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【お正月テーブルコーデ】“お重なし”で盛り上げる色食器の使い方に注目!

食材に色が多い、使う器が多いなど、センス良くアレンジするのが悩ましいお正月の食卓。伝統的な器を使ったアレンジから、モダンな白、木のぬくもりを感じるアレンジまで5者5様のお正月コーデを参考に、新年の食卓を晴れやかに彩って。今回は、フードディレクター・林綾子さんのテーブルコーデをご紹介します。

華やかな絵付けや塗りの器を合わせて
古き良きお正月らしい上質な空間に

フードディレクター
林 綾子さんのお正月は

実家の習わしで、お節料理はたくさん作り個別に保存。時にはお重にも詰めますが、基本は少しずつ盛りつけるワンプレートスタイルです。スタイリングは、伝統的なお正月らしい雰囲気を大切に。日本らしい華やかな色の器を使い、お重を使わずとも晴れやかでおめでたい空気感が演出できるようにと考えます。毎年お正月が近づくと染料や松を多めに購入して、テーブルアレンジからしめ縄、自己流の生け花にして飾ります。何気なく机に置くだけでも、お正月らしさをぐっと感じます。

伊万里焼はそれだけで

お正月らしい雰囲気に

祖母から受け継いだ、江戸後期の由緒ある伊万里焼。趣あるレトロな佇まいで、きらびやかな一皿。

箸置きにも縁起物を

白貝の箸置きは、「てふ」で新調。遊び心ある小物使いが、テーブルのアクセントに。

お菓子はハレノヒの落雁で

うさぎや梅をかたどったお正月らしい落雁は雪の庭のもの。縁起の良い砂糖菓子とともに、お抹茶をいただきます。

色物の小皿をアクセントに

「Awabi ware」のブルー小皿に、祖母から受け継いだ小皿、ハレの日にピッタリの梅モチーフの小皿も合わせて。


買ってきたしめ縄は、飾りを解いて輪っかの部分だけ使用。松や染料で自分流に追加してボリュームアップします。お花はお重を花器にして生けるのが私のお正月スタイル。

料理家 川上ミホさんから受け継いだ大切な器をメイン皿に。夫婦2人で過ごすお正月は、食べ切れる分のお節料理を少しずつ。

フードディレクター
林 綾子さん

【 profile 】
管理栄養士の祖母、料理研究家の母の元に生まれ、小さい頃から食に囲まれた環境で育つ。商品開発、CMや雑誌のフードスタイリングなどのディレクションを行う。現在は第一子妊娠中で、間もなくご出産予定。

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撮影/三村健二 取材・文/黒崎梨緒 編集/磯野文子
*VERY2022年1月号「素敵なあの人の「お正月テーブルコーデ」を拝見!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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