2021年秋、第3子を出産したVERYモデルで女優の原田夏希さん。今回特別にVERY web独占で、3人目の出産報告と出産体験を話してくださいました。<前回の出産体験記>では第2子の水中出産について語ってくれましたが、3人目も水中出産を選択!その出産の一部始終を振り返っていただきました。
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上2人とも、37週で陣痛。
3人目もやっぱり…
この秋、3人目を出産しました。上から4歳、2歳のちょうど2歳差。私には弟がいるのですが、弟がキャンプなどでいないと寂しくて、3人きょうだいがいいなと思っていたので、自分の子どもで叶えられました。
前回の水中出産にすごく満足したのですが、水中にいれたのはたった2分、水中でもう少し過ごしてみたいと思い、今回も同じクリニックで水中出産を選択。妊娠経過はほぼ順調だったものの、ちょうど8ヶ月の頃、原因不明で出血してしまい1週間入院になった時は、タイミング的に夫や近居の義母にも上2人を預けられず、静岡の実家まで預けにいくなどバタバタでした。退院してからも子どもが2人もいると家でゆっくり…ともいかなかったですが、なんとか正産期の時期まで過ごすことができました。
そしてやってきた37週。上2人とも、37週早々に陣痛がきていたので、今回もそうだろうと助産師さんからも言われていて、実際にその兆候が。夫の実家がクリニックに近かったため、37週に入ってから義実家に滞在させてもらうことに。そうしたらすぐの金曜の夜、みんなでしゃぶしゃぶを食べていると陣痛っぽいものが。でも3回目なので、みんな「まだ大丈夫でしょう」と呑気で。食べられるうちに食べなさい、と陣痛を感じながらしゃぶしゃぶを食べました。子どもたちを寝かしつけてから病院に行こうかとなったのですが、そんな日に限ってなかなか子どもたちが寝なくて。結局寝かせるのがいつもより遅い22時くらいになってしまい、病院に入ったのは0時過ぎでした。
陣痛ってこんな感じだっけ?
3回目でも、覚えてない!
水中出産でも、最初に通されるのは和室。ここで子宮口が開くのを待ちます。3人目ともなれば助産師さんからはベテラン扱いで、とはいえ2年ぶり。「陣痛ってこんな具合だったっけ?」という感じで、「痛いけど、もっと痛かった気もするし…」と、案外忘れていました。いよいよとなってから水中に移動するのですが、それも「自分のタイミングでどうぞ」とお任せされ、ちょっぴり心細かったです。そろそろ動けなくなるかも、となってから水の中に移動。水、といってもお風呂なので、温かく、入ると半身浴状態になって汗がダラダラ。喉が渇いて渇いて、水をたくさん飲みました。なかなか破水しないので、水中で助産師さんがグリグリとお腹を押して、刺激を与えてくれたのですが、それがしんどかった!ひいひいふうふう言って動き回りながら、夫につかまって耐えました。夫は前回、一緒に水中に入ってくれたのですが、びしょ濡れ状態で産後を過ごすことになり、とても寒かったらしく、今回は外での立ち会い。それでもいてくれて本当に助かりました。
なかなか出てこなくて、
心細さがマックスに…
1回目、2回目も超安産、3回目も水中に入ったらすぐに生まれるかと思いきやなかなか出てこない状況にだんだん焦り始める私。夫は「大丈夫、大丈夫」と言っていましたが、本当に??という気持ちでいっぱい。「好きな時にいきんでいいよ」とお医者さんに言われたのですが、お医者さんが産むわけでもないから私がなんとかするしかないんだよな、と思うと突然心細さがマックスになり、「このまま生まれてこなかったらどうするんだろう??」と不安な気持ちでいっぱいになってしまいました。それが、「もういきんでいいよ」と言ってもらえていきんだら、2回くらいで生まれて。あれっ、いきんでよかったの!?、と。好きな時にいきんでと言われたものの、いきみ時がわからずずっと耐えていたんです。ベテラン扱いしてもらっているので遠慮してしまったのですが、素直に「わかりません!」と最初から言えばよかったと反省しました。
撮影したビデオを見返したら、生まれた瞬間は「あーーよかったーー!」とすごく大きな声で言っていました(笑)。特別なことは何もできないけど、3人とも大事に育てようという気持ちが溢れたのをすごく覚えています。
結果、水中にいたのは30分~40分。前回よりは長い時間を水中にいれましたし、痛みに耐えながらでしたが、リラックスしながら出産できたので、水中出産のリベンジが無事できました。
3きょうだい育児、
思っていたより大変!
出産した日は、前回同様、和室にみんなで川の字。上の子たちも一緒に寝られて、特別な1日になりました。
4歳の一番上の子は、お腹が大きくなっている途中から赤ちゃんを楽しみにしていて、下の子も優しく触ってくれます。それでも赤ちゃん返りはありますね。夜中に授乳している時に起きてしまうと、泣き叫んだり抱っこをせがんだり。私も弟が生まれた時、凄絶な赤ちゃん返りをしたらしいんです。おむつ卒業していたのにおむつになったし、弟が投げたおもちゃをどうして私が拾わないといけないの!?と悔しい気持ちは今でも覚えていて。一番上の子も、気丈に振舞っているけど、お姉ちゃんだからがんばらなきゃと気負っていると思います。ストレスやプレッシャーをできるだけ取り除いてあげられるよう、お姉ちゃんとだけお出かけする時間も大切にしています。真ん中の子は真ん中で放置されがちなので、別のケアがいりそうだよねとママ友とも話しています。
夫は相変わらず忙しくワンオペなのですが、2人までの時は正直、そんなに大変じゃなかったんです。3人目もこの延長線上でしょ?と思っていたら、全然違いました!この間も、駐車場まで3分くらいの距離を移動するのでも、辿り着けないかと思って。友達とキャアキャア言っているお姉ちゃんに注意を払いつつ、段差からうまく降りられなくて泣いてる2人目を抱え、ベビーカーを押して…。あれ、手が足りないよって。産後で物忘れも増えているから夫にも色々やって欲しいし、手が3人目でふさがった状態で上の子たちにあれこれ指示するのも大変。我が家の場合、2人育児と3人育児の間には大変さの壁があるなと実感中です…。でも2人目ではなかったのに、街を歩けばみんな「すごいね〜」「えらいね〜」と声をかけてくれることに、励まされたり。1人でもどんな歳の差でも子育ては大変だけど、3人になってさらに、子育てはおもしろくてクリエイティブな仕事なんだなと感じているこの頃です。
取材・文/有馬美穂 写真/嶌原佑矢
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