離婚・シングルマザーを経て、ステップファミリーを築き、前よりもいっそう素直に自由に輝いて見える彼女たち。皆さんに「1回目の結婚とは何が違ったの?」と聞いてみると、そこには「家族を続けていくため」の本質的な気づきがありました。今回は、専業主婦で離婚、4つの仕事を掛け持ちし苦難を乗り越えたママの体験談です。
経験者は語る「ステップファミリーという選択、我が家の場合」
専業主婦から4つの仕事掛け持ち
生活を乗り越えて見つけた家族の形
YOKOさんファミリー
YOKOさん(33歳・フードコーディネーター)、33歳パートナー、7歳女の子、0歳女の子
STEP FAMILY HISTORY
子どもの前で
穏やかに笑っていられる
生活がやっとできた
私自身、感情的になりやすいタイプで、前の夫とは喧嘩も多く、信頼関係がなくなってしまって、離婚。そのときは専業主婦でお金もなくて、家と保育園と職探しを同時にするような状況。不安に押しつぶされそうな日もありました。日中は販売員として店頭に立ち、夜や休日はネット販売を行うなど4つの仕事を掛け持ちして、必死に働き、今はフードコーディネーターとして活動しています。貯金のために休みなく働くなかでも、娘とはピクニックをしたりお菓子作りをするなど二人の時間を大切に過ごしたことも、今となれば幸せな思い出です。
コロナ禍で仕事ができなくなり、娘とYouTubeやってみよう!と話をして、動画制作を始めました。そのときに10年来の友人グループのひとりだった今の夫が、映像関係の仕事をしていて。娘と一緒に相談に乗ってもらったことがきっかけで、お付き合いが始まりました。
娘と彼は親友のような仲になっていて、結婚の半年前くらいに「彼と結婚してもいい?」って聞いたら「3月になったらいいよ」と指定されて。母娘2人だけの生活をしてきたので、気持ちの準備期間が欲しかったみたいで、約束通り、次の春に彼女からOKをもらって入籍。お誕生日のときに「幸せ?」って聞いたら、「うん! ママが笑っているときが一番いい!」と言われて、心から「ありがとう」と思いましたね。
結婚後は、私が感情的になりそうになると、「どうしてそんなに怒ってる?話そう!」と冷静に話を聞いてくれることで、私の感情も徐々に収まっていき、結婚してから一度も大きな喧嘩はしていません。喧嘩はせずに話し合いをすればいいんだって、ようやくしっくりきています。
from partner
結婚、離婚を経験して、娘を一生懸命育てているところを見ていて、その強さに尊敬しかないと思っていました。(彼女の)娘に対してもパパになろうとはせず、とにかく彼女の一番信頼できる身近な存在になろうと決めています。
あわせて読みたい
▶︎【第2子出産・浅見れいなさん】妊娠中に決めていた“準備すること”と“しないこと”とは?
▶︎社長兼カバーモデル申真衣さん「私が不妊治療で重視したこと」【お金連載⑭】
▶︎【最新私服まとめ】2人の女の子ママ・武井咲さん「気分が上がる“甘めおしゃれ”に目覚めました」
撮影/イ・ガンヒョン 取材・文/渡邊里衛 編集/羽城麻子
*VERY2022年10月号「ステップファミリーの先輩に聞く〝持続可能な家族の作り方〟」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。