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“没入感”がたまらない!ミステリー好き・VERYモデルの『偏愛オススメ本』10選

神山まりあさんとおすすめの本

実は趣味=読書、特技=速読という大の本好きなVERYモデル・神山まりあさん。移動中やちょっとした隙間時間にも、本の世界に没入する体験が自分にとってセラピーのひとつにもなっているという彼女が、最近の偏愛的リコメンドを教えてくれました!ぜひ読書の秋の参考に。

号外!まりあ新聞
まりあの読書月間

本を開いて口元にあてる神山まりあさん

本は心の栄養♡ミステリーLOVE
実は大の読書好きな私。Kindleで読んだり紙で読んだりとスタイルは様々だけど、一度読み始めると周りの音が全く聞こえないほど没入し時間を忘れて読み進める感覚がとても好きで、それ自体が自分にとってセラピーのひとつになっていると感じるほどだ。息子がまだ小さかった頃から、お昼寝中、寝かしつけ後自分が寝る前、仕事の移動中…などの隙間で本を読む時間だけは自分のリフレッシュのためにも死守したものだった。そこで今月は、最近読んだオススメの本をご紹介! 「本棚を見られるのは裸を見られるより恥ずかしい」なんて言葉があるけれど、確かにこうしてお勧めのタイトルを羅列してみると偏愛的な読書趣味が露わになり(見ての通り特にミステリー好き♡)、裸とは言わないまでも自分のスマホの中身を大公開される程度にはソワソワする。読了後の充足感はもちろん、『次は何が起こるんだろう』とドキドキしながらページをめくる瞬間、ページを行きつ戻りつしながら伏線を探し直す瞬間、自分の言葉で表せなかった曖昧な気持ちが、プロの表現で言語化され、すっと腹落ちする瞬間。様々に心動かされる瞬間に満ちていて、これだから読書はやめられない。

『魔女と過ごした七日間』
東野圭吾 KADOKAWA

東野圭吾著『魔女と過ごした七日間』

特に好きなのが東野圭吾作品。東野さんの作品はほぼ読破したし、新刊も出るたびに欠かさず読んでいた。伏線の張り方、人物像の細やかな描写、そしてある程度の予想や覚悟をもって挑んでも、毎回それを裏切られる展開。全てが秀逸で私の速読に拍車がかかる。こちらは父親を亡くした少年がその真相を不思議な女の子と共に究明していく物語。現実世界でありえないような、ありえるような能力を使って進んでいくストーリーは、ミステリーを久しぶりに読む方にもおすすめ。東野作品は、これからも永遠!!

『汝、星のごとく』
凪良ゆう 講談社

凪良ゆう著『汝、星のごとく』

瀬戸内の島で出会った2人の高校生の恋愛小説。ただキュンキュンするだけでなく、家庭環境などの事情が複雑に絡み、登場人物の人生が交錯していく物語の運びに心を奪われる。何年にもわたる人生を描いた物語に久しぶりに感動し、また家庭環境が子どもに与える影響の大きさも親として考えさせられた。自分の人生を誰のために生きるのか、恋愛小説に大きなテーマを感じたこの本は映画化されたのも納得の素晴らしい一冊だった。

『星を編む』
凪良ゆう 講談社

凪良ゆう著『星を編む』

『汝、星のごとく』を読んでから読んでほしい一冊。前作の登場人物たちのその後の人生が描かれ、「あのとき、あの人はこんなふうに生きていたんだ」と前作では見えなかった景色を見せてくれる。恋愛はハッピーエンドで終わらない、幸せなとき、そうじゃないとき、波のように変わっていく人生模様が興味深い。『汝、星のごとく』の読後感を、もう一度大事に回収してくれるような一冊。

『方舟』
夕木春央 講談社

夕木春央著『方舟』

はい、めちゃくちゃ鳥肌でした。怖いのにページをめくる手が止まらない。山奥の地下建築にひょんなことで集まった10人が地震で出口が塞がれ、脱出を試みる。しかし全員が助かることはできない。そんな極限状態で起こる殺人事件。限られた時間・空間・メンバーの中で繰り広げられる事件に「犯人は必ずこの中にいる」というドキドキ感がさらに心拍数を上げる。一人ずつを疑いながら読むのもスリリングなのでぜひ下調べゼロで挑んでほしい。読み終わった後も鳥肌がしばらく止まらない。

『十戒』
夕木春央 講談社

夕木春央著『十戒』

「方舟」に衝撃を受け、続けて読了。島を舞台に起きた事件だが、犯人から突きつけられるのは「犯人を探してはいけない」というルール。ミステリーなのに犯人を探してはいけないって…!?と、根本から覆されるルールに驚き。当然こちらは犯人を推理しながら読み進めるが、そうなるともう全ての人物が疑わしいのだ。設定もストーリーもスリリングで、とにかく先を急ぎたくなる。『方舟』にハマった人は迷わずこちらも読んでほしい。

『BUTTER』
柚木麻子 新潮社

柚木麻子著『BUTTER』

とある事件で逮捕された女性と、彼女を取材する女性記者の物語。取材を始めるとなぜか話題に上るのが食べ物、特にバター。そこから「食べること」「女性とは」「美しさ」「欲望」「人にどう見られるか」と話がどんどん広がっていく。サスペンスなのに、読んでいるとお腹が空く不思議な1冊でもある。特にバター醤油ご飯、危険。

『傲慢と善良』
辻村深月 朝日新聞出版

辻村深月著『傲慢と善良』

婚約者が突然失踪した男性が、彼女を探すところから始まる物語。ミステリーとして読み始めるものの、物語が進むにつれ、恋愛観や結婚観、そしてその根底にある人生の価値観にまで話は及ぶ。人はどのような基準で人を「選ぶ」のか。無意識に相手を値踏みしたり、「もっと良い人がいるのでは」と打算したり。きっと誰しも心当たりがあるそんな傲慢さを言語化され、読み続けるうちに自分の感情を丸裸にされたようにハッとする。社会経験を重ねた大人にこそぜひ読んでほしい一冊。

『暗殺』
柴田哲孝 幻冬舎

柴田哲孝著『暗殺』

実際に起きた某事件に着想を得た小説。実在の人物や現実の出来事とフィクションが巧妙に織り交ぜられ、途中から虚実の境界線が分からなくなるその感覚を好きな人にはぜひ勧めたい。でも、あくまでフィクションであるということを忘れずに読んでね。そうでないと、危険!

『正欲』
朝井リョウ 新潮社

朝井リョウ著『正欲』

何とも感想を伝えづらい本。というのも、前情報を入れずに読んでほしい一冊だから。一見全く接点のなさそうな登場人物たちの人生が、読み進めるうちに少しずつ交錯していく。この本から感じるテーマは「普通って、何?」。いろんな人がいてそれでいい、と思ってはいるけれども、結局理解し合える範囲の“いろんな人”しか想像できていなかったのかもしれない…と読み終わった後にしばらく考えさせられた。一度立ち止まって「普通」を疑いたくなる。

『ナルコトラフィコ』
丸山ゴンザレス 講談社

丸山ゴンザレス著『ナルコトラフィコ』

麻薬組織の世界を各地で取材してきた丸山ゴンザレス氏によるノンフィクション。彼がこの世界に足を踏み入れたきっかけと共に明かされる、犯罪組織や密輸ルート、関係者へのインタビュー。怖いもの見たさでつい読み進めてしまう、私のアングラドキュメンタリー好きを刺激してやまない一冊。

Kindleで読書する神山まりあさん
お仕事の合間にKindleでも♡

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ルーシー・カズンズ著の絵本『Hooray for Fish!』
Hooray for Fish!
ルーシー・カズンズ
ディーンがまだ小さかった頃、親子共にお気に入りでボロボロになるまで読み聞かせた本。様々な形や色、模様をした魚たちが登場し、英語に触れる最初の本としてもおすすめ。※私物

まとめ

これを書いているのは8月中旬。夏休みの読書感想文のように、中身を引用しながら詳しく感想を綴りたくなる気持ちをグッとこらえ、ネタバレしないように注意したお勧めの本。読書の秋が到来した今、本の世界に没入してみてほしい。読んだ後に心に浮かぶ感情の積み重ねが、きっと毎日をもっと豊かに彩ってくれるはず!

文・写真・構成/神山まりあ 題字/ディーン 取材/桃井真由 編集/引田沙羅
*VERY2026年10月号「号外まりあ新聞」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
*ご愛読ありがとうございます。本連載はまりあの独断のもと作られています。

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