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私の「子育て本」本好きママモデル・識者・経営者の選んだ一冊は?【後編】

SNSでなんでも知ることのできる現代ですが、子育てに悩んだ時にはやっぱり本を手に取りたいもの。検索では見つけることのできない新たな視点や元気をもらえる言葉に、きっと出会えるはずです。この記事では子育て中に何度も本に救われてきたと語る7人の推薦者に、「母になる」自分を助けてくれた本を紹介してもらいます。

前編はこちら
私の「子育て本」本好きママモデル・識者・経営者の選んだ一冊は?【前編】

推薦者・新井紀子さん
『はやねはやおき四回食 -幼児の食生活と料理230種』婦人之友社育児ライブラリー / 『私たちの選んだ子どもの本』東京子ども図書館

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(右)心身ともに成長、発育の著しい幼児期の子どもに最も適した食生活のリズムが、3度の食事と1度のおやつの4回食。材料別料理とおやつ230種を紹介。¥1,300(婦人之友社) / (左) 本書はすでに絶版。現在これに代わるリストとして『今、この本を子どもの手に』と『よみきかせのきほん』(東京子ども図書館)を刊行。後者は絵本304冊を年齢別に選び、紹介。(私物)

“子どもの成長とともに生まれる悩み。本からヒントを得て、工夫してきました”

娘が7カ月になり保育園へ入った頃、保育園で次々に感染症をもらってきて、預けているのか病気をもらいにいっているのかわからない状態でした。その時に、生活リズムを立て直そうと手に取ったのが『はやねはやおき四回食―幼児の食生活と料理230種』です。子どもの「体を動かしたい」「お腹が減った」「排泄したい」「眠い」という欲求を観察し、そのリズムを崩さないようにすると、スムーズに子育てができるというもの。これを実践し、土日も保育園と同じリズムで昼寝や食事をしたほうが、その後の一週間が楽だと気づきました。
そして少し時が経ち、娘が1歳になり言葉が出るようになった頃、今度はどんな絵本をどんなタイミングで選べばいいかわからず、『私たちの選んだ子どもの本』を手に取りました。長年子どもの本を集め、読み聞かせ活動を続けるなかで、子どもたちに支持されている絵本から児童書までを選りすぐって紹介しているので信頼できると思ったのです。
親が自分で選ぼうとすると、つい「ためになるいい話」を選びがち。でも、娘が何度も読んでほしがったのは、この本でも紹介されていた『おだんごぱん』や『プンク マインチャ』、小学校低学年になると『イギリスとアイルランドの昔話』『チョコレート工場の秘密』など、大人の価値観では測れない子ども独特の世界の話でした。その後、娘は大変本好きの少女に育ち、この本に出会えたことに感謝しています。

新井紀子

数学者。国立情報学研究所 社会共有知研究センター長・教授、一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」のディレクターを務める。近著に『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)がある。

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