ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる!」㉟
インスタフォロワー数が78万を超える仲良し夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。
第35回目は、お正月に実家に帰省するときの持ち寄り手料理についてのお悩み。このレシピを知っておけば、お正月料理に飽きてきたときの献立や、お友達のおうちで開催されるポットラックパーティーなど、いろいろなシーンで使える万能レシピです!手料理を運ぶときは、形崩れや液ダレなんかも気になりますが、そのあたりも一挙に解決してくれる、最高の持ち寄り手料理ですので是非作ってみてくださいね。
<今月のお悩み>
実家で過ごすお正月
おせちを邪魔せず
みんなに喜ばれる
持ち寄り手料理が知りたい!
今年は2年ぶりに夫の実家で過ごすお正月になりそうです。実家でおせちは用意してくれるので、私はちょっと違った手料理か、お菓子を持っていけたらなと思うのですが、ちょっとだけお正月らしくって、お義母さんのおせちを邪魔しない、適度な持ち寄り手料理があったら教えてください。(37歳・8歳と6歳男の子ママ)
<今回の解決レシピ>
フライパンでお手軽!
持ち寄り手料理に最適な
しっとり柔らか“煮豚”
【材料(2人分)】
豚もも肉(ブロック)…300g
長ネギ…1本
油…大さじ1/2
塩・こしょう…各少々
からし…お好みで適量
水…50ml
【A】
しょうゆ…大さじ3
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
すりおろししょうが…小さじ1
【作り方】
①豚肉は塩・こしょうを振る。ジッパー付き保存袋に豚肉、【A】を入れ、空気を抜いて半日おき、途中上下を返しながら味をなじませる。
②長ネギは白い部分と青い部分に分け、白い部分は白髪ネギにする。
③フライパンに油を熱して豚肉のみを入れ、全面焼き色がつくまで中火で焼く。
➃水、長ネギの青い部分を加え、ひと煮立ちしたらふたをして弱火で20分蒸す。その後ふたをしたまま放置する。
⑤粗熱がとれたら一口大に切り、汁を煮詰めてたれをかける。白髪ネギ、お好みでからしを添える。
【POINT】
やわらかく仕上がった煮豚は幅広い年代に喜んでもらえる一品。今回のレシピなら鍋でじっくり煮なくても、お肉を調味料につけて、フライパンで焼いて蒸し上げるだけだから手軽にできます。余ったらチャーハンの具材などにするのもおすすめですよ。
<解決するのは・・・>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方!仲良し夫婦の掛け合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
今までに4冊のレシピ本を発行したぐっち夫婦。今回の煮豚は1冊目の「遅く帰った日の晩ごはん」にも掲載されている、Tatsuyaさんの「俺の本気の焼き豚」の時短バージョン!
お二人も、帰省や友人宅に行く時の手土産にされたり、キャンプに行く時にも持参して、炭火で温めて食べたりされるそうです。煮卵を一緒に作って焼き豚丼にしたり、チャーハンにしたり、麺に添えたりと、アレンジも幅広く、紹介されているので、是非もっと知りたいと思ったら、「遅く帰った日の晩ごはん」もチェックしてみてくださいね。
<今回のゆるっとアンサー>
お肉に下味をつけておけば
煮豚が時短でできちゃいます!
アレンジがきくのも
良いところですよね!
妻:今年のお正月は久しぶりに家族で過ごすという方も多そうだね。
夫:そんなときに持っていく料理…やっぱりお肉が喜ばれるよね!
妻:煮豚ならおせち料理のアクセントにもなるし、ちょっと豪華でいいよね。
夫:おつまみにもなるしね!
妻:余ったらチャーハンの具材にしてもいいね。今回の煮豚は長時間煮なくても蒸し上げるだけで手軽にできるよ。
<ライター・ワタナベが作ってみた!>
煮豚って硬くなってしまったり、逆に中までしっかり火が入っている心配になったり、切ってみるまで心配が尽きず、うまくできるか不安でした。ですが、今回はしっとり柔らかく完成しました!
最初の下味は冷蔵庫がやってくれるし、20分弱火で蒸す工程も、コンロのタイマー機能に任せて、向き合ったのは焼く工程ぐらい。あとはほぼ放置で完成するのがありがたすぎます。私はクリスマスのポットラックパーティーも、お正月もこれにすることに決めました!
(翌日は子どもたちも大好きなチャーハンにしたのは言うまでもありません。)
この企画を担当しているライター・ワタナベは6歳女の子・4歳と0歳の男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、5人暮らし。
湘南のお正月は、初詣ならぬ、初日の出が名物。海で初日の出を見る人で内陸から海へ続く道がいっぱいになります。江の島方面に昇る日の出が、正面の富士山を照らして「わぁ!」と歓声が上がります。
思わず息をのんで手を合わせたくなる景色に、平和や願い事を祈念してしまいます。そして翌日は家族で海沿いの道で駅伝を応援します。幼い子どもたちも、次第に大人たちの高揚感に目が覚めてはしゃぎだします。昨年はコロナで叶いませんでしたが、今年はまたこんな平和なお正月が過ごせることを願っています。
取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明
‣こちらもチェック!