妊娠後期になるとそろそろ考え始める入院準備。赤ちゃんのものは産院で用意されている場合が多いので、揃えばければいけない一番の“大物”はママの前開きのパジャマではないでしょうか。着心地や機能性はもちろん、面会者に会っても恥ずかしくないお気に入りを見つけたい!選ぶべきポイントとおすすめパジャマを紹介します。
前開きパジャマはなんで必要?
出産のための入院時に検査などで脱ぎ着が多いから
出産時の入院は、お赤ちゃんの様子を見るためにお腹を触ったり装置をつけたりといった検査をすることがほとんど。1日に何回も行われることもあるので、大きなお腹をサッと出せる前開きパジャマが便利です。
産後始まる授乳がしやすい
産後のママは授乳がスタートするので、胸元が開きやすいパジャマは必須。パジャマの布が赤ちゃんの顔にかかったり、ママから胸が見えにくかったりすると手こずることも。産院によっては、助産師さんが丁寧に授乳の方法を教えてくれたりするので、胸をしっかり出せるほうがスムーズです。
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前開きパジャマは何枚必要?
入院時の洗い替えで2~3枚あると安心
出産時の入院はだいたい5日〜1週間。産後しばらくは出血が続き、パジャマが汚れてしまうこともあるので、洗い替え用に2、3枚用意するのが安心です。家族に洗濯を頼めない場合は、院内で洗濯ができるのかどうかなどを確認しておきましょう。
ルームウェアとして着ることもできるからお気に入りを
退院後も約1カ月はおうちでの生活が続きます。また、しばらくはお腹が戻らず、1日に何度も授乳があるので、ルームウェア代わりにパジャマを着る人も多数。入院前から着始めることを考えると、長く愛用できるお気に入りのパジャマを見つけられると気分が上がります。
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前開きパジャマを選ぶポイント
検査も楽ちんなチュニック~ロング丈
入院中の検査はショーツを脱いで行うものもあるので、トップスはお尻が隠れるチュニック〜ロング丈のものが安心。本来チュニック丈でも、大きなお腹で裾が上がりやすくなるので、長さはチェックしてから買いましょう。マタニティ用のパジャマではない場合、ボトム選びは難しいので大きいお腹でも穿けるものを別途用意するのがおすすめです。
半袖や袖口がゆったりしているものなら点滴や採血時もラクちん
入院中は血圧を測ったり、点滴や採血をしたりと腕を出すシーンも多いので、簡単に腕まくりできるトップスが◎。半袖や七分袖、袖口がゆったりしているものを選ぶのがおすすめです。なかには、袖にゴムが入っていて腕まくりしやすいものも。
コットンなど肌に優しい素材が産後の授乳時にも安心
妊娠中は肌の痒みに悩まされる人もいるので、デリケート肌のママや、産後の授乳時に赤ちゃんに触れることを考えて、コットンなどの肌にやさしい素材を選ぶといいでしょう。着心地はもちろん、気分も上がるシルクに投資するのもあり。ポリエステルなどの化学繊維は、シワになりにくく扱いやすいというメリットがあります。
スナップボタンなら夜中の授乳がしやすい
産後は夜中も数時間ごとに授乳が必要となり、いちいちボタンを開けたり閉じたりするのも面倒。考えずに開け閉めできるスナップボタンは、授乳時のストレスを軽減させてくれます。
おすすめの前開きパジャマ10選
無印良品
チームVERYのマタニティパジャマ企画で被り率の高かった無印のワンピースパジャマ。パジャマの語源と言われているインドのクルタを参考にしたストンとした形と二重ガーゼで着心地抜群。長さがあるので1枚で着られますが、足元の冷えが気になる人はレギンスやレッグウォーマーを合わせても◎。二重ガーゼクルタ ¥3,990(無印良品)
UNIQLO(ユニクロ)
上品な風合いのサテンパジャマ。しなやかで心地よく、長時間寝たり座っていててもシワになりにくいレーヨン素材。シャツは普通丈なので、お腹の大きさに合わせて何サイズかアップして選ぶことをおすすめします。サテンパジャマ(半袖)¥1,990(ユニクロ)
GU(ジーユー)
ミントを配合し、保湿加工を施したパイル素材のシャツパジャマは滑らかな肌ざわりでリラックス効果もあり。接触冷感機能糸を使用しているので、触った瞬間ひんやりと感じ、夏の妊婦さんにぴったりです。ミントパジャマワンピース(半袖)¥1,490(GU)
GAP


シンプルなデザインの100%コットンパジャマシャツ。腰くらいの丈ですが、お腹に合わせてサイズアップして、オーバーシャツのように着るのがおすすめ。ボトムはマタニティラインのレギンスを合わせれば、バランスも良くなります。ポプリン パジャマシャツ¥2,900マタニティ フルパネル ポンチレギンス¥6,900(GAP)
gelato pique(ジェラート ピケ)
着心地の良い接結生地として使用したオーガニックコットンのシャツドレスは、袖口にはゴムが入っているので腕まくりに便利。膝下のロング丈で、1枚ではもちろんレギンスやワイドボトムと合わせても素敵に着られます。オーガニックコットン接結シャツドレス¥5,544(ジェラート ピケ)
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ワコールマタニティ
ワコールのマタニティラインのパジャマだけあって、至れり尽せりな機能性。シャツには授乳口があり、袖口はゴム付き。パンツはお腹まですっぽり包む腹巻付きなので、産前から産後まで快適に着られます。マタニティパジャマ¥17,600(ワコール マタニティ)
Priv. Spoons Club(プライベート スプーンズ クラブ)
美しい光沢感で人気のシルクパジャマシリーズ。素材感もさることながら、吸湿性、保湿性、放温性など機能面にも優れていて、1年中快適に過ごせます。セットアップになるパジャマパンツもありますが、大きなお腹でサイズ選びが難しれければ、レギンスなどを合わせても◎。シルクパジャマ ドレス¥26,400(プライベートスプーンズクラブ)
TENERITA(テネリータ)
最高品質のオーガニックコットンの肌触りと、締め付け感を軽減したデザインでリラックスして着られるパジャマ。微光沢の素材にパイピング、絶妙な色も気分が上がる理由。適度な厚みがありオールシーズン使えるところもおすすめです。プレーンジャージレディースワンピース¥20,900(テネリータ)
Greenome(グリーノーム)


数々のモード誌で活躍するスタイリストの古田千晶さんが、2度の妊娠、出産、子育てを通して考え描いた「家族の姿」を表現したライフスタイルブランド「greenome(グリーノーム)」のマタニティパジャマ。サスティナブルコットン使用の3重ガーゼ素材は、軽さと保温性、通気性、吸水性に優れています。シャツとセットで着られるパンツはマタニティタイプもあり。ワンピースドレス¥25,520マタニティパンツ¥14,520(グリーノーム)
nanadecor(ナナデェコール)
オーガニックコットンのやわらかな肌触りと、小花のような模様が点々と入っていることによる通気性の良さが特徴。顔まわりを華やかに見せるレースやアンティーク風の色味がドラマティックで、絞ってナイトドレスとして着たり、ガウンとして羽織ったり、産後も大切に着続けたくなる1着。同シリーズのパンツやレギンスを合わせるのもおすすめ。Nスズランギャザードレス¥24,200 (ナナデコール)
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まとめ
入院近くなると準備が必要と言われる前開きのマタニティパジャマは、実は産後もルームウェアとして使う人が多いアイテム。赤ちゃんを見に親戚や友だちが遊びに来た時に着ることもあるから、お気に入りのパジャマを見つけて快適なママライフのスタートを切ってください。
取材・文/井上さや
よくある質問
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入院時前開きパジャマは何枚必要?
入院期間は一週間程度ですが、洗い変え用に2、3枚用意しておくと安心。家族に洗濯を頼めない場合は、院内で洗濯が可能か確認しておくとよいでしょう。
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パジャマは何の素材が一番いい?
産後、赤ちゃんに触れることも考えて、素材はコットンなど肌に優しいものを選ぶといいでしょう。
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前開きパジャマを選ぶポイントは?
チュニック~ロング丈のもので、袖口がゆったりしているものだと検査や点滴、採血時もラクちんです。また、スナップボタンのものは夜中の授乳がしやすいのでおすすめ。