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私の「子育て本」本好きママモデル・識者・経営者の選んだ一冊は?【後編】

推薦者・坂本美雨さん
『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』古泉智浩 / 『がんこちゃん』萩岩睦美

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(右)子どもがほしい――6年間の不妊治療のどん底で見つけた希望の光。里親研修を受け、赤ちゃんを預かった著者が瑞々しくも正直に綴る子育てエッセイ。¥1,200(イースト・プレス) / (左)愛に満ちた家族に囲まれ、情熱的で思いやりにあふれたおしゃまな女の子・がんこちゃんが巻き起こす、笑って泣ける読切り漫画。¥410(集英社)※現在はデジタル版で発売中。

“いろんな「親のあり方」を知り、親になることの意味を改めて考えています”

紹介する2冊の本は、〝親〟になるとはどういうことかを考えるきっかけをくれました。友人が、子育て中に励みになったと贈ってくれた漫画が『がんこちゃん』シリーズ。破天荒で感情豊かでまっすぐな女の子と、それに翻弄される家族の物語です。社会では〝しょうがないこと〟で済まされることにもがんこちゃんは立ち向かい、毎回いろんな事件を巻き起こすのですが、その時のお母さんの向き合い方に都度学ばされます。娘のいいところをひたすらに受け入れて、認める。それが社会的にどうであれ、彼女のことを信じる。私も母としてこうありたい、と思えました。4歳になる娘がどう受け取っているかはわかりませんが、もしどんなに状況的に彼女が悪いとわかっていても、わずかな言い分を聞いてちゃんと向き合うようになりました。

もう1冊は夫が見つけた『うちの子になりなよ』という本。6年間の不妊治療の末に、赤ちゃんを里親として受け入れることから始まる里親日記です。たとえ血の繋がりがなくても育てる過程は同じで、本当の親子になれる。産んだ・産まないではなく、深い関係を築いていける。一人の人間として娘との繋がりを築こうと思いました。里親になるのはハードルが高いと思われるかもしれませんが、〝養育里親〟という制度を知るとぐっと身近に感じられます。そして周りに里親家庭があれば、近くの家族や街がサポートしていく、〝社会で子どもを育てる〟ことが当たり前になればいいな、と思いました。

坂本美雨

アーティスト。音楽家である両親とともに渡米、ニューヨークで育つ。自身もアーティストとして活躍する傍ら、動物愛護活動をライフワークとし、大の愛猫家でもある。長女は4歳。

撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・原文/藤井そのこ 編集/湯本紘子

*VERY2019年9月号「検索では見つからない答えがあるから 「母になる」私を助けてくれた一冊。より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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