日々の食卓に、〝+一品〟でも多く並べられたら自分を褒めてあげたい。シンプルでおいしい料理を生み出し続ける料理家・長谷川あかりさんに、たった1行で完成する副菜レシピを提案していただきました。
こちらの記事も読まれています
❝工程は極力シンプルに!
でも、手間をかけた〝気分〟を
味わってもらえたら嬉しい❞
「食材の旨みやコクを素直に生かし、調味料で酸味や辛みを、薬味などで香りをのせることで立体的な味に。〝手間はかけたくないけれど、かけた気分になれる〟、自己肯定感UPレシピです」
料理家・管理栄養士
長谷川あかりさん
1996年生まれ。2022年春よりTwitterで始めたレシピの投稿が注目を集め、今やフォロワーは24万人に。同年11月には、自身初のレシピ本『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)を発行。
定番食材も〝味付けの妙〟で
洒落た一品に!
5分で作れるから晩酌前の一品にも
はんぺんとモッツァレラチーズの
わさび醬油がけ
ボウルは使わず、器に直接ちぎってOK。はんぺんとモッツァレラチーズを、交互にちぎると良いバランスに。ふんわり軽いけれど、食べ応えは抜群。
\材料はこれだけ!/
◉材料〈2人分〉
はんぺん…1/2枚(70g)
モッツァレラチーズ…1/2個(50g)
わさび…適量
醬油…適量
きざみ海苔…適量
大葉…5枚
◉つくり方
はんぺんとモッツァレラを一口大にちぎり、わさび醬油をかけたら薬味をトッピング。
仕上げの黒胡椒が味の奥行きに一役
油揚げのナンプラー煮
油揚げの油抜きは不要。むしろ油のマイルドさが、ナンプラー独特の香りを和らげてくれ、子どもでも食べられる味に。白ごはんにも合い、お酒のつまみにもなる懐の深い一品。
\材料はこれだけ!/
◉材料〈作りやすい分量〉
油揚げ…2枚
A |
水…100ml
ナンプラー…大さじ1 みりん…大さじ1 |
黒胡椒…適量
◉つくり方
油揚げとAを中火でひと煮立ちさせて火を止め、5分放置したら仕上げに黒胡椒をふる。
ごはんが進む、大人の甘辛ナムル
ゆで卵のピリ辛たらこナムル
そのままでも美味しいゆで卵ですが、甘辛くナムルにするだけで箸が進む立派なおかずに。コチュジャンは調味料の中でもとくに、味に深みを出せる優秀なアイテムです。
\材料はこれだけ!/
◉材料〈2人分〉
卵…2個
A |
たらこ(皮をとって身をほぐしたもの)…15g
コチュジャン…小さじ1 酢…小さじ1 ごま油…小さじ1/2 薄口醬油…小さじ1/2 |
小ネギ…適量
◉つくり方
冷蔵庫から取り出して水から11分ゆでた卵を4等分し、Aと和えて小ネギをあしらう。
ディップにも! わかめの洋風アレンジ
豆腐とわかめの洋風白和え
和食の定番食材・わかめ、実はクリームチーズと好相性。クリームチーズがなめらかに広がり、食感が少し残るくらいが完成の目安です。ディップとしてパンにのせても美味!
\材料はこれだけ!/
◉材料〈2人分〉
乾燥わかめ…3g(水で戻しておく)
A |
豆腐…1/4丁(75g)
クリームチーズ…15g 薄口醬油…小さじ1/2 オリーブオイル…小さじ1/2 塩…小さじ1/4 おろしにんにく…小さじ1/8 |
◉つくり方
Aの白和えの材料をなめらかになるまで混ぜ、水気を切ったわかめと和える。
撮影/須藤敬一 スタイリング/竹中紘子 料理/長谷川あかり 取材・文/藤井そのこ 編集/太田彩子
*VERY2023年7月号「頑張らない日の副菜1行レシピ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。