゆるさがポイント。薄手ながらもあたたかく、冷え対策にオールシーズンの定番として活躍します。
ANGELIEBE(エンジェリーベ)
ぐんと伸びる伸縮素材が楽ちんな着心地なので、お出かけ用としてはもちろん、お家でのリラックススタイルにもおすすめ。バックにシャーリングを施しているので腰回りのフィット感も抜群。しっかりした生地なので、短めのトップスと合わせても安心で産後も使えます。
WACOAL(ワコール)
肌ざわりよく伸びのよい素材で、妊娠初期から産後まで着用可。ウエスト部分は、おなかの大きさによって、伸ばしても折り返しても◎。テープやボタンなしでも長い期間着られるのでより快適です。
CHOCOA(チョコア)
流行りのフレアパンツ型マタニティレギンスも。毛の短い起毛生地を使用しているので、暖かさをキープしながら着ぶくれする心配もなし。フレアシルエットはペタンコ靴やスニーカーとも好相性なので、マタニティコーデの幅が広がりそうです。
odetto(オデット)
流行りのフレアシルエットにサイドラインが入ったスポーティなデザインで、コーディネートの主役になりそうなマタニティレギンス。カジュアルはもちろん、キレイめなトップスや小物と合わせて穿くのもおすすめです。
yoggy sanctuary(ヨギー・サンクチュアリ)
マミーカバーアップレギンス¥12,100(ヨギー・サンクチュアリ/スタイル・ヨギー)
オシャレヨガウエアブランドのマタニティレギンスは、伸縮性のあるコットンリブ素材でインナーが響きにくく安心。幅広のウエストリブで妊娠中のお腹を優しく包み、産後はリブを折り返して着用することでヒップやお腹周りをカバーします。裾に入ったフリルがさりげなく可愛く、クシュクシュッと溜めて穿くのもオシャレ。
DANSKIN(ダンスキン)
オールデイアクティブマタニティレギンス(レディース/ヨガ)¥10,450 (ダンスキン/ゴールドウィン)
レディースアクティブウエアブランド・ダンスキンのマタニティ対応レギンスは、吸汗速乾と抗菌防臭を備え、さらにUPF15-30のUVカット機能も。ウエストベルトは妊娠中はお腹をやさしく包み、産後は折り返して穿くことができます。ミックスグレーのほか、ブラックとブラックネイビーも。
マタニティレギンスを使ったキレイめコーデSNAP
一番人気はワンピース×マタニティレギンス
妊娠後期になるとワンピース率がグッと上がりますが、ワンピ一枚だと何かと不安なので、マタニティレギンスが活躍!なんなら、「レギンスがあればワンピースが着られる」ほど。キレイめキープしたいお仕事ママにも安心です。
【妊娠7カ月】
コーデの詳細はコチラ
「肌寒くなってから試しに買ってみたユニクロのマタニティレギンスが大活躍!プチプラアイテムを取り入れる時はカジュアルダウンしすぎないように小物でアクセントを付けるように気を付けています」
【妊娠8カ月】
コーデの詳細はコチラ
「仕事には妊婦感が出すぎず、きちんと見える服を選びます。クーンシルエットのワンピはお腹が目立ちにくいんです。併せたのはユニクロのマタニティレギンスです」
【臨月】
コーデの詳細はコチラ
「臨月になるとマタニティ用でもパンツが苦しくなってきたので、最近はもっぱらワンピにマタニティレギンスが定番。レギンスはユニクロのものです」
【臨月】
コーデの詳細はコチラ
「出産後も使える前開きタイプのバンドカラーシャツワンピースに、ユニクロのマタニティレギンスを合わせました」
ジレ合わせですっきり今どきスタイルが完成
縦のラインを強調してスリムに見せくれる人気のジレコーデはマタニティでも活用したいオシャレの1つ。お腹やお尻をすっぽり包んでくれるから、ボトムスは穿き心地の良いレギンスを選んべば、快適に過ごせます。
【妊娠8カ月】
コーデの詳細はコチラ
「Barneys New Yorkのジレは絶妙なブルーカラーのスエード素材で、羽織るだけで様になるアイテム。9カ月に入り、着られる服が限られてきましたが、伸びのいい無印のニットとUNIQLOのマタニティレギンスを合わせて、ジャンパースカートのように着ました」
【臨月】
コーデの詳細はコチラ
「家族で動物園に行く日のコーデ。トップスとボトムスは汚れても良いブラックで統一。ZARAのダウンジレジャケットは長め丈だからお腹と腰回りのカバーにも」
ふんわりトップス×レギンス合わせも好相性
1枚で穿けるタイプのレギンスなら、人気の甘めブラウスや、ロング丈のカットソーに合わせたいスリムなボトムスがわりに選んでも。お尻部分にポケットがついたユニクロのレギパンがSNAPでも大人気です。脚にフィットするのでブーツインコーデにもレギンスが重宝します。
【妊娠8カ月】
コーデの詳細はコチラ
「丈長めのトップスとレイヤードすれば、お腹周りをふんわりカバーできるので、パンツスタイルもまだまだいけます!妊娠8カ月になるとさすがに普通のデニムは厳しくなってきたので、UNIQLOのマタニティ用レギンスを最近追加しました」
【臨月】
コーデの詳細はコチラ
「デザイン性のあるフリルがポイントのブラウスを主役に。ボトムスはユニクロのマタニティスマートアンクルパンツ同様によく使う、ユニクロのマタニティレギンスで足をすっきり見せました」
※掲載のシャネルのアイテムは山本さんの私物です。ブティックへのお問合わせはご遠慮ください。
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マタニティレギンス×ゆったりトップスのオススメコーデ
流行りのゆったりトップスは、マタニティレギンス合わせにも◎
最近多く見かけるオーバーサイズのトップスなら、太ももあたりまでカバーしてくれるので、レギンスを合わせても好バランス。透け感がなく、しっかりした素材のレギンスを選びましょう。
撮影/金谷章平 コーデの詳細はコチラ
落ち感や絶妙なフロントの開き具合がすっきり見えるポンチョにはリブレギンスを。
撮影/金谷章平 コーデの詳細はコチラ
フェイクレザーレギンスでマタニティのT シャツコーデもハンサムに。
マタニティレギンスを使えばパジャマもルームウェアに昇格
パジャマにもマタニティレギンスが大活躍
妊娠後期はワンピースタイプのパジャマが楽ちん。また、産院によってはワンピースタイプを指定してくる場合も。そんな時にもマタニティレギンスが活躍します。穿き心地のいい素材のものを選びましょう。
撮影/イマキイレカオリ コーデの詳細はコチラ
ワンピース型パジャマにレギンスを合わせることで、寒さ対策だけでなく、オシャレ度もアップできます。
撮影/イマキイレカオリ コーデの詳細はコチラ
チュニック丈のトップスでもマタニティレギンスとなら、お腹が大きくなってからでも身体が冷えにくくて安心。
まとめ
妊婦のオシャレと冷え対策に欠かせないマタニティレギンスは、通常のレギンスとは機能が違うので用意しておくことをおすすめします。生地や機能、デザインもさまざまにあるので、お気に入りのレギンスを見つけて、無理なくマタニティファッションを楽しんでください。
取材・文/井上さや
公開日:2021.03.30
*本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。肩書きや年齢などは取材当時のものです。
*掲載中の情報は最終更新時のものです。商品は販売終了している場合があります。
よくある質問
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そもそもマタニティレギンスは普通のレギンスと何が違うの?
ウエスト部分に伸縮性があり、お腹が大きくなっても締め付けないのがマタニティレギンスのメリット。ものによってはお腹をすっぽり包んでくれるものもあり、冷えから守ってくれるものもあります。
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マタニティレギンスっていつから必要?
多いのはお腹が目立ち、ボトムスがきつくなり始める5カ月ごろからが多いようですが、妊娠初期から使ってももちろんOKです。
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マタニティレギンスは何本くらい必要?
洗い替えやオシャレの幅が楽しめることを考えて、2、3本あると便利です。
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マタニティレギンスの選び方って?
妊娠中は肌が敏感になっているので、コットン素材のものだと安心。季節を問わず一年中使えます。また、夏ならUVカットや接触冷感、冬なら起毛やウール素材など季節に合わせた機能や素材を選ぶのもいいでしょう。
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マタニティレギンスのサイズってどう選ぶの?
マタニティ用はもとからお腹やお尻周りもゆったり作られているので、普段の服と同じものでOKです。