新生活の準備に追われていたらあっという間に4月。GWや連休に向けて旅行の計画も立てておきたいところ。海外ももちろんいいけれど、ここ数年で国内旅行の良さを改めて感じた人も少なくないはず。そこで、今回は大人も満足、子どももワクワク、おいしいもの盛りだくさんの広島の旅レポート！

親子で話し合うきっかけに。
広島の歴史から旅をスタート

まず訪れたのは原爆ドーム。わずか78年前に自分が立っている場所に原爆が投下されたということを学ぶのはとても貴重な体験。原爆ドームを見て、原爆資料館を見学し、平和記念公園で手を合わせ、そこで学び感じたことを親子で話すのは子どもだけでなく親にとっても学びがあるはず。原爆資料館は刺激が強い場合もあるので、子どものの年齢を考えながら行くといいかもしれません。

瀬戸内の新鮮な魚や比婆牛を
コースで堪能できるイタリアンへ！

普段子連れだとサクッと食べることが多くなってしまいがちですが、旅だからこそ食事の時間もゆっくりとりたい。広島で人気の「イタリア料理 イプシロン」は、本場で修行したシェフによる瀬戸内の食材を使ったメニューが魅力。こぢんまりとした佇まいで、一日に2、3組しか受け付けていないので、お友達家族と行けば気兼ねなく美味しいコースをいただけます。瀬戸内の魚を使ったポワレや比婆牛から取ったスープなど地元の材料で作った料理は、また来たい！と思わせてくれるはず。

宮島観光は
実は子どもとの旅行にピッタリ

実は、厳島神社のある宮島は子どもとのお散歩コースに最適なんです。満ち引きによって見え方が変わることを話しながら厳島神社を拝観。船に乗って大鳥居を間近に観ることもできるのも小さな子にとっては楽しいイベントです。さらに厳島神社の背後にある弥山を上がっていくロープウェイもあり、2つのロープウェイを乗り継ぐと美しい景色を一望できます。山頂の獅子岩駅からトレッキングのような道を進むと三鬼堂や霊火堂（えずの火）があるのでぜひ行ってみて。大人気の揚げもみじ饅頭もココで堪能できます。

そしてやっぱり食べておきたいのが瀬戸内のお魚を使ったお鮨。広島では有名な「あじろや本店」ならテーブル席もあるので子連れでも安心。運が良ければ景色が見えるカウンター席でいただけちゃうかも（要予約）。この日は広島県産の寒平目や山口県産の太刀魚など瀬戸内さかなを堪能しました。

1泊2日でも十分楽しめるので気軽に訪れたい広島。おいしいものも世界文化遺産も日本の歴史も学べる旅で親子ともども大満足な思い出になるはず。ライター・高橋は家族旅でも、友人との女子旅でも２度も訪れたほど広島は魅力のある街なのです。次の旅の候補にいかがですか？

撮影・取材・文／高橋志津奈